2020.07.30公開
2020.07.30更新
なにかと忙しい日々の暮らしのなかで、ほんの少しだけ立ち止まって、美しい”もの”を眺める時間があったら素敵だと思いませんか? 今回はそんな、思わず目をとめてしまうような”美しいもの”たちに出会える雑貨店「BROCANTE(ブロカント)」をご紹介します。
美術館に並ぶ芸術作品のような美しいヨーロピアンアンティークの家具や雑貨に憧れたことがある方も多いのではないでしょうか。エレガントなのに気取らず、心地よい上品さ。それでいて、なんだか懐かしい感じもする……そんなヨーロピアンアンティークのなかでも、フランスの品々を取り扱っている「BROCANTE」。店主の松田さんに、フランスアンティークの魅力、そして、古きよきものとの暮らし方を教えてもらいました。
BROCANTE店主 松田 尚美さん
フランスアンティークの魅力は、今の暮らしのなかにあっても衰えない美しさ
自由が丘駅から徒歩5分、路地裏にひっそりとたたずむ「BROCANTE」。素朴な石造りの南仏の建物をイメージし、モルタルで仕上げた店内に入ると、なんだかとても落ち着いた気分になります。
BROCANTEとは、フランス語で「古道具、古道具市」を意味する言葉。「美しいガラクタ」という言葉が語源になっているそう。その名の通り、店内には長年にわたり人々に愛され大切に使われてきた美しい道具たちが並びます。
ヨーロピアンアンティークのなかでも「フランス」を選んでいる理由は、シンプルでシックということが大きく影響しているそうです。
店内に並ぶのは、年に一度3週間ほどかけて、パリからリヨン、アヴィニョン、マルセイユ、ニースなどを巡って買い付けてきた品々。モノトーンながらも、エレガントでクラシカルなものを選んでいます。
アンティークだからといって、特別なお手入れが必要というわけでもないと言います。カゴバックなど、新品よりこなれているものもあり、逆に使いやすい場合もあるそう。
とはいえ、決して安くはないアンティークの品々。でも使い込めばさらに味が出て、ずっと長く使うことができます。まずは”愛着の湧く一点”だけでも手元に置いてみてはいかがでしょうか?
そこで松田さんに、一人暮らしのお部屋にも取り入れやすいフランスアンティークの雑貨や家具を紹介していただきました。
年月が作り上げた“美しさ”を味わう暮らしを楽しんでみよう
ではさっそく、一人暮らしのお部屋にもぴったりな美しいフランスアンティークのアイテムを教えていただきましょう。
使い方は自由! 手作りゆえの味わいを感じるコンフィチュールグラス
小さな雑貨なら、一人暮らしのお部屋にもすぐに取り入れられます。たとえば、コンフィチュールグラスはいかがでしょうか。
コンフィチュールグラスとはフランス特有のジャム瓶のこと。ぽってりとした厚みのあるガラスには小さな気泡が入っていて、光が当たってきらめく様子はとても綺麗です。
少し傾いていたり、ふちが欠けたりしていても、大切に受け継がれた品は温かみがあり格別な味わいです。窓際やテーブルの上にちょこんと置かれているのを眺めるだけでほっこりとした気分になりそうですね。
気品漂うエレガントな佇まいのサイドテーブル
小物だけではなく、アンティークの家具も取り入れてみたい! 小さなサイドテーブルなら、一人暮らしのお部屋にも比較的置きやすいのではないでしょうか。目覚まし時計を置いたり、リラックスタイム中にコーヒーカップを乗せてみたり、さまざまなシーンで大活躍してくれるはずです。
たとえば、くるくるとねじりの利いたツイストレッグが印象的なこちら。
サイドテーブル 54,000円
アンティークらしいクラシカルな上品さがしっかりと感じられます。テーブルの上に何も置かなくても美しく、品の漂う家を演出できそうですね。
サイドテーブル 42,000円
アンティークのテーブルを取り入れて、経年の深みを感じながら、ゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。サイドテーブルなら、今後暮らしが変わってもずっと愛用できるはずです。
テーブルを華やかに彩る絵画のようなプレート
一人暮らしでも、食器のバリエーションがあると食事が楽しくなります。普段使いのものとは別に、お友達を家に招いたときや自分へのご褒美、ちょっと特別な日に使える素敵なお皿があったら、気分も華やぎますよ。
ヨーロッパの伝統と歴史を感じるクラシカルなデザインで、飾るだけでも絵になるアンティークのプレート。乗せたものを美しく引き立て、華やかに演出してくれるに違いありません。
“よいモノ”に触れ、心に響いた瞬間を大切に
ご紹介したような、美しく、歴史を感じられる家具や雑貨は、わたしたち自身をも引き立ててくれる何かがあるような気がしませんか?
「自分の周りにあるモノによって、暮らし方ばかりでなく、生き方や人生も変わってくるかもしれませんね」と松田さんは言います。
インテリアをすべて古いモノや高価なモノでそろえる必要はありませんが、美しいモノを見る機会を増やして、その美しさが心に響く瞬間を大切にできたらいいですね。
まとめ
洗練された美しさの中に、大切に使われてきた温かみも感じることができるフランスアンティークの品々が並ぶ「BROCANTE」。そこには、松田さんがフランスを訪れたときに感じた美意識の高さや古いモノと共存することのすばらしさ、そして、「もっと人は幸せに暮らしていいんだ」ということを五感で感じて欲しい……そんな思いも込められています。
「BROCANTE」に行ってみたら、美しいモノに触れながら「豊かに暮らす」ヒントに出会えるはずです。
取材協力

BROCANTE
【住所】東京都目黒区自由が丘3-7-7 1F
【TEL】03-3725-5584
【営業時間】13:00~18:00営業、火曜・水曜定休日
※当面の間、短縮営業中 毎週金〜月曜日 13時〜17時
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※この記事は6月時点の内容です
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