5.2畳を広々見せる! 無彩色の塩系インテリア

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一人暮らしの部屋の実例をご紹介。今回取り上げるのは、5.2畳の1Kに暮らすi.l.f__さん。無彩色な塩系のインテリアでかっこよくまとめた部屋には、空間を広く見せる工夫も。写真も参考に、お気に入りのアイテムやライフスタイルなどをチェックしていきましょう。

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1Kの賃貸マンションに暮らしているi.l.f__さん。テーマは、白×グレーでそろえた無彩色インテリア。全体的に無機質な素材を使いつつも、どこか温かみを感じられる空間をめざしているそう。お金をかけず手軽にできるDIYも取り入れ、5.2畳という空間を広く見せる工夫もちりばめています。爽やかな塩系の部屋は、クリーンな印象が好きな人におすすめです。
i.l.f__さん

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i.l.f__さん

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統一感を出すために工夫したことは、部屋の色を2〜3色に絞ること。僕の場合はほぼ白とグレーで構成しています。また家具系は白、ファブリック系はグレーなど、自分のなかでもルールを決めています。観葉植物や間接照明を使って、無機質ななかにも温かみを出すことを大切にしています。

6畳以下の部屋を広々使いこなすポイント

i.l.f__さんの部屋は、広々と見えるため5.2畳と知って驚く人も少なくないのでは? 実は、6畳以下の部屋でも広く見せるテクニックを生活のなかで独自に編み出し、実践しているそう。そのテクニックを教えてもらいましょう。

扉の直線状に大きな家具を置かない

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部屋の扉を開いた瞬間に奥まで見通せる空間づくりは必須。視界をさえぎる大きな家具や背の高い家具は死角に置き、全体的に背の低い家具でそろえることも大事です。6畳以下という限られた空間では、“とにかく視界を広く見せる”ことを徹底しましょう。

明るい配色がマスト!

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限られたスペースを広く見せるには、部屋のベースとなる色を明るい色に! 黒やダークブラウンなどが多いと、空間を引き締める効果が強く部屋を狭く見せてしまいます。特にカーテンやベッドカバー、カーペットなど、面積が大きいアイテムは明るい色がマストです。

抜け感がある家具を選ぼう!

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背の高い家具を置く必要があるときは、抜け感があるものを選ぶのが正解。背面がない棚やおしゃれなハンガーラックも最近はたくさん売られています。奥の壁が見えるだけで、圧迫感を感じさせず、開放的な印象に! 

そのほか、生活感のあるものはクローゼットなど見えない場所に収納したり、床にものを置かないようにしたりとルールも設けているのだとか。あたり前ですが、空間を広々使うにはものを減らすことも大事です。

“コンクリートブロック”がDIYに大活躍

手軽なDIYで、自分好みのインテリアを楽しんでいるi.l.f__さん。なかでも大活躍していたのが、ホームセンターなどで販売しているコンクリートブロック。一体どのように使っているのか、活用法を見てみましょう。

のせるだけで完成! おしゃれなテレビボード&テーブル

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部屋になじんでいる、無機質でおしゃれなテレビボードはDIYしたもの。
i.l.f__さん

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つくり方は、ホームセンターの島忠で買った板とコンクリートブロックをのせるだけ。コンクリートブロックと板は固定していませんが、テレビが乗っているのでそれほど動きません。費用は1,500円ぐらいでした。
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リビングで使っているテーブルも同じくDIYをしたもの。前に使っていたイケアの「グランボダ」というテーブルの天板をコンクリートブロックにのせてつくったそう。こちらもコンクリートブロックにのせているだけなので、工具や接着剤などは一切不要。簡単なので、不器用な人でもすぐ真似できそうですね。

メンズライクな部屋に似合う、キャンドルスタンド

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クールな塩系のインテリアをめざすなら、印象の引き算も大事。温かみのある雰囲気に包まれるキャンドルを使うなら、無機質な素材をキャンドルスタンドに使うのがおすすめです。コンクリートブロックを2個重ねて、ガラスプレートを置いただけのこちらのキャンドルスタンドは、甘さがないためメンズライクな部屋にもよく合います。

コンクリートスタンドは気軽に手に入るうえ、とってもおしゃれに使えますよ。アイデアしだいで、いろいろ活用できそうですね。

心地よさUP! 間接照明の選び方&使い方

温かみのある間接照明で、夜は心地よい空間をつくり出しているi.l.f__さん。その使い方やライトの選び方にもひと工夫あるようです。選び方や使い方に迷っている人はぜひ参考にしてみて。

光源を隠して雰囲気を出そう

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間接照明をよりおしゃれに使うなら、光源を見せないのがポイントだとか。i.l.f__さんの場合、テレビボードの下やカーテンレールの下に間接照明を配置することで、柔らかな光が部屋全体を包み込み、リラックスできる空間を実現しています。電飾のコードなど、ごちゃごちゃしたものを見せない効果もありますね。
i.l.f__さん

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ハンガーラックや、テレビボードの下、カーテンレールの上などいろんなところに間接照明を設置しています。ひとつひとつがあまり明るくないので複数置くことで部屋の明るさの調整もしやすくしています。

イケアのスティックライトが優秀

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使っているのは、イケアのディオーデルという「LEDスティックライト4本セット」(2,999円)。これを、セロハンテープで貼って固定しているそう。コンセント式なので、何本使うかで明るさの調整も可能です。
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お気に入りだという、カーテンレールの裏の照明もとても落ち着く雰囲気。ワンルームも限られた空間でも、間接照明を使って昼と夜とで印象を変えれば、おうち時間を飽きずに楽しめそうですね。

まとめ

i.l.f__さんが暮らすクールな塩系インテリアは、清潔感にあふれ、まるでモデルルームのようなスタイリッシュさがありましたね。
単に色味をそろえるだけではなく、コンクリートブロックなど無機質の素材にこだわることも塩系インテリアを成功させるポイントのようです。一見生活感を感じさせませんが、観葉植物を置いたり、間接照明でやさしい雰囲気をつくることで、ほっとできるくつろぎの空間を上手につくっていました。
そして、もうひとつ注目すべきは5.5畳の部屋を広く見せる技! 家具選びや配置などを工夫することで、圧迫感を感じさせずに暮らせることを証明してくれました。おしゃれなライフスタイルを実現させるのは、部屋の広さではなくアイデアしだい。6畳以下のワンルームで暮らす人はぜひ、参考にしてみてください。
※写真は全てi.l.f__さんより提供

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