目次
初めまして、テーブルウェアスタイリスト®の二本柳(にほんやなぎ)です。
普段はCMの空間を作るスタイリスト、店舗ディスプレイ(VMD)を中心に仕事をしています。食器やお花、インテリアにまつわる仕事が多いのですが、わたし自身は34歳まで賃貸マンションを転々とする、インテリアが大好きな引越し魔でもありました。今回はドライフラワーをインテリアとして楽しむための簡単な方法をお伝えします。
普段はCMの空間を作るスタイリスト、店舗ディスプレイ(VMD)を中心に仕事をしています。食器やお花、インテリアにまつわる仕事が多いのですが、わたし自身は34歳まで賃貸マンションを転々とする、インテリアが大好きな引越し魔でもありました。今回はドライフラワーをインテリアとして楽しむための簡単な方法をお伝えします。
二本柳志津香
「TWSA(Tableware Stylist Association)」代表。
大手企業を初めとする CM・広告撮影のスタイリングや、店舗装飾、企業パーティーや催事を数多く手掛ける。
また、企業がPRとして行うイベントにもテーブルウェアスタイリスト®として登壇するなどしている。
ディスプレイ装飾・デザイン・マーチャンダイジングを学び国家資格商品装飾技能士2級保持、商品ディスプレイのプロであると共に、テーブルコーディネーター松尾洋子指示講師資格習得のプロテーブルコーディネーターでもある。
数年前からドライフラワーがインテリアのブームになっています。
以前、訪れたパリのドライフラワー専門店では、少し欠けてしまったビンテージの器にドライフラワーがアレンジされて販売されていたり、小さなテーブルランプにドライフラワーをあしらって販売されていたりと、アップサイクルをテーマにドライフラワーが素敵に生まれ変わり、今までが持っていたドライフラワーのイメージを大きく変えるものでした。
それからドライフラワーについていろいろ勉強し、今ではスタイリングの仕事でも頻繁に使用するようになっていますが、まずは基礎知識からご紹介したいと思います。
※アップサイクル・・・単なるリサイクルとは異なり、その素材を生かしながらよりよい価値をもったものに生まれ変わらせること
以前、訪れたパリのドライフラワー専門店では、少し欠けてしまったビンテージの器にドライフラワーがアレンジされて販売されていたり、小さなテーブルランプにドライフラワーをあしらって販売されていたりと、アップサイクルをテーマにドライフラワーが素敵に生まれ変わり、今までが持っていたドライフラワーのイメージを大きく変えるものでした。
それからドライフラワーについていろいろ勉強し、今ではスタイリングの仕事でも頻繁に使用するようになっていますが、まずは基礎知識からご紹介したいと思います。
※アップサイクル・・・単なるリサイクルとは異なり、その素材を生かしながらよりよい価値をもったものに生まれ変わらせること
ドライフラワーの基礎知識
辞書によると、ドライフラワーとは自然の草花を乾燥させたもの、とあります。
そこで問題になるのは、どのように乾燥させるか? ではないでしょうか。
乾燥方法は、自然に乾燥させた“自然乾燥(ハンギング法)” 、乾燥剤などを使用して乾燥させた“脱水乾燥”、高温で乾燥させた“高温乾燥”、更には“冷凍乾燥”までさまざまな方法があります。
はじめての人は簡単な“自然乾燥(ハンギング法)”でを作ることをおすすめしています。
そこで問題になるのは、どのように乾燥させるか? ではないでしょうか。
乾燥方法は、自然に乾燥させた“自然乾燥(ハンギング法)” 、乾燥剤などを使用して乾燥させた“脱水乾燥”、高温で乾燥させた“高温乾燥”、更には“冷凍乾燥”までさまざまな方法があります。
はじめての人は簡単な“自然乾燥(ハンギング法)”でを作ることをおすすめしています。
ハンギング法でのドライフラワーの作り方
ハンギング法のやり方はとっても簡単!
