2019年09月04日 更新

羽毛布団を洗濯する3つの方法! 自宅やコインランドリーで洗うときのポイント

一人暮らしをすると「そもそも布団は洗っていいもの?」「洗う頻度や保管方法はどうするの?」と疑問に思うこともありますよね。羽毛布団には洗濯できる素材や洗濯表記があり、洗濯方法も自宅でできるものからコインランドリーや宅配クリーニングなど、さまざまです。今回は羽毛布団にスポットを当てて、洗濯の手順や保管方法、自宅洗いするときの注意点などをお掃除コンサルタントが解説します。

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軽くて暖かい羽毛布団。中には1万円以下という商品もあり、一人暮らしでも多くの方に愛用されています。寒い季節には、毎日欠かせないという方も多いでしょう。しかしこの羽毛布団、日々のお手入れや洗濯、シーズンオフの保管はどうすれば…?知らずに扱っていることも多い羽毛布団の疑問について、解決していきましょう。

羽毛布団は洗濯していいの?

そもそも羽毛布団は、洗濯してもよいのでしょうか? これには賛成・反対両方の意見がありますが、どちらにしても頻繁に洗濯するものではありません。
羽毛には、それ自体に吸湿と放湿という両方の性質があります。そのため、普段のお手入れとしては布団カバーを使用すること。そしてカバーをこまめに取り替えれば、布団本体まで洗濯する必要はありません。また月1~2回程度、カバーをしたままで片面1時間ずつ天日干ししておきましょう。そうすれば湿気が取れるため、普段使いにはまったく問題ありません。

羽毛布団を洗濯するメリット

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羽毛布団を洗濯する理由

布団の見た目に汚れがなくても、中身の羽毛はというと

  • 寝ている間に出た汗の塩分や皮脂、埃やチリの蓄積
  • ダニやカビの繁殖

があります。

これが、羽毛布団がへたってきたと感じる原因のひとつ。保温性の鍵を握るふわふわのダウンボールに汚れがコーティングされると、ふんわり膨らんでいた羽枝が次第にくっつき、膨らみを失ってしまいます。そんなときには、羽毛布団を洗濯することで機能低下を解消し、汚れやダニ・カビの繁殖を防ぐことができます。

羽毛布団の洗濯頻度はどのくらい?

「毎日使うものだから、こまめにクリーニングしたい」と思う方がいらっしゃるかもしれません。しかし羽毛布団のクリーニングには、羽毛や布団生地を傷めるというデメリットもあります。

クリーニングの頻度

羽毛布団に使われる水鳥の羽は動物性由来の素材なので、油脂質分が含まれています。この羽で羽毛布団をつくる際には、余分な油分を洗浄して除去。ただし吸湿・発散性や羽枝の保護のために、わずかな油分は残して仕上げます。クリーニングでこの油分まで取ってしまうとダウンボールがつぶれ、布団がへたってしまうことに。また、羽毛布団の側生地の織が洗濯・乾燥を繰り返して弱くなると、羽毛が抜ける原因になります。日頃のケアをマメにしておいて、本体のクリーニングは 3年〜5年に1度くらいにしておく方が、長い間使えるでしょう。

羽毛布団の保管方法

次に考えたいのが、シーズンオフの羽毛布団の保管方法。何より大事なのは、湿気をきちんと取ることと通気性よく保管することです。保管する前には、普段の手入れと同じように天気の良い日中に片面1時間ずつ、しっかりと干しましょう。保管するときの通気性にも気をつけて。布団を購入した際に入っていた通気性のよい不職布のバッグに入れて、ファスナーを少し開けて保管しておくとよいでしょう。
収納をコンパクトにするため、圧縮袋を使う人もいらっしゃるかもしれません。しかし圧縮袋は羽毛を潰してしまう可能性があるため、なるべく圧縮袋の使用は避けた方が無難です。専用バッグがない場合は、大ぶりの風呂敷などに包んで保管しましょう。きちんと風を通して保管することで、次のシーズンにもふんわりとした羽毛布団を使うことができます。

羽毛布団の洗濯方法

羽毛布団の洗濯はプロじゃないとできない。そう思っていませんか?もちろんプロにお願いすれば安心です。しかしやり方さえ間違えなければ、自宅での洗濯も可能。ここで、手軽にできる洗濯方法を3つご紹介します。

