1940~60年代にアメリカを発祥として生まれた、ミッドセンチュリーの古きよき家具や雑貨。当時はまだ珍しかったアルミなどの材料を使い、斬新気鋭なデザイナーにより生み出された、遊び心のある豪華な装飾が特徴です。今回は、そんなミッドセンチュリーのインテリアを取り扱う「moody’s(ムーディーズ)」を訪ねてみました。
「ムーディー=いい雰囲気」という言葉が由来の「moody’s」は、古きよきかっこよさのあるミッドセンチュリーインテリアを取り扱うお店。その名の通り、お部屋の雰囲気づくりに役立つ存在感のある一点モノがズラリと並んでいます。さっそく、ミッドセンチュリーインテリアの魅力や、一人暮らしでもできるお部屋づくりのアドバイスを店長にうかがってみましょう。
人々を魅了するミッドセンチュリーインテリアとは?
ミッドセンチュリーインテリアとは、1940~60年代にアメリカを発祥として生まれた家具やインテリアのこと。その“古さが生み出す独特な雰囲気”が魅力のひとつ。
moody’s店長
落ち着いていて、デザインにもそんなにクセがない北欧インテリアなどのほうが人気はあるとは思います。でも、古きよき時代のかっこよさとか、独特な雰囲気のアイテムは根強い人気がありますよね。
豪華なのに派手過ぎない、遊び心のあるデザインも目を惹きます。現代家具とは一線を画するデザインながら、現代にあっても古すぎないところも多くの人を魅了するポイントなのです。
古いアイテムを使った、雰囲気のあるお部屋づくりのコツ
そんな、古くて雰囲気抜群のアイテムたち。さっそくお部屋に取り入れてみたいけれど、うまく馴染むか心配……。古いアイテムを使ってセンスのよいお部屋にするには、なにかコツがあるのでしょうか?
テイストにこだわりすぎず「これいいな」を大切に
店長曰く、古いアイテムでも個性的なアイテムでも、今ある空間に置いてしまえば、それなりに馴染んでくるのだそう。今あるお部屋に、「これ、ちょっとかっこいいな」と思ったアイテムを取り入れてみるのが、ムードあふれるお部屋づくりの第一歩になります。
古いモノと新しいモノを使い分けてミックス
moody’s店長
すべて古いアイテムでそろえる必要もないと思います。古いモノと新しいモノの使い分けが大事。新しいモノのほうが、サイズ感とか使い勝手はいいに決まっています。でも、雰囲気の点では、使い込まれてきた味わいのある古いモノには敵いません。
古いモノも新しいモノもそれぞれによさがあるからこそ、自分がいいと思えるかにこだわりをもってミックスさせていくのがコツなのかもしれませんね。
さっそくミッドセンチュリーのアイテムを取り入れてみよう!
ここで、一人暮らしの部屋にも取り入れやすい、お部屋の雰囲気を変えるのにぴったりのおすすめ商品。そして、いつかは持ってみたいミッドセンチュリーインテリアの代表的なアイテムを教えてもらいました。
1点取り入れるだけで変わる! 一人暮らしにおすすめの商品
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ディスプレイするだけで雰囲気ばっちり! ヴィンテージ感あふれる花瓶や食器
ミッドセンチュリーインテリアに興味を持ったものの、「高級な家具に挑戦するのはなかなかハードルが高い……」と思った人も、小物なら無理なく取り入れられるはず。
職人によって作り上げられたからこそ生まれる表情。長い年月が経ったからこそ生み出された独特の風合い。そんな小物たちは眺めているだけでも気分が上がりそう。花瓶も食器も100円あれば買える時代ですが、古いアイテムをひとつだけでも取り入れてみたら、センスのよいお部屋に生まれ変わるはずです。
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時計とインテリアの融合! ゴールドカラーが印象的なサンバーストクロック
一人暮らしのお部屋のような狭い空間のなかで、壁掛け時計は家具全体の印象を左右するアイテムとも言われています。インパクトのあるデザインのものなら、その効果はなおさらです。
太陽が光輝く様をモチーフにした、遊び心あふれるデザインの時計。アルミの落ち着いた質感が、インパクトのあるゴールドカラーに上品な印象を与えています。さらに、文字盤を保護する、ゆるくカーブを描いたガラス板が美しく、高級感を漂わせていますね。モダンデザインのなかに垣間見えるレトロな雰囲気がたまりません。
ゴールドとブラックの色合いは、シンプルでありながらも迫力があります。使い込まれてきた味わい深さを感じながら、自分の時間を刻んでいくのはなんだかロマンチックです。
いつかは持ってみたい! ミッドセンチュリーを代表するインテリア
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ゴージャスながらもモダンな印象の「スプートニクランプ」
スプートニクランプとは、光源が線香花火のように散らばるようにデザインされたランプのこと。半世紀以上前に作られたものながら、現代空間にも合いやすいデザインで、ミッドセンチュリーモダンインテリアのなかでも、押さえておきたいアイテムのひとつです。
やや控えめで高級感のある輝きと、その光源の多さがゴージャスですが、シャンデリアのような仰々しさはなく、モダンな印象を与えてくれます。
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斬新なデザインで存在感抜群の「キドニーシェイプテーブル」
個性的な曲線を描くキドニーシェイプテーブルは、なんと、人間の腎臓の形を模ったデザインで『キドニーシェイプ=腎臓の形』とも言われているテーブル。
こちらも、最近では珍しいデザインですが、今の暮らしのなかにあっても古めかしくなり過ぎない不思議な魅力があります。
アメリカンアンティーク&ヴィンテージ家具が自慢のショップ「moody’s」
ご紹介してきたような魅力たっぷりのミッドセンチュリーインテリアを数多く取り揃えているショップが目黒通りにあります。その名も「moody’s」。
お店が誕生したのは20年以上前。もともとは古着屋でしたが、店長が洋服の仕入れでアメリカを訪れているうち、ミッドセンチュリーのインテリアに魅せられ、現在の姿に生まれ変わったのだそう。
moody’s店長
お店に大それたコンセプトを設けているわけワケではないのですが……しいて言うなら、「自分が好きなもの」、そして、「古くて雰囲気があるもの」を選んでいます。古いモノが好きな人の心に響いて、気に入っていただけたら、それがお店のやりがいです。
店内に並ぶのは、主にロサンゼルスで買い付けてきた1950~60年代のアメリカンヴィンテージのアイテムを中心とした存在感のある品々です。
まとめ
現代家具では見られない独特な雰囲気を放つミッドセンチュリーのアメリカのアイテムたち。古きよき時代のかっこいいアイテムをちょっと取り入れてみるだけでも、雰囲気のあるお部屋になるはず。それが、ほかではなかなか手に入らない一点モノだったら、さらに気分が上がりますよ。
でも、古くてかっこいいものは世界中でどんどん売れてしまうため、仕入れも難しくなってきていると言います。運命の品との出会いは一期一会! さっそく、「moody’s」で宝探しをしてみませんか?
※価格はすべて税込み
※商品は数に限りあり、完売する場合もあります
※この記事は6月時点の内容です
※営業日や営業時間は変更となる場合があるため、お出かけ前に公式サイトにてご確認ください
※商品は数に限りあり、完売する場合もあります
※この記事は6月時点の内容です
※営業日や営業時間は変更となる場合があるため、お出かけ前に公式サイトにてご確認ください