2019年07月27日 更新

一人暮らしでも大丈夫! 飼いやすいペット10選

一人暮らしは自由に生活できる良さもありますが、その分寂しく感じることもありますよね。そんなとき、ペットがいればと思うこともあるでしょう。でも、一人暮らしでもペットを飼うことはできるのでしょうか。今回は、一人暮らしでも飼いやすいペットと、注意するべきポイントについて解説します。

一人暮らしでもペットは飼える

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一人暮らしでもペットは飼えますが、気を付けなければいけないことがあります。家族でペットを飼う場合とでは、世話をできる人数も、住居形態も異なります。ペットの飼育経験がある人もそうでない人も、あらためてさまざまな条件を確認していきましょう。

ペットを飼う前に確認すべきこと

ペットショップでかわいい動物を見かけても、思い付きで飼い始めるわけにはいけません。一人暮らしの自分の環境で飼い続けられるのかどうか、確認する必要があります。特に注意すべきポイントを以下にまとめました。

  • 賃貸住宅や集合住宅の場合は、ペットを飼育していい契約になっているか
  • ペットの発するにおいや音、 鳴き声はどの程度か
  • 飼い主がいない日中もペットだけで留守番ができるか
  • エサの時間を確保できるか
  • トイレ掃除や散歩など、必要な世話をすることができるか
  • エサ代、医療費、温度管理費用など金銭面の負担は大丈夫か
  • 帰省も含む旅行の際に預けられる人またはペットホテルがあるか
  • 飼いたいペットを診てくれる動物病院は近くにあるか
  • そもそも日本で飼育が可能な種類の生き物であるか
【賃貸住宅や集合住宅の場合は、ペットを飼育していい契約になっているか】
残念ですが、ペット不可である物件に住んでいる場合は諦めましょう。ごく小さいペットなら相談の上で許可されることはありますが、黙って飼うのはもってのほかです。ペット飼育可の物件であっても種類によって飼えない場合が多々あります。契約上は可能でも、集合住宅では、においや鳴き声、足音などの騒音でご近所とのトラブルへ発展することがあります。

【飼い主がいない日中もペットだけで留守番ができるか】
また、一人暮らしでは日中ペットをおいて家を離れなくてはなりません。本来群れで生活する動物にとって、特に留守番がストレスになることがあります。ケージ外で飼うペットの場合、キッチンなど危険な場所と区分けをすることができるかを考慮する必要がありそうです。さらに、誤食などのトラブルを避けるために、ペットの生活空間には余計なものはおかず、常に整理整頓し、事前に清潔に保つことも大切です。

【エサ代、医療費、温度管理費用など金銭面の負担は大丈夫か】
ペットの購入費以外にも、エサ代や医療費など、ペットの健康を維持するために継続的な費用がかかります。医療費は、病気をしたときの治療費だけでなく、定期的に行う予防治療の費用も事前にチェックしましょう。 ペットが寿命を終えるまで、負担をし続けられるのかを確認してください。なお、猫や犬などはペットショップなどで購入するだけでなく、保護団体からの譲渡を受けるという選択肢もあります。また、いざというときのため、ペット保険に入ることもできます。

【そもそも日本で飼育が可能な種類の生き物であるか】
特定外来生物やワシントン条約で保護され、飼うことが禁止されていたり輸入に制限がかけられていたりする動物もいます。近年密輸入が問題となっているカワウソの例もあります。そう多くはありませんが、知らずに無許可の生き物を飼育してしまうことのないよう頭の片隅に置いておきたいものです。

ペットを飼うことの責任

当たり前ですが、ペットは生き物です。しつけが思うようにいかないことや、そもそも人間の考えるしつけが通用しないことが多くあります。しかし「想像していたより大変だから」「あまり懐かずかわいくないから」と途中で投げ出すわけにはいきません。

外国原産の動物では、常に温度調整が必要となることもあります。病気や怪我をしたときは動物病院へかかることもありますし、犬や猫では混合ワクチン接種など、定期的な予防が必要な動物もいます。基本は自費診療なので、医療費は人間よりも高額になることもあります。最後まで自分が責任を負うということを忘れないようにしましょう。

