2020年11月16日 更新

秋の夜長やお家時間に癒しのアロマで手作り! 香りいっぱいのグリセリンソープとバスオイル

夜の時間もだんだんと長くなる秋の深まり。休日の夜や、おうち時間を自分だけのために贅沢に使えるのも一人暮らしの醍醐味です。そこで、心地よい香りに包まれながら日々の暮らしを豊かにしてくれるグリセリンソープとバスオイルを手作りしてみませんか。毎日の手洗いやバスタイムがとっておきの楽しみのひとつになりますよ!

外出先から帰宅して洗面所のドアを開けた瞬間、フワッとアロマのいい香りがしたらいいと思いませんか? せっけんを泡立て、その心地よい香りに包まれて手洗いすれば仕事の疲れやストレスも、ちょっぴり癒されるかもしれません。そこで今回は、簡単に手作りできるアロマを使ったグリセリンソープとバスオイルの作り方を、アロマライフデザイナーの小田ゆきさんに教えてもらいました。
小田ゆき

ヤフー株式会社在職中からアロマテラピーやメディカルハーブを本格的に学び、現在は「アロマで暮らしをもっと“ステキ”に」をコンセプトに、日々の生活でアロマを気軽に楽しむ方法を提案するアロマライフデザイナーとして活動中。
・NARD JAPAN認定アロマ・アドバイザー
・日本メディカルハーブ協会認定ハーバルセラピスト
・日本アロマテラピー環境協会ナチュラルビューティースタイリスト
・アロマ専門WEBメディア『AROMA LIFESTYLE』

https://aromalifestyle.tokyo/

時を超えて受け継がれる香りのチカラ

いい香りに癒され、リラックスできるといったイメージのアロマテラピー。公益社団法人 日本アロマ環境協会ではアロマテラピーは「植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って美と健康に役立てていく自然療法」と定義しています(出典:益社団法人 日本アロマ環境協会WEBサイトより)。香りは、はるか昔の先人たちから現代の私たちに受け継がれる自然の植物からのステキな贈りものなのですね。

古くから人々の暮らしに利用されていた植物香油

アロマテラピーの歴史は古く、紀元前3000年頃の古代エジプトのミイラづくりに使われていたといわれています。ミルラという植物の樹脂で作った香油が防腐剤として使われ、それが「ミイラ」の語源になったのだとか。そして時を経た20世紀前半にフランスでアロマテラピーという言葉が誕生し、香りの持つ神秘的な力は現在も人々を癒し、研究され続けています。
小田ゆき

古代ギリシャ・古代ローマの時代では芳香植物が薬や医療に用いられていました。中世ヨーロッパで流行したペスト対策のひとつとして芳香植物による燻蒸(くんじょう)や魔除けが行われ、香料を扱う商人は伝染病にかからなかったというエピソードも残っています。

天然のアロマオイルである精油は植物から抽出した香り成分ですが、ひとつの精油には多くの有効成分が凝縮され、リラックスやリフレッシュといった心理的な作用をはじめ、近年では精油が持つ効能について科学的な研究が進んでいます。

アロマオイルで気持ちいい暮らし&リラックス!

毎日の手洗いやバスタイムを、アロマのいい香りで気持ちよくリラックスできるものに変えてみませんか? 秋の夜長やお家時間にアロマオイルで簡単に手作りできるグリセリンソープとバスオイルの作り方を紹介します。見た目もかわいい自分だけの石けん、しかもお気に入りの香りなら、毎日の手洗いも楽しみに!
小田ゆき

日常で手洗いが欠かせない今、おすすめしたいのがアロマオイルで作る「手作り石けん(ハンドソープ)」。すっきりと心地よい香りに包まれて手洗いも楽しくなり、心も体もリラックスできます。今回は、市販のソープ素地に精油を混ぜて固めるだけの簡単なレシピをご紹介します。お好みでハーブを加えたりして、オリジナルの石けんを作ってみましょう。

溶かして固めるだけの簡単グリセリンソープを作ろう!

昨年、SNSで話題となった宝石ソープもグリセリンソープを溶かして固めるだけの簡単さに加え、その見た目のかわいさでひそかなブームを巻き起こしました。アロマオイルで作る手作り石けんもとっても簡単! おしゃれでかわいくて、実用性も兼ね備えた世界でひとつだけのオリジナル石けんがすぐにできます。

準備するもの(50gの石けん×2個分)

  • グリセリンソープ クリア 100g

    肌にやさしい、保湿成分のグリセリンを含む石けん素地(ソープベース)。MPソープとも呼ばれています。アロマ専門店やネット通販などで手に入ります。

  • お好みの精油 15滴(肌の弱い方は10滴以下)

    植物から得られる100%天然成分の精油(エッセンシャルオイル)を選びます。手洗い用にはティートリーやユーカリ・ラディアータ、ヒノキ、青森ヒバ、レモングラス、ペパーミントなどがおすすめ。

  • 石けんの型 2つ

    溶かしたソープベースを固める容器。市販の石けんの型のほか、小さめのプラスチック容器、ゼリーやプリンなど製菓用のカップ、紙コップや牛乳パックなどでもOK。

  • 耐熱容器 1つ

    ソープベースを溶かすための容器。ビーカーなど、電子レンジ対応の耐熱容器を選んでください。

  • 割り箸もしくは竹串

    材料を混ぜるために使います。

  • 飾り用ハーブ

    お好みで。カレンデュラやレモングラス、ローズマリーなどがおすすめ(ローズやハイビスカス、ラベンダーなどは石鹸のアルカリ性に反応し色が変わってしまうので注意)。

注意点

  • 100円ショップでアロマオイルという名称で販売されているものは合成香料を含むので、肌に触れる用途には使えません。

  • 精油の中には、日光によって反応し肌に刺激を与える成分(光毒性のある成分)が含まれていることがあります。外出前や外出中の使用は避けるか、光毒性の原因成分を除いたFCF(フロクマリンフリー)というタイプを選びましょう。

