2019年04月25日 更新

漂白剤で衣類のしつこい汚れもまっさらに。種類別の使い方を解説

酸素系の粉末と液体の漂白剤、塩素系の漂白剤の計3種類ある漂白剤について、どれを使ったらいいのか、使用する際の注意点など、漂白剤の基本を解説します。デートや友達同士の遠出など、おしゃれをして外出することが増える大学生にとって洋服のシミや汚れは悩みの種。一人暮らしを始めたばかりだと洗濯方法も不慣れで「お気に入りの洋服の汚れがどうしても落ちない」と困ることもあるでしょう。ぜひ本記事を参考にしてください。

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漂白剤の種類

漂白剤は、繊維の奥まで入り込んだ食べ物の色素や皮脂などを分解して取れやすくする作用があるものです。例えば、紅茶やコーヒー、ミートソース、カレーなどでできたシミは漂白剤を使用することで取れる可能性があります。

漂白剤は酸素系と塩素系の2つに分かれ、さらに酸素系漂白剤には液体タイプと粉末タイプがあります。しつこい汚れを落としたいと思ったら、まずはどの漂白剤を使えばいいのかを確認しましょう。

酸素系漂白剤

粉末タイプ
酸素系漂白剤の粉末タイプは過炭酸ナトリウムが主な成分で、液体と比べて除菌や漂白する力が高く、油汚れなどの掃除にも使えます。汚れのこびりつきが酷いものを落としたいときは、漂白力が強い粉末タイプがおすすめです。黄ばみや食べ物のシミ、黒ずみなどを落とすことができます。

アルカリ性であるため、アルカリに弱い素材である動物の皮やフェザー、絹などを含む動物繊維のデリケートな素材の衣類には向きません。

液体タイプ
液体タイプの酸素系漂白剤は過酸化水素が主な成分です。衣類の生乾きの臭いを低減した洗いや、日々の洗濯での黒ずみ等を軽減したい場合は液体タイプを普段の洗濯から取り入れるのがおすすめです。

襟などの皮脂がべったりつく所や、黄ばみやシミ、色物や柄物のくすみを鮮明にしたいときにもおすすめ。動物の毛や絹などのデリケートな素材の衣類にも使うことができます。
ただ、粉末と違って油汚れを落とす力はありません。素材を痛めることが心配であれば、まずは液体タイプの酸素系漂白剤を使用しましょう。
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塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は、次亜塩素酸ナトリウムが主な成分です。食器の漂白に使われることが多いです。

漂白力が強く、衣服の色柄を脱色してしまうため、衣類へ使用することを推奨されていません。さらに、強アルカリ性であるため、動物の毛や絹などデリケートな素材で作られている衣類を傷める恐れがあり、使える範囲が限られます。
真っ白いタオルや雑巾などの除菌などには向いていますが、衣類にとって塩素系はデメリットが大きいため、塩素系の取り扱いはあまりおすすめしません。使うならワンポイントやネームのないワイシャツなど無地の白系衣類です。

また、塩素系は他のものと混ぜてなりません。混ぜていなくても、念のため部屋を換気して使うことをおすすめします。

酸素系漂白剤(粉末)の使い方と注意点

粉末タイプの酸素系漂白剤は基本的につけ置き洗いで使用します。独特の臭いを発するため、漂白するときは部屋を換気しておきましょう。

【使用法】
①まず漂白剤の粉を40度程度のぬるま湯に溶かします。
②衣類をつけ置きして30分程度放置。
③その後、洗濯機で一緒に洗うか、水ですすぎ洗いをしましょう。

【注意点】
酸素系漂白剤は水温が温度が高くなると漂白力も増しますが、50度以上になるとやけどや洗濯機の配管を破損させる危険性もあるので、注意しましょう。温度で漂白力が変わりますので、色柄ものに使うときも、水温に注意して使用するのがおすすめです。
つけ置きの時間が長かったり、金属がついていたりすると、衣類を傷める原因にもなります。

また、アルカリ性のため、手荒れなどを引き起こす可能性があります。手が荒れやすい方はゴム手袋を使うことをおすすめします。
▼粉末酸素系漂白剤のより詳しい使用法はこちら
酸素系漂白剤(粉末)ってどんな汚れに効くの?使い方の注意点は?


酸素系漂白剤(液体)の使い方と注意点

液体タイプは、通常の洗濯のときに洗剤と併用して使うとよいでしょう。部分的につけ置き洗いすると、汚れの種類によっては効率的に汚れを落とせます。

【使用法】
①キャップに液体の漂白剤を取り、漂白したい部分に塗り込みます。
②30分程度放置した後、水ですすぐか洗濯機で洗います。

【注意点】
衣類全体を漂白したい場合は洗濯機に衣類用の通常の洗剤と液体漂白剤の両方を投入して、洗濯するとよいでしょう。こちらも40度程度に調整するとより洗浄効果を発揮してくれます。
酸素系漂白剤の液体タイプを使用するときは、手や肌に液体が付着しないように気をつけましょう。


塩素系漂白剤の使い方と注意点

塩素成分が強いため必ず換気し、ゴム手袋をはめたり不要な衣服を着たりなど、漂白剤が付着しないように準備してから漂白を始めてください。

【使用法①~つけ置き洗い~】
①つけ置きの場合は容器にぬるま湯と衣類を入れ、塩素系の漂白剤を入れます。
②30分ほどつけ置いたら、すすぎ洗いをします。

【使用法②~洗濯機洗い~】
①衣類を洗濯機内に入れ、水を張っておきます。
②衣類用の通常洗剤と漂白剤を投入して洗濯します。

【注意点】
塩素系漂白剤は漂白力が高いため、動物の毛や絹はもちろん、ナイロン、アセテート、ポリウレタンなどの素材でできた衣類に使用するのはやめましょう。
また、衣類のタグに塩素漂白ができない表示がある場合も同様です。


まとめ

通常の洗濯で落ちない汚れも、漂白剤を使えばキレイに落ちる可能性があります。
衣類ケースやタンスの中に汚れた服があれば、一度自宅で漂白に挑戦してみてはいかがでしょうか。
監修:神崎健輔
クリーニング師
実家がクリーニング店でもあったので小さな頃から洗濯を手伝い、クリーニング師の資格を取得して洗濯の知識をとことん勉強。 現在は、白洋社クリーニングと宅配クリーニングネクシーという二つのクリーニングカンパニーに所属。 「洗濯ハカセ」を名乗り、日々ストイックに「もっと洗濯がキレイに楽にできる方法」を研究しなが培った知識をブログで発信中。 ら家庭での洗濯が上手になる方法や、クリーニングいらずの洗濯術などを公開しながら、テレビ、雑誌、ラジオとたくさんのメディアでも活躍中

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