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ネットや雑誌を眺めていると、さまざまな間接照明を使い分けて明かりを楽しんでいる人をいっぱい見かけます。でも、いざ買おうとしても、種類がありすぎて決められず…なんて人も少なくないはず。そこで今回は、ルームコーディネーターの瀧本真奈美さんに、間接照明の基本やワンルームにぴったりのアイテムをききました。実例と合わせて紹介します!

クラシング代表 瀧本 真奈美さん
整理収納コンサルタント/ルームコーディネーター
整理収納コンサルタント、暮らしのコーディネーターとして県内外で活動中。
書籍3冊を出版、インテリア誌他の雑誌掲載は100冊の実績、SNS総フォロワーは15万人を超える。
NHKあさイチなどテレビなどにも多数出演。
4冊目となる著書[あなたを苦しめるものは、手放していい ― めざすのは、体も心もラクな暮らし」(主婦の友社)が2019年9月13日発売予定。
WEB:https://www.kurashiing.com/
Instagram:https://www.instagram.com/takimoto_manami/
間接照明は空間に奥行きを生むスペシャリスト
「間接照明」は、空間全体を明るくする直接照明と違って、壁や天井、床などに光を反射させて間接的に照らす照明のこと。理想の空間は、行きつけのカフェ? お気に入りの美術館? どんな雰囲気にしたいか、どういったシーンで使いたいかをしっかりイメージすると、部屋での楽しみ方がぐんと広がります。
おしゃれな部屋の共通点は「一室多灯」。こちらの部屋はフロアランプとフェアリーライトを組み合わせることで、ホワイトインテリアの空間に陰影をつけ、奥行きのある空間に。大好きなものに囲まれた暮らしの楽しさが伝わってきます。
光と影の対比で、“広見え”効果をねらおう
どんな雰囲気の部屋にしたいかのイメージができたら、さっそく間接照明の基本について学んでいきましょう。間接照明の魅力はなんといっても、光の強弱や陰影の「対比」にあります。フロアスタンド、スポットライト、テーブルスタンド、フットライトなど形はさまざまですが、対比が生み出す豊かな奥行きは、まさに間接照明のマジック! コンパクトな部屋を広く見せてくれるので、一人暮らしには必須のアイテムといえそうです。
最近は一年通してイルミネーションアイテムが人気。この実例では、部屋全体の照明はオフにし、小さな間接照明だけでまばゆい光の美しさを満喫しています。光と影の効果で空間に奥行きが生まれ、部屋が広く感じるのが分かりますね。
壁に照明を向けて光をやさしく拡散
たとえば、懐中電灯やテーブルスタンドなど小さめ照明の光源を壁に向けて、室内のメイン照明をオフ! それだけで、いつもと違うムーディーな雰囲気に驚くはず。最近は工事不要の間接照明も手ごろな価格でそろっています。
テレビの奥に光源を設置した、こちらのお部屋。ふわりと壁を照らすやわらかな光を眺めていると、一日の疲れがすーっと癒えていきそうですね。テレビのうしろにライトを置いただけとのことですが、雰囲気はまるで夜のカフェのよう。リラックスできそうですね。
おすすめアイテム エコスリム 幅220mm
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テレビや家具のうしろに置くだけだから、スペースの限られた部屋でもOK。お店やホテルのような間接照明が簡単に実現できます。
フロアスタンドは各灯可動式で
フロアスタンドは、どんなインテリアにも合わせやすいシンプルなデザインのものを選ぶのがおすすめ。向きや光量、オンオフが個別で調節できるものを選ぶことで、壁や天井、お気に入りのコーナーなど、それぞれにスポットを向けることができます。
壁を照らす光のグラデーションが印象的な、こちらの部屋。フロアスタンドのシェードの色やフォルムがインテリアの雰囲気にマッチしていて愛らしい空間に。読書を楽しむときは手元を照らすリーディングライトとして、ミラーでファッションチェックをするときはスポットライトとしてなど、あらゆるシーンで活躍すること間違いなし。
おすすめアイテム フロアスタンド トライセル
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手ごろな価格とコンパクトなデザインで、一人暮らし一つ目の間接照明として取り入れやすいアイテム。ライトごとの個別スイッチもあって使い勝手よし!
一人暮らしで間接照明を楽しむときの3つのルール
①コンパクトサイズを選ぶと圧迫感なし
部屋に圧迫感を与えたり、場所をとったりしないよう、スリムなものやコンパクトサイズを選ぶのがコツ。
②「長く過ごす場所」に合わせたタイプで
間接照明のタイプは、部屋の中で一番長く過ごす場所に合わせて選びましょう。たとえば、ソファに座って過ごす時間が長いなら背の高いスタンドライト、ローソファや床でくつろぐ人には低めのテーブルライトなど。設置場所に悩んだときはクリップライトでいろいろ試してみて。
ベッドに座ったときに間接照明の明かりが目線の高さにくるように置かれているのが、こちらの実例。ベッドサイドには香りのリラックスアイテムや本などが並び、就寝前のくつろぎのひとときがうかがえますね。
③ベッドまわりは入眠を誘うやさしい光に
光が強すぎると眠りに入りにくくなるため、入眠前に使う間接照明はやわらかな光のシェード型がおすすめ。自動オフのタイマー付きを選ぶと、消し忘れの心配がありません。
気持ちよく眠りに入っていけそうなベッドまわりのこちらの部屋。シェードにおおわれた光が壁に丸く広がり、空間全体がやさしい印象に。ベッドリネンやポスター、カーテンなどをホワイトで統一したインテリアが、心地よい空間づくりの手助けをしてくれます。
おすすめアイテム アロマランプ アブリル
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やわらかい光とアロマミスト、癒しの音楽という、女の子の好きなものが一つになったアロマディフューザー。オブジェとして飾ってもステキ。
おすすめアイテム アロマディフューザー 多機能ランプ
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こちらはアロマディフューザーのほか、ブルートゥーススピーカーとタイマーの機能付きという1台3役!
まとめ
間接照明の魅力や効果を紹介してきましたが、照明を取り入れるときのポイントは、部屋での過ごし方をできるだけ具体的にイメージするということ。ソファでくつろぎながら音楽を聴く? ベッドに横たわって本を読む? どの場所で何をしたいかのイメージがわいたら、いよいよ間接照明選びのスタート。この記事を参考に、理想の部屋づくりに向けていろいろなアイテムをチェックしてみてくださいね。