  • 光毒性に注意が必要な精油:ベルガモット、レモン、グレープフルーツ、ライムなど

グリセリンソープの作り方

  • (1)溶けやすいよう、ソープベースを1~2cmほどにカットして、耐熱容器に入れる。

  • (2)電子レンジで加熱し溶かす。500Wで約40秒。(溶け残ったら、5秒ずつ追加加熱)。湯せんにかけて溶かしてもOK。

    ※ポイント:沸騰しないようにする

  • (3)ソープベースが完全に溶けたら、精油を加えて割り箸などでよくかき混ぜる。

    ※ポイント:気泡が立たないように

  • (4)型にソープベースを半分ほどそそぎ、飾り用のハーブをのせる。【ハーブを入れない場合は、全量流し込み、手順6へ】

    ※ポイント:固まりやすいので素早く! 型にあらかじめ飾り用ハーブを散らしてから、その上にソープベースを流し込んでもOK

  • (5)うっすらと表面が固まったら、残りのソープベースを型に流し込む。

    ※ポイント:表面に気泡ができてしまったら、爪楊枝もしくは竹串で泡をすくいとるとよい

  • 6)涼しいところに1~2時間ほどおき、完全に固まったら型から取り出す。風通しのよいところでさらに3~4日乾燥させれば完成。

    ※ポイント:型から取り出しにくいときは、冷凍庫で少し冷やすと取り出しやすくなります

保存のポイント

  • 直射日光を避け常温で保存し、3か月を目安に使い切りましょう。

  • グリセリンソープは湿気に弱いため、そのまま置いておくと水滴がついたり、表面が白くなったりします。すぐに使わないときはラップに包んで、ジッパー付き袋などに入れて冷蔵庫で保存するのがおすすめ。香りも長持ちします。

手作りバスオイルがおすすめ! 香りのお風呂でリラックス

1日の疲れを癒し、寒い夜にはポカポカ温まるお風呂。そんなバスタイムをさらに楽しく、上質な時間に変えてくれるバスオイル。市販の温泉のもともいいけど、一人暮らし女子としては、お気に入りの香りに包まれて優雅なバスタイムを楽しみたいですよね。混ぜるだけで簡単に作れるオリジナルバスオイルを作ってみましょう!

準備するもの(1回分)

  • お好みの植物油 小さじ2(10ml)

    キャリアオイルとも呼びます。初心者さんには、酸化しにくく扱いやすいホホバオイルがおすすめ。スイートアーモンドオイルでも。

  • お好みの精油 3~5滴

    ラベンダーやゼラニウム、スイートマージョラムなどリラックス効果のある精油がおすすめ。ただし、苦手な香りはかえってストレスになるので、リラックスのためには自分の好きな香りを選ぶのが大切なポイント。

  • 深めの小皿

    陶器やガラス製のものを

注意点

  • 柑橘系やスパイス系、ペパーミント、ユーカリ・グロブルス、レモングラスなどの精油は皮膚刺激を感じることがあります。使用を避けるか、少量(1、2滴)にしましょう。

  • ベルガモットやレモンなど、光毒性をもつ可能性のある精油は、FCF(フロクマリンフリー)タイプを選ぶのが安心(#詳しくは、グリセリンソープのところで解説しています)。

バスオイルの作り方

(1)小皿に植物油と精油を入れてよく混ぜる。
(2)浴槽のお湯に入れ、よく混ぜてから入る。

アロマクラフトを楽しむ際の注意点

  • アロマクラフトを行う前には必ず手を洗い、容器や器具は清潔なものを使いましょう。
  • 肌に異常がある場合、肌に合わない場合は使用を中止してください。
  • 精油を使った手作り石けんや入浴剤などのクラフトを楽しむことは、自己責任のもとで行うのが原則です。個人で作ったものを、許可なく他人に化粧品や医薬品として販売することは法律で禁止されていますので、ご注意ください。

精油を安全に使うために

  • 精油を使用する際には、製品の取扱説明書や注意事項を読み、正しくお使いください。
  • 精油の原液は直接肌につけたり、お風呂に入れないでください。
  • 妊産婦、お年寄り、治療中の方、健康状態が気になる方は、専門家や医師に相談の上ご使用ください。
  • 3歳未満の子どもには芳香浴(アロマディフューザーなどを使って、空気中に精油を拡散させて香りを楽しむ方法)以外の使用はおすすめしません。また、3歳以上でも、大人より少ない量(2分の1程度まで)で使用しましょう。

まとめ

植物から抽出した香り成分であるアロマオイル(精油)は、はるか昔の先人たちから現代の私たちに受継がれ、人々の暮らしを豊かで優しいものにしてくれるものとして息づいています。新しいライフスタイルのなかで、そんな先人たちの知恵に思いをはせつつ、お気に入りの香りを使った手作りで一人暮らしのお家時間を豊かで楽しいものにしてみてはいかがでしょうか。
文・京澤洋子(アート・サプライ)

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