広さや間取りに関わらず、一人暮らしの部屋を素敵な空間に彩って生活している人はたくさんいます。そんな人たちから実践のテクニックを教えてもらえば、おしゃれな部屋作りができるはず。そこで、インテリア上級者が実際に暮らしている部屋を見せてもらいました。
今回は、ヨガが趣味だというAさんのお部屋をご紹介。1K25㎡というワンルームとは思えないほど、広々とした印象の部屋に仕上がっています。では、さっそく素敵な部屋作りの秘訣やテクニックなどを伺っていきましょう。収納が少ない部屋に暮らしている人、必見です。
今回は、ヨガが趣味だというAさんのお部屋をご紹介。1K25㎡というワンルームとは思えないほど、広々とした印象の部屋に仕上がっています。では、さっそく素敵な部屋作りの秘訣やテクニックなどを伺っていきましょう。収納が少ない部屋に暮らしている人、必見です。
目指したのは、古いものと新しいものが溶け込んだ部屋
株式会社アクタス Aさん(30代)
家具ディスプレイスタイリスト
間取り:1K7.5畳(25㎡)
今回、部屋を紹介してくれるのは、丁寧な暮らしを提案しているインテリア企業「アクタス」に勤める30代女性のAさん。会社では、家具ディスプレイスタイリストとして活躍しています。ふだん部屋ではどんな過ごし方をしているのでしょうか。
Aさん
自分にとって部屋は、いろんなスイッチをオフにできる場所。心を整え、心を満たしてくれるための空間です。今の住まいは高層階のため、カーテンを開けて、床に座って外を見ると、建物も見えず、空だけが広がっていきます。その景色をぼーっと眺めるのが好きなんです。
Aさんの部屋は、収納が少ない1K25平米の賃貸マンション。リビングルームは7.2畳という限られた空間の中で、いかに自分の心地よい空間を作っているか、というのが今回のポイントとなりそうです。
Aさん
部屋のテーマは、素材、新旧テイストのミックスです。出所のわからない古いものと、新しいものがどちらも程よく溶け込んでいる空間が理想です。
なかでもお気に入りは、リビングに置いているイギリス製のユーズドサイドボードなのだそう。優しい木の風合いが素敵で、観葉植物が置かれたナチュラルな雰囲気の部屋になじんでいます。
狭い空間を広く見せるテクニックとは
ワンルームの暮らしで、ぜひ真似したいのが、ミラーを使って部屋を広く見せるという技。Aさんは、サイドボードの上に少し大きめなミラーを配置。お化粧の際に役立つだけではなく、視覚のトリックで部屋に奥行が生まれたような印象を受けます。ライトの灯りや窓からの光も映し出すため、部屋の明るさもUPします。
さらに、流しの横にあるキッチンの戸棚はカラースキム(色彩の調和)を整えて、飾りながら収納。籠や籐の素材のBOXやガラス瓶、白が基調のキッチンアイテムなどで統一感を出すことで、むしろ見せたくなるほどのかわいいインテリアコーナーに。
隠すのではなく、あえて見せることで空間に広がりができ、部屋がグンと広い印象に変わります。
照明やチェストなど、実際に購入したアイテムたち
家具ディスプレイスタイリストのお仕事をされているAさんは、日ごろから素敵なインテリアに囲まれて生活をしているはず。そんなAさんが、「これは買い!」だと、ご自分の部屋に取り入れたアイテムが気になるところ。実際に購入したインテリア用品の一部をご紹介します。
まずは、照明。リビングで使っている照明は、ACTUSのLOUIS POULSEN/ENIGMA425Pendant Lamp。
デスク上の照明は、ACTUS CLARKSのもの、スツールはACTUS のSHOE MAKER Stoolです。
先ほどご紹介したミラーはACTUS SLOWHOUSEのものだそう。他にも、チェスト上やサイドボード上のフラワーベースもACTUSで購入したそうです。
忙しいと生花を常に飾るのはなかなか難しいので、フラワーベース自体をインテリア小物として利用したり、ドライフラワーを飾ったりするのも、真似したいテクニックですね。
部屋には余白と抜け感が大切
最後に、Aさんからおしゃれな部屋作りのためのアドバイスをいただきました。
Aさん
ファッションやメイクと同じように、部屋のインテリアでも余白や抜け感が大事だと思います。まずは、自分が好きだと思うもの、心地よいと思うものを厳選しながら揃えること。そして、引き算を忘れずに組み合わせていくことです。
さらに、これがあるといいというものも教えてくれました。
Aさん
それは、照明。照明がおしゃれだと部屋の印象ががらりと変わります。他を妥協しても、照明だけは気に入ったおしゃれなものをまず探してみてください。
ACTUS
インテリアショップACTUS(アクタス)は、輸入家具からオリジナル家具・雑貨・カーテン・システムキッチンまで取り揃え、丁寧な暮らしを提案しています。
>> 公式WEBサイトはこちら
まとめ
Aさんの新旧のテイストを織り交ぜた優しい雰囲気のお部屋をご紹介しました。部屋にあるアイテムたちがひとつひとつ丁寧に選ばれているものだと伝わってくるお部屋でしたね。素敵なものがたくさんあるのに、ごちゃごちゃした印象になっていないのは、きっと“抜け感”を意識して部屋作りをしているから。さらに、照明などポイントとなるところは抑えるというのもインテリア成功の近道だと教えてくれました。
約7畳1Kの部屋でも、自分らしい部屋作りができることがわかり、やる気が出た人も多いのでは? 小物使いや家具の配置、ミラーを使ったテクニックなど、取り入れられるところはどんどん真似をして、理想の部屋を作ってみてください。
約7畳1Kの部屋でも、自分らしい部屋作りができることがわかり、やる気が出た人も多いのでは? 小物使いや家具の配置、ミラーを使ったテクニックなど、取り入れられるところはどんどん真似をして、理想の部屋を作ってみてください。