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1. 麻紐などでお花を縛ります。
普通に縛っていただいてもよいのですが、しっかり縛らないと吊るして乾燥中落ちてきてしまう事もあるようです。では、私のおすすめの縛り方をご紹介します。
- 40cm程度に切った麻ひもを、10cm程残してから茎の部分にクルクルと巻き付けていき、ある程度巻き付けた所で初めに10cm残しておいた部分と玉結びにします。
きつめに巻き付けていきましょう。
- 玉結びをした部分から輪を作り、玉結びします。こうする事で、フックなどに吊るしやすくなりますよ。
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2. 直射日光を避けた風通しがよい場所で1~2週間吊るします。
ドライフラワーの寿命
実は、わたしがよく撮影などの現場でドライフラワーを飾っているときに多くの質問をいただくのが、ドライフラワーの寿命についてなのです。
答えを先に言ってしまいますと、ドライフラワーは基本的に保存方法や花や草の種類によって寿命が大きく違ってきます。
ゆえに、ひとことで寿命を述べる事は出来ないのですが、多くは乾燥させてから半年~1年くらい楽しむ事が出来ます。
答えを先に言ってしまいますと、ドライフラワーは基本的に保存方法や花や草の種類によって寿命が大きく違ってきます。
ゆえに、ひとことで寿命を述べる事は出来ないのですが、多くは乾燥させてから半年~1年くらい楽しむ事が出来ます。
ドライフラワー保存の失敗談
ちなみに保存についてわたしの失敗談をお話すると、ドライフラワーにカビが生えてしまったり、ハラハラとドライフラワーの花びらが落ちてきたり…という経験がありました。
ドライフラワーにカビが発生する理由は、ジメジメした場所に飾ってしまったからです。なるべく風通しのよい場所に飾ることがポイントだったんですね。
また、ドライフラワーの花びらが落ちる理由は、ドライフラワーに向いているお花選びが出来ていなかったからです。こういった点に気を付けながら作ってみてください。
それでは続いて、吊るすだけで簡単に作れるハンギング法におすすめのドライフラワーの花選びをお伝えしていきますね。
ドライフラワーにカビが発生する理由は、ジメジメした場所に飾ってしまったからです。なるべく風通しのよい場所に飾ることがポイントだったんですね。
また、ドライフラワーの花びらが落ちる理由は、ドライフラワーに向いているお花選びが出来ていなかったからです。こういった点に気を付けながら作ってみてください。
それでは続いて、吊るすだけで簡単に作れるハンギング法におすすめのドライフラワーの花選びをお伝えしていきますね。
かんたん・きれいにドライフラワーができあがる インテリアにおすすめの草花3選
ドライフラワーにおすすめの花は、特徴として花の水分量が少ない品種を選ぶことだと、わたしがドライフラワーを作る際に初歩の段階で学びました。
これまでいろいろ試したなかで、たとえば薔薇やカスミソウは吊るすだけのハンギング法で簡単にできましたし、桜は吊るすだけのハンギング法では上手くできず、シリカゲルという乾燥材を使う事で色美しい桜のドライフラワーが作れました。
今回は“かんたん・きれい”をテーマに、吊るして作るハンギング法に向いているとわたしが思うおすすめのお花をご紹介します。
これまでいろいろ試したなかで、たとえば薔薇やカスミソウは吊るすだけのハンギング法で簡単にできましたし、桜は吊るすだけのハンギング法では上手くできず、シリカゲルという乾燥材を使う事で色美しい桜のドライフラワーが作れました。
今回は“かんたん・きれい”をテーマに、吊るして作るハンギング法に向いているとわたしが思うおすすめのお花をご紹介します。
1. ハイブリットスターチス
実はわたし、スターチスが苦手でした。
昭和を代表する花に思えてしまい、なんだか古い印象を持っていたからなのです。
しかし、スターチスの中でも花の部分がとっても小さいハイブリットスターチスと出会ってからは、スターチスのイメージが可憐でかわいらしい印象にわたしのなかで大きく変わりました。
今、人気があるお花でドライにするのも簡単なんですよ。