一人暮らしに人気!飼いやすいペット10選

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大変な面もありますが、かわいいペットは生活の安らぎとなり、癒しを与えてくれます。今回は、一人暮らしの環境に適応しやすく人気のあるペットを10種類選んで紹介します。それぞれの特徴や飼育面でのポイント、費用の目安をぜひ参考にしてください。

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【特徴】
犬に比べると鳴き声は小さいが、発情期もあり注意が必要。

【留守番】
独立心が強く比較的留守番は得意。

【飼育のポイント】
ツメによって壁紙や家具が傷む。ヒモ状のものによく反応するが、誤食に注意が必要。現在は完全室内飼育が基本。

【購入価格】
ペットショップで純血種の子猫を購入する場合は5万~40万円ほど。ワクチン、ノミ・マダニ駆除薬、避妊手術なども含めた購入費以外の初期費用は4万~11万円ほど。

【年間飼育費用目安】
50,000~90,000円。

【寿命】
10~16年ほど。

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【特徴】
犬種によって差はあるが、基本的に賢く、飼い主に対して従順で懐きやすい。

【留守番】
犬は本来群れで過ごす社会性のある動物なので、留守番によるストレス解消のため、留守番環境の整備や毎日遊ぶ時間を作るなど、犬の性質に合わせた対策が必要。

【飼育のポイント】
不十分なしつけやストレスによる無駄吠えが近所トラブルの原因になりやすい。また、散歩中の排泄物に対して後始末を十分に行う必要がある。

【においや毛】
抜け毛が目立つこともある。

【購入価格】
50,000~500,000円と、犬種などにより差がある。犬は市区町村へ畜犬登録する義務があり、それらも含めた購入費以外の初期費用は50,000~60,000円程度。

【年間飼育費用目安】
100,000~150,000円。年1回の狂犬病予防注射は法律により義務付けられている。その他、混合ワクチン接種やフィラリア予防、ノミ・マダニ駆除薬の投与などの予防も必要。犬種によってはトリミング費用がかかることも。

【寿命】
12~15年。

ウサギ

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【特徴】
鳴き声をほぼ出さず静かだが、後ろ足を地面へ強く打ち付けるので建物の構造によって響く可能性がある。

【留守番】
ケージでの飼育が基本となるため安心。

【飼育のポイント】
基本的にしつけはできない。完全に草食であることもあり、フンはコロコロとしてほとんどにおわないが、尿臭は比較的強い。

【においや毛】
においはないが、抜け毛が多い。毛質が細く柔らかいため、換毛期には特にふわふわとした綿ぼこりが発生しやすくなる。

【購入価格】
5,000~10,000円から30,000~100,000円まで幅が広い。その他、初期費用に2万~3万円ほど。

【年間飼育費用目安】
40,000~60,000円。

【寿命】
5~10年ほど。

フェレット

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【特徴】
夜行性なので帰宅後に遊びやすい。鳴き声は響きにくい。北海道での飼育には届け出が必須。

【留守番】
1日のほとんどを寝て過ごすので問題が少ない。

【飼育のポイント】
小型だが運動量が多く、足音が騒音となりやすい。

【においや毛】
臭腺があるためにもともとにおいがきつい動物。ペットショップのフェレットは臭腺が除去されているので臭いが比較的抑えられていることが多いが、それでも特徴的な体臭は残る。フェレット飼育を不可とする貸主もいる。

【購入価格】
20,000~100,000円ほど。その他、初期費用としては50,000~100,000円程度。

【年間飼育費用目安】
60,000~70,000円。病気にかかりやすく医療費がかさみやすい。

【寿命】
6~8年。

ハムスター

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【特徴】
コンパクトなケージで飼育でき、初めてでも飼いやすい。

【留守番】
特に問題なし。

【飼育のポイント】
家具の隙間に入りコードをかじるなどの事故に注意。夜行性で、夜中の静かな時間帯に活動するため、室内では音が目立つ。

【においや毛】
ペット特有のにおいは発生する。

【購入価格】
1,000~3,000円ほど。その他、ケージ費用などで10,000円程度。

【年間飼育費用目安】
30,000~40,000円。

【寿命】
2~3年。

セキセイインコ

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【特徴】
文鳥のように手乗りになるコンパニオンバード。人の言葉を真似することも。

