2020年04月16日 更新

アジアの南国リゾートのインテリア! ナチュラル素材にこだわるKAJA吉祥寺本店の魅力

アジアンリゾートの雰囲気を醸し出してくれるインテリアが自慢の「KAJA(カジャ)」。ショップが家具や雑貨へ込めた熱い思いを、吉祥寺本店の須賀さんに伺いました。お店誕生のきっかけやKAJAで人気のソファやテーブル、雑貨などをご紹介します。

東南アジアで育った植物を編み上げたソファ、貝殻でつくられた光沢の美しいトレイ……。アジアの南国リゾートを感じさせてくれる家具や雑貨が、KAJA吉祥寺本店にはたくさんあります。さっそく、どんなショップなのか探ってみましょう。
KAJA Resort Furniture吉祥寺本店 須賀さん WEB担当・PR担当

バリの自然に魅了されて生まれたショップ、KAJA

吉祥寺駅から約5分歩いた先にある、静かな路地にKAJA吉祥寺本店はたたずんでいます。KAJAの第1号店として2005年にオープンしました。

ショップのコンセプトは、自然の中で感じるバリのリゾートのような暮らし。耳を澄ませば聞こえてくる鳥の声や波の音。南国で育った植物でつくられたソファに腰かけて、都会の喧騒を忘れて自然を感じる贅沢―。そんなひとときが感じられるような家具を届けています。
須賀さん

もともと、社長がバリなどのアジアンリゾートが好きでたびたび旅行していました。そこで体験したリゾートの心地よさや建物の内装・インテリアに魅了されて、ショップを立ち上げたのが始まりです。

熱帯に属するバリ島には、美しい白浜のビーチやアグン山などの山々、森林に渓谷など、豊かな自然が存在します。バリに住む人々のように「自然とともに生きる」ということを大切にしたいと考え、KAJAは天然素材の原料にこだわりました。

また、この島には古くから東南アジアの文化が伝わっており、エスニック調のインテリアがたくさんあるんです。

熱帯雨林で育まれた素材のアジアン家具

KAJAのインテリアは、インドネシアなど東南アジアから輸入しています。ナチュラル素材を使って現地の職人がひとつひとつ丁寧につくり上げている家具は、どれも南国の雰囲気たっぷりです。どのような素材を使って製作しているのか、具体的に見てみましょう。

自然のグラデーションがきれいなバナナリーフ

FARGO/カウチソファ ¥217,800

はじめにご紹介するのは、バナナの木の皮でつくられたバナナリーフ。KAJAではおなじみの素材ですが、実はアジアン家具の中でも非常に珍しいもの。バナナリーフをKAJAがあえて使っているのには、理由があります。

バナナの木は一度実がなると、再び実がなることはありません。そのため、インドネシアでは、実を収穫し終えたバナナの木は切り倒され、まとめて放置されてしまいます。
自然の恵みであるバナナの木を無駄にしたくない…。そんな思いもあり、バナナリーフというエコな資源を再利用することにしたのです。

バナナをインテリアの原料に加工するため、まずは葉を天日干しにして乾燥させます。次に、乾燥した葉を手で編み込みバナナロープをつくります。バナナロープは軽くて丈夫なのが特徴です。
須賀さん

KAJAは創業当初から、バナナリーフを取り扱っているインドネシアの数少ない工場とずっと提携して家具をつくってきました。

バナナロープの色は、少し薄いナチュラルブラウンだったり、ちょっぴり濃いブラウンだったりします。そのため、同じ種類のソファでもバナナリーフの色合いが微妙に異なり、自然で繊細なグラデーションが楽しめます。

さまざまな表情を見せてくれる万能素材のラタン

アジアン家具でよく使用される素材といえば、ラタンです。ラタンは東南アジアに自生するヤシ科の植物。非常に丈夫なところが特徴です。また、とてもしなやかで曲げることができるため、丸みを帯びたデザインの家具に最適な材料です。

スラバヤチェア ¥37,400

例えば、「スラバヤチェア」は太いラタンをざっくりと編み込んでいて存在感のある家具。背もたれからアームにかけて描かれた大きな曲線は、ゆったりとした優雅な印象を与えてくれます。

ペンダントランプ ¥13,200

こちらは細いラタンを一本一本編み合わせた繊細なつくりのペンダントライト。軽やかで、和室にも合わせやすそうな素朴さに心惹かれます。

ROTE/ビーンズテーブル ¥83,600  ROTE/リゾートソファ ¥352,000

新作のローテーブルとソファにもラタンが使われています。カゴメ編みと呼ばれる細かい格子のようなデザインの編み方がポイントです。テーブルのやわらかな曲線や、ソファのアームから座面にかけて丸みを帯びたかたちが、やさしく落ち着いた雰囲気の家具です。シンプルで洗練されたデザインで、洋室にもぴったりですね。

ぬくもり&重厚感が感じられるチーク材

(写真奥)FARGO/ラウンドサイドテーブル ¥30,800  (写真手前)FARGO/ラウンドコーヒーテーブル ¥55,000

古木ルーツテーブル ¥92,400

チーク材は、KAJAのテーブルや収納家具にかかせない素材です。
須賀さん

チーク材は、生産地域が少なくなってきていて、貴重な木材です。その特徴は、硬くて頑丈なところ。存在感があり、重厚な雰囲気を感じさせてくれます。KAJAでは、テーブルやテレビボードでよく使用されています。

古木の根の形状を活かしたローテーブルは、長い年月を経た木の力強さを感じさせてくれるインテリアです。根のかたちはそれぞれ異なるため、すべて1点もの。ショップの目利きのバイヤーが、古木のかたちにこだわって仕入れています。

