2020年12月29日 更新
個性的でスタイリッシュ! アーティスティックな8畳1K
一人暮らしの部屋の実例をご紹介。今回取り上げるのは、シンプルモダンがテーマのsui_salixさんの1Kのお部屋。密度感と色味のバランスに配慮したという部屋は、アートを感じさせる独特の空間になっています。写真も参考に、お気に入りのアイテムやライフスタイルなどをチェックしていきましょう。
8畳1Kのお部屋で一人暮らしをしているsui_salixさん。“シンプルモダン”をテーマに、黒、白、ゴールドなどの配色で落ち着きのある雰囲気の部屋をつくっています。部屋には、主に趣味の読書ができるゆったりとしたソファ、仕事をするためのデスク&チェア、ベッドが置かれています。特徴があるのは、チェストや玄関の棚の上のアーティスティックな装飾。家具の購入先はイケアがほとんどだそうですが、唯一無二の個性あるインテリアも参考になるポイントが多そうです。
sui_salixさん
骨格となる大物の家具はできるだけプレーンな色や素材のものを選び、そこに小物をプラスして雰囲気づくりをしていきます。プレーンだからこそ、バランスは大事。大物を買うときは、その写真をネットで拾ってきて、配置シュミレーションをしていました。
それから、やはりカーテンと床はなにより鍵を握るアイテムだと思います。布カーテンではなくアルミのブラインドを選び、床にはヘリンボーン柄のフローリングシートを敷いています。こうすることで、洗練された海外風の雰囲気が自然とできあがりました。
計算してつくられた美しいディスプレイ
ドライフラワーや雑誌、オブジェなどが置かれ、一見ランダムに見える玄関とキャビネットの上のディスプレイ。アイテム数は多いけれど、洗練された印象なのは実は計算されてつくられているから。そんなアート作品のような美しい空間をつくるコツとは?
ドライフラワーもひとつのオブジェ
毎朝、目覚めるとリビングのキャビネットの上の景色が目に入るのだとか。朝いちばんに自分が大好きな美しいものが目に飛び込んできたら、Happyに1日を始められそうですね。
sui_salixさん
花はすべてドライフラワーなのですが、わたしにとっては花もひとつのオブジェなんです。ずっと飾り続けるものだから、この部屋に合う色、形、質感はどんなものだろう、と花屋で吟味して選び、ドライにしてから挿します。 茎を切りながらボリューム感や広がり方を調整し、あとはどんなものがプラスされたらいいだろうかと考える。本来の花の楽しみ方からは逸脱していると思いますが、無機物では再現できない造詣や質感にあふれているので、わたしにとって花はとても大事なアイテムです。
高さのバランスも考慮してものを置く
玄関のディスプレイも、ものはたくさんあるけれどシンプルモダンな雰囲気に溢れています。雑誌、鏡、ドライフラワー、時計、キャンドル、ジュエリーなど、いろいろなアイテムがあるのにごちゃついて見えないのは、置き方のバランスを考えられているから。ものがなければスッキリするのは当たり前。センスよくディスプレイすることで、ものがたくさんあっても素敵に見せられることがわかりますね。
sui_salixさん
まだまだ構築途中ですが、背が高いもの低いもの、壁とのバランス、密度感や色味など、ひとつひとつのアイテム選びと置き方のバランスにかなりこだわっています!
趣味の読書のための部屋づくり
部屋でなにをするか、どんな過ごし方をしたいかで、部屋で使うアイテムは異なります。sui_salixさんの場合は、読書をすることを考えて家具を選んでいるそう。リビングでくつろぎながら本を読んだり、夜ベッドに入ってから本を開いたり……。読書を楽しむためにどんな家具を取り入れているか見てみましょう。
寝る前の読書に役立つベッドサイドテーブル
読書を楽しめるよう追加したのが、ベッドサイドテーブル。床置きしていたランプをテーブルの上に移動させて、夜もベッドで本が読めるようにしたそう。読みかけの本も置けて便利です。
スタンドライトで読書の時間が充実
ソファで本を読むために取り入れたのが、スタンドライト。「イケア」で購入したゴールドのライト、バロメーテル(税込5,999円)は、ある程度角度調節もできて使い勝手がよさそうです。
sui_salixさん
間接照明と広いソファと静かな夜、最高です。なににも追われずのんびり本を読む時間は、いちばんの贅沢だと思います。
デザイン性と機能性をあわせ持った愛用品
モダンでかっこいい部屋をつくり出している、愛用品をご紹介します。アーティスティックなデザインがありつつも、きちんと機能性のあるアイテムは、暮らしを豊かにしてくれるはず。
置くだけで素敵! メタリックなブックスタンド
トライアングル型のブックスタンドは、それだけでオブジェのよう。アート関連の本や写真集などを置きたくなるデザインです。ブックスタンドはよくあるけれど、こういう特別感のあるデザインのアイテムを少しずつ増やしていくことで、自分の目指す世界観へ近づけますね。
「イケア」のテーブルが収納にも大活躍
「イケア」のテーブル、グアローヴ(税込6,999円)は、スタイリッシュな見た目も素敵ですが、収納付きで便利。トレーを外せば、下のバスケットにブランケットや雑誌など、散らかりがちなアイテムをしまえます。sui_salixさんは、シーツ類や使っていないクッションカバーを入れることが多いのだそう。
sui_salixさん
便利かつおしゃれで、かなり役立っています。部屋も引き締まって見えるので、本当に買ってよかったアイテムです。装飾にもなるしおすすめです。
まとめ
絵画のようにバランスを考えてつくられている8畳1Kのお部屋は、シンプルモダンでありながら個性が光っていました。キャビネットや玄関のディスプレイは、ドライフラワーもひとつのオブジェとして計算して構築されていて、ずっと見ていられるほど美的センスが抜群でしたね。
愛用品も、どのように使うか、どこに置くかをきちんと考えてから部屋に迎え入れているから、1点1点が素敵な存在感を放っていました。必要な家具や雑貨があるとつい好みでパッと買ってしまいそうですが、素敵な部屋を目指すなら、機能性、デザイン性など、そのアイテムを吟味して買うというクセを付けるのも大事かもしれません。そうすることで、sui_salixさんの部屋のようにその人らしい個性が部屋のなかに備わってくるはずですよ。