昭和を代表する花に思えてしまい、なんだか古い印象を持っていたからなのです。
しかし、スターチスの中でも花の部分がとっても小さいハイブリットスターチスと出会ってからは、スターチスのイメージが可憐でかわいらしい印象にわたしのなかで大きく変わりました。
今、人気があるお花でドライにするのも簡単なんですよ。
2. ユーカリ
ユーカリは香りがよく、ひとえにユーカリと言ってもさまざまな種類があります。色や形、さまざまなユーカリのなかからお気に入りのユーカリをぜひ吊るしてみて欲しいです。
ポイントはしっかり水分を吸わせて、ユーカリがシャキッとしている状態で吊るすことです。先端が垂れている状態は水が下がると言って、あまりよい状態ではありません。しっかり水を吸わせて、生き生きした状態のユーカリを吊るしましょう。
ポイントはしっかり水分を吸わせて、ユーカリがシャキッとしている状態で吊るすことです。先端が垂れている状態は水が下がると言って、あまりよい状態ではありません。しっかり水を吸わせて、生き生きした状態のユーカリを吊るしましょう。
3.セルリア
南アフリカ原産、ふわふわとしたかわいいフォルムが特徴です。
ネイティブフラワー種に属します。ネイティブフラワーとは南アフリカなど南半球を原産とした花の事で、近年とても人気です。
ドライになるとセルリアは更に優しい色合いになります。こちらも簡単にドライフラワーにできます。
ネイティブフラワー種に属します。ネイティブフラワーとは南アフリカなど南半球を原産とした花の事で、近年とても人気です。
ドライになるとセルリアは更に優しい色合いになります。こちらも簡単にドライフラワーにできます。
ドライフラワーをインテリアとして楽しむアイデア
1. ミニブーケを作ってドアノブに吊るしてみる。
お花を小さく束ねて麻ヒモでくくり、ドアノブに引っ掛けるだけです。
ポイントは小さく束ねること。
お部屋のインテリアに合わせて、お花のカラー選びにもトライしてもらえたらうれしいです。
ポイントは小さく束ねること。
お部屋のインテリアに合わせて、お花のカラー選びにもトライしてもらえたらうれしいです。
2. 1種類の花を束ねて扉にかざってみる。
お花をいただく際、カスミソウが多く入っている場合もあると思います。
カスミソウは吊るしておくことで簡単にドライフラワーとなります。
またボリュームが出やすい花材のひとつですので、1種類だけでも絵になると思います。
このような感じで壁に吊るして楽しんでみてはいかがでしょうか?
カスミソウは吊るしておくことで簡単にドライフラワーとなります。
またボリュームが出やすい花材のひとつですので、1種類だけでも絵になると思います。
このような感じで壁に吊るして楽しんでみてはいかがでしょうか?
3. 乾燥中もインテリアに馴染ませて楽しんでみる。
乾燥中のドライフラワー、これもまたなかなか絵になるものです。
洋服のハンガーに吊るしたり、写真のようにフックにかけて楽しむのもおすすめです。
洋服のハンガーに吊るしたり、写真のようにフックにかけて楽しむのもおすすめです。
4. コレクションのように飾ってみる。
画用紙を好きな大きさに切って、グルーガンで留めて草木の名前を書いただけなのですが、どこかコレクションのような印象になりませんか。
マスキングテープで貼れば壁に傷もつかず、気分によっていろいろ変えられるので気に入っています。
マスキングテープで貼れば壁に傷もつかず、気分によっていろいろ変えられるので気に入っています。
まとめ
今回は“かんたん・きれい”をテーマに、ドライフラワーの世界をご紹介させていただきました。
ドライフラワーはお部屋に色味をプラスしてくれ、あるだけでお部屋が明るくなります。
生花と違い毎日お水などを変える必要もなく、ライフスタイルにお花を取り入れられるのも魅力の1つではないでしょうか。
ドライフラワーのある暮らしを楽しんでみてくださいねっ!
ドライフラワーはお部屋に色味をプラスしてくれ、あるだけでお部屋が明るくなります。
生花と違い毎日お水などを変える必要もなく、ライフスタイルにお花を取り入れられるのも魅力の1つではないでしょうか。
ドライフラワーのある暮らしを楽しんでみてくださいねっ!