【留守番】
ケージ内で可能だが、1日30分~1時間は部屋内で放鳥する運動時間を設ける。

【飼育のポイント】
少数であれば鳴き声もうるさくはなく、ペット不可物件でも小鳥可とされることがある。朝早く夜は早い。比較的寒さに弱いため、冬の寒さ対策が必要。

【においや毛】
においはほぼない。オウムに多く見られる脂粉はあるが、少ない。

【購入価格】
2,000~10,000円ほど。ケージやヒーター費用などの初期費用に30,000円程度。

【年間飼育費用目安】
30,000~40,000円ほど。

【寿命】
7~10年。

モルモット

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【特徴】
鳴き声が静か。

【留守番】
夜行性のため日中はケージ内で大人しい。

【飼育のポイント】
経済的負担が少なく手軽に飼い始められる。

【においや毛】
においはそこまで気になる程度ではない。

【購入価格】
2,000~8,000円ほど。その他、ケージ費用などで20,000~30,000円程度。

【年間飼育費用目安】
30,000~40,000円ほど。

【寿命】
4~8年。

金魚

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【特徴】
比較的小さな水槽でも飼育可能なため、熱帯魚に比べ飼育許可を得やすい。

【留守番】
問題なし。

【飼育のポイント】
夜店で持ち帰ることの多い金魚だが、生態系をこわすので安易に池や川へ離してはならない。健康維持のためには水質管理が重要。

【においや毛】
水槽の掃除、水交換が重要。

【金銭的負担】
小さい

【寿命】
10~15年。

デグー

【特徴】
賢く、社交性がある。

【留守番】
群れで生活する動物のため、単頭飼いであまり長時間放置するのは望ましくない。

【飼育のポイント】
単頭飼いだと飼い主にとても懐くことがある。日本ではあまりメジャーなペットではないため、病気をしたときに診察できる動物病院が少ない。

【においや毛】
おしっこによるマーキングがにおいの元となる。

【購入価格】
6,000~30,000円ほど。その他、ケージ費用などに20,000~60,000円ほど。

【年間飼育費用目安】
40,000円ほど。その他、空調管理で電気代がかさみやすい。

【寿命】
6~8年。

ヒョウモントカゲモドキ(爬虫類)

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【特徴】
ヤモリの仲間であり、独特の魅力があるが懐くなどは期待できない。

【留守番】
可能。

【飼育のポイント】
エサに使用する昆虫などに慣れが必要。エサ用に、昆虫不要のゲルも販売されている。日本ではあまりメジャーなペットではないため、病気をしたときに診察できる動物病院が少ない。

【においや毛】
ない。

【購入価格】
一般的なものは5,000円程度。

【年間飼育費用目安】
爬虫類の中では容易な方だが、温度・湿度管理が必要なため光熱費がかかる。

【寿命】
10年前後。

一人暮らしでペットを飼うメリット

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ペットを飼うには多くの責任や負担が伴いますが、それを補って余りある大きなメリットがあります。

癒される

ペットは日々の生活における疲れを癒してくれます。ともすると孤独を感じがちな一人暮らしにおいて、ペットの存在は大きな味方となります。

散歩に行くことで健康になれる

ペットのための散歩でも、自身の運動不足解消や生活リズムの構築など、健康に良い影響を与えることができます。一人暮らしは自由な分、自堕落にもなってしまいがちなですが、毎日の生活リズムを構築してくれるペットの存在は大きいのです。

毎日の生活が華やかになる

ペットがいることで、家の中が明るく賑やかになります。外でもペットを通じたコミュニケーションで輪が広がることがあります。ペットを飼うことで、生活の新しい華やぎになるかもしれません。

まとめ

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一人暮らしであっても、いくつかの点に気をつければペットを飼うことは十分に可能です。自分がすべての責任や世話を自分が担うというのはプレッシャーかもしれませんが、その分得られるものも、抱く愛着もひときわ強くなるはずです。ぜひ新しいパートナーを迎える際の参考にしてみてください。
監修:西原克明
森のいぬねこ病院グループ院長
動物臨床医学研究会、獣医麻酔外科学会、獣医がん学会、獣医神経病学会などに所属。 一般診療の傍ら、大学病院のない仙台で数多くのセカンドオピニオンを受けている。 また、病気の治療だけでなく、日常生活や食事面のアドバイスなど、病気にならないためのホームケアにも積極的に取り組んでいる。 趣味は、家族でのディズニー旅行

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