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数年前からSNSなどで話題になり始めた「塩系インテリア」。甘さ抑えめでさっぱりした印象の男性のことを「塩系男子」と言うように、インテリアに関しても濃い色使いを避け、生活感を出さず、すっきりとまとめられたものを意味します。といっても、ただ物があふれていないとか、家具や小物の色を揃えるだけでは、なかなか「塩系」のイメージにはなりません。でも、ちょっとしたコツさえつかめば、一人暮らしで雑然としがちなあなたの部屋も、オシャレで洗練された塩系インテリアに大変身。Instagramで見つけた実例を参考に、塩系インテリアに挑戦してみませんか?
塩系インテリアのポイントは3つ
とにかく薄い色でまとめる
白やアイボリー、グレーなど薄い色のインテリアを選んで、色調を薄めでまとめると落ち着いた塩系の雰囲気に。オークのデスクに合わせた色の棚に無印良品のラタンの籠が優しい色合いのハーモニーを作り出しています。この写真では、ぬいぐるみまで薄い色合いのものをチョイスしているところに、部屋主さんのこだわりが感じられます。
シンプルで飾らない雰囲気に
ベッドとサイドの棚にラグ、テーブル。必要なものだけを白やグレー、落ち着いた茶系のトーンでまとめた、極めてシンプルなインテリア。小物などはほとんど見当たらず、装飾と言えば壁に飾ったスワッグ的なもののみです。スワッグは、生の花と違って色味が押さえられているので、塩系インテリアのアクセントとしてぴったりのアイテムと言えるかも知れませんね。
無駄を省いて武骨なぐらいに
機能性だけを重視したような、シンプルで飾り気のないテーブルボードに多目的ラック。そこに収納されているボックス類も、無印良品などで手に入るシルバーやパルプ素材が飾らない武骨さを演出。ちょっといかつい雰囲気があるものの、無駄な装飾がないので、飽きがこないところも塩系インテリアのメリットと言えそうです。
部屋があっという間に塩系インテリアになるアイデア集
Instagramで見つけた「塩系インテリア」のお手本を見て、どう思いましたか? 自分も真似してみたいけど、一人暮らしでは難しそう…と思った方もいるかも知れません。でも、ポイントさえ押さえれば、少しずつ塩系に近づけることはできるんです。簡単にできそうなアイデアをご紹介しましょう。
まずは、モノトーンをめざしてみる
インテリアから洋服、小物などまで見事にモノトーンで統一された、静かな雰囲気のある部屋です。上で説明した「薄い色」がなかなか揃わない場合は、このようにモノトーンで統一するのも、塩系インテリアへの近道です。全体的に白のイメージのインテリアの中で、ある意味異質とも言えるドライフラワーは、差し色の効果があるのはもちろんですが、癒しが感じられるというメリットもありますね。
生活感は、極力表には出さない
一人暮らしの場合、どうしても部屋のいたるところに物があふれてしまいがち。そんな状態では、塩系インテリアの実現は不可能!?と思ってしまう方も多いのでは? でも、この写真のように、必要最低限のものだけが目に付くところにレイアウトされていると、すっきりさっぱりとした印象に。まずは身の回りのものをひとつずつチェックして、出しておく物、収納しておく物を精査し、生活感を表に出さないように工夫しましょう。
無機質になりすぎないよう適度な優しさを演出
塩系インテリアは、「飾らない」、「シンプル」、「さっぱり」がポイントだからといって、無機質になりすぎてしまうのも考えものです。そこで写真の部屋にある棚のように、アイアンとウッディを組み合わせて、温かみを演出するとバランスの良い部屋になります。一人暮らしの寂しさを忘れる効果もありそうです。
さりげなくアートを取り入れてオシャレ度をアップ
シンプルであっさりしたイメージの塩系インテリアですが、この写真のように部屋の一角にお気に入りのアートを集めたスペースを作ると、その人らしさが演出できてオシャレ度も格段にアップ。部屋のあちこちにバラバラにレイアウトするより、一箇所に集める方が雑然とした印象が薄まりそうです。賃貸の部屋の場合、お気に入りの絵のポスターなどは飾るのが難しいですが、写真の左側にあるようなアクリルフレーム(写真は無印良品のもの)に挟んで床に置けば、いつも目にすることができて楽しいですね。
まとめ
ひとくちに塩系インテリアといっても、シンプルでさっぱり、武骨な雰囲気の中に差し色を入れてアクセントにするとか、アートを取り入れて自分らしさを表現するなど、方向性はいろいろありそうです。Instagramを見ていると、部屋がすっきりとまとまっていて、憧れる人も多いかも知れませんね。今の自分の部屋に満足していないという方は、ここでご紹介した塩系インテリアのコツやアイデアを参考に、模様替えに挑戦してみてはいかがですか?