また、KAJAでは、新しいチーク材だけでなく古材も家具の原料として使っています。解体予定のインドネシアの古民家を丸ごと買い取り、良質なオールドチーク材を再利用しているのです。

古材の良さは、新しく生まれ変わった家具でも、長年愛用していたようなぬくもりを感じるところ。あたたかな質感や経年変化が楽しめるよう、人工塗料を極力使用しないナチュラルな仕上がりにしています。

フォルムや装飾に惹かれるアジアン雑貨

KAJA吉祥寺本店では、家具だけでなく雑貨も豊富に展開しています。1階に並ぶアイテムは、どれも南国リゾートの雰囲気バツグンのアイテムです。

アタアイテム各種 ¥308~

こちらは、インドネシアにしかない素材「アタ」という植物をつかったアイテムたち。アタの一番の特徴は、燻したため香る独特の甘い匂い。心地よい香りでリラックスできます。ティッシュボックスケースは、生活感を隠せてアジアンリゾートの雰囲気を出すことができますよ。

ウッド レリーフ ¥990~

木でつくられた雑貨もKAJAにはたくさんあります。その一つが、ウッドレリーフ。お花や草木などの植物をモチーフにした細工は、細やかな職人の手彫りです。
ショップ1階の階段前のスペースには、木とさまざまな素材を組み合わせた、個性的なオリジナル雑貨が並んでいます。
須賀さん

ハンドメイドで製作されたやさしい風合いが特徴で、これらはすべてクラフトアーティストの織茂瞳さんの作品です。天然素材のアジアン家具と相性ぴったりで、KAJA吉祥寺本店との限定コラボのアイテムです。

木と貝殻とガラスでつくった壁掛けや、木とガラスと和紙でできたテーブルランプなど、アーティスティックなセンスでつくられた雑貨が盛りだくさんです。

まとめ

KAJA吉祥寺本店の家具や雑貨は、東南アジアの工場で生産している定番品とバイヤーが買いつけてきた1点ものがあります。定番品は品切れになっても再入荷しますが、1点ものはほかにはない貴重なアイテムなので、気になるものがあれば早めに手にしたいですね。
ぜひ、KAJA吉祥寺本店に足を踏み入れて、バリリゾートの雰囲気漂うその魅力を感じてみませんか?

取材協力

KAJA吉祥寺本店

東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-8
0422-23-8337
11:00~20:00営業 ※4/8(水)より当面の間は11:00~18:00営業

ショップ情報へ

ショップInstagramへ

※価格はすべて税込み
※商品は数に限りあり、完売する場合もあります
※この記事の取材は、3/5(木)に行っています
※営業日や営業時間は変更となる場合があるため、 お出かけ前に公式サイトにてご確認ください
※掲載の価格、商品スペック等は掲載時の情報です。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

合わせて読みたい

「BELLBET」吉祥寺ショールーム で、憧れの北欧ヴィンテージをもっと身近に

「BELLBET」吉祥寺ショールーム で、憧れの北欧ヴィンテージをもっと身近に

1950年代から1970年代の北欧のヴィンテージ家具や雑貨がそろう「BELLBET(ベルベット)」の吉祥寺ショールーム。ここには、洗練されたシンプルなデザインと使い心地のよさ...
とりぐら編集部
2020.11.13
“ナチュラル×かわいい”が好きなら「MOMO NATURAL」へ。暮らしに寄り添う天然木の家具でつくる心地よい毎日。

“ナチュラル×かわいい”が好きなら「MOMO NATURAL」へ。暮らしに寄り添う天然木の家具でつくる心地よい毎日。

“シンプル&ナチュラル“な部屋づくりを目指すとき、ぜひ参考にしたいのがインテリアショップ「MOMO NATURAL(モモ ナチュラル)」の世界観。駅前の商業施設にあって気軽に...
とりぐら編集部
2020.08.31
今の暮らしをちょっと見直すきっかけに。自然の美しさを感じる「SERVE」の家具に触れてみて

今の暮らしをちょっと見直すきっかけに。自然の美しさを感じる「SERVE」の家具に触れてみて

オリジナル家具ブランド「SERVE(サーブ)」。店主の佐和田さんが、国産のメープル材「イタヤカエデ」に一目惚れして以来、メープル家具の専門店として歩み続けています。そんなSE...
とりぐら編集部
2021.03.22
見て楽しい、使って愉しい! 遊び心満載な「BRUNO」のアイテムでおうちを彩ろう

見て楽しい、使って愉しい! 遊び心満載な「BRUNO」のアイテムでおうちを彩ろう

インテリア雑貨からキッチン雑貨まで、幅広く暮らしのワクワクを追求するライフスタイルブランド「BRUNO(ブルーノ)」。大人気のホットプレートはご存知の方も多いのではないでしょ...
とりぐら編集部
2021.03.11
“自然”と“想像”が心地よい部屋づくりの鍵! 暮らしに溶け込む「octobre」のこだわりアイテム

“自然”と“想像”が心地よい部屋づくりの鍵! 暮らしに溶け込む「octobre」のこだわりアイテム

“心地よい暮らし”をコンセプトに、国内外からセレクトした器やカトラリーなどの生活雑貨、小さなインテリアのほか、見ているだけで気分の上がるアクセサリーまでが並ぶ雑貨店「octo...
とりぐら編集部
2021.02.19

この記事のキーワード

この記事のライター

とりぐら編集部 とりぐら編集部

注目の特集

ひとりぐらしのはじめかた
お部屋をのぞきみ
ひとりぐらしレシピ