1)自宅で洗濯

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羽毛布団には、「家庭での洗濯はできません」と「石油系溶剤を使用します」という洗濯マークがついているものが多いでしょう。しかし、羽毛も側生地の素材も水洗いができます。そのため、基本的には自宅で洗濯しても問題はありません。
ただし種類によって洗濯しやすいもの、しにくいものがあります。洗濯しやすいのは、布団の表裏が四角く縫われたキルティング加工されたもの。キルティング加工されていないものだと、中の羽毛が偏ってしまうので、家庭での洗濯には不向きかもしれません。また、洗濯するときは必ず洗濯ネットに入れて、布団洗い専用の洗剤またはおしゃれ着用の中性洗剤を使ってやさしく洗いましょう。洗濯ネットに入れときは、縦に細長く3つ折りした後、布団の空気を抜くように押しながらくるくると巻いてコンパクトします。
自宅でも可能な羽毛布団の洗濯。ただし、ここでも大切なのは羽毛布団には湿気が禁物だということです。自宅で洗濯したためにカビや悪臭が発生してしまったという失敗は、乾燥不足が原因。例えば羽毛が1kg以上入っているような羽毛布団の場合、自宅での洗濯だと完全に乾燥させることは難しいでしょう。乾燥機付きの洗濯機がない場合は、脱水まで自宅で済ませた後、コインランドリーで高温乾燥させると安心です。
また、乾燥機にかけたあとに天日干しまですれば完璧!自宅で洗濯するのであれば、よく晴れた日を選び、完全に乾かすことを心がけましょう。

2)コインランドリーで洗濯

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コインランドリーを使う場合も、自宅での洗濯と注意点は同じ。キルティング加工されているものをコンパクトにたたみ丸めて、洗濯ネットに入れて準備します。使うのは大型の乾燥機付き洗濯機。布団がシングルサイズならば10〜12kgサイズの洗濯機、ダブルサイズであれば15〜17kgサイズが目安です。羽毛がよれないように、羽毛布団を入れたときの容量がジャストサイズに近い洗濯機を選ぶとよいでしょう。
ランドリーの乾燥機を利用すれば、高温乾燥とともにダニを死滅させられます。さらにタンブリング(回転)で死骸や糞をはたき落とす効果もあり、一石二鳥です。

3)宅配クリーニングに依頼

自宅で洗濯すると、完全に乾燥できるかが心配。コインランドリーが近くにないと持ち運びが面倒ですし、仕上がりまで待たなければいけない時間ももったいない…。その点、楽なのは宅配クリーニングです。宅配クリーニングは、プロの手で清潔にふんわりと仕上げてくれます。最近では費用もかなり安くなっています。とはいえ、羽毛布団1枚だけで注文すると割高に。できれば、他の布団や来客用布団などと合わせて注文しましょう。3枚まとめて利用すれば、1枚あたり5,000円以下でクリーニングしてもらえるところも。自分だけでなく、仲のいい友だちと一緒にまとめて出すという手もありますね。
また、宅配クリーニングには保管サービスもあります。保管サービスを利用すれば、羽毛布団の収納スペースも不要なので部屋もスッキリ!賢く利用しましょう。

まとめ

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冬の夜をやさしく包んでくれる羽毛布団。最近では安価なものもあり、手に入りやすくなりました。しかし、羽毛布団は使い捨てのように買い換えるのではなく、長年使うもの。日頃のコマメな手入れの他、適切なクリーニングと保管方法で、いつも気持ちよくふんわりした状態を保ちましょう。
監修:土屋政子
掃除や洗濯等、クリーン分野を専門とする掃除コンサルタント。掃除・洗濯等を通じて人々の心身の健康や開運、節約、自己実現に貢献できればという思いから、清掃会社の顧問を務める。掃除・洗濯を無理なく時短で行える方法を日々探究・実践。最近は、曜日毎や自分のスケジュール毎で重点的に掃除・洗濯するポイントを決めて無理せずに綺麗な空間をキープすることと、掃除・洗濯する気分を上げるアイテム探しがマイブーム。

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