2021年09月08日 更新

実例から学ぶ! 一人暮らしの寝室のインテリアを快適&おしゃれにする方法

寝室のインテリアは、快適な眠りの空間を実現できるかはもちろん、ゆったりとリラックスして過ごせる場所になるかを左右する場所です。そこで、快適でおしゃれな寝室のインテリアコーディネート方法を実例付きで紹介!ベッドの配置の仕方や、注意したい点についても解説します。

一人暮らしではワンルームの場合が多いため、リビングルームと寝室を分けることが難しいという人がほとんど。だからこそ、ベッド周りも快適でおしゃれなインテリアコーディネートをすることで毎日の気分も変わってきます。そこで今回は、インテリアコーディネーターMAKOさんに聞いた、一人暮らしの寝室インテリアのコツを実例付きで紹介!ベッドの配置の仕方や、注意したい点についても解説します。
MAKOさん (株)ラフスタイル代表取締役・インテリアコーディネーター

法人、個人問わずサロン、オフィス、社員寮、ホテルなどのインテリアデザイン及びコーディネートを中心に、インテリア関連のセミナー講師や、執筆活動、コンサルティング、企画、またメディア協力でも活動中。

https://www.laugh-style.jp/

一人暮らしの寝室に置くのはベッド? 布団?

一人暮らしの部屋の寝具をベッドにするか布団にするかは、個人の好みにもよりますが、スペースや収納などの物理的な状況も関係してきます。では、ベッドと布団には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

ベッドのメリット・デメリットは?

  • メリット

  • ホコリゾーンを避けられる
  • ベッド下を収納スペースとして利用できる
  • ベッドメイキングが掛け布団のみで済むので楽
MAKOさん

ホコリゾーンは、床上30センチほどのホコリが舞いやすい高さを指します。そのため、鼻炎アレルギーのある人は床から高い位置にあるベッドの方が快適な睡眠をとることができるでしょう。また、ベッドは高さがあるため立ち上がりやすく腰への負担も少ないということですね。

  • デメリット

  • 容易に場所を変更しづらい
  • 大型家具なので邪魔になる可能性がある
MAKOさん

部屋があまり広くない場合、広々と寝たくてもサイズの大きなベッドでは、ベッドが場所を取り空間を占めてしまう可能性があります。

布団のメリット・デメリットは?

メリット
  • 寝るときのみ敷けばよく、部屋のスペースを有効に使える
デメリット
  • 布団の上げ下げが面倒
  • 床に近い位置で寝ることになるので、アレルギーなどがあると辛い
MAKOさん

布団を敷きっぱなしにしていると、布団やフローリングがカビてしまい健康に悪いので毎日上げ下げすることが必要です。毎回たたむのは面倒ですし、布団をしまうスペースも要しますが、最近は布団を入れてクッションにするタイプのものも販売しているので、そのようなケースを活用してソファ代わりにすることも可能です。

一人暮らしの部屋で快適に寝るために ベッド・布団の配置はここに注意

一人暮らしの部屋はワンルームや1Kといった場合が多く、明確に寝室を分けられないことがほとんどです。ひとつの空間でリビングと寝室の両方を兼ね、大学生ならオンライン授業、社会人ならテレワークなどの勉強や仕事をするスペースにもなります。
だからこそ、一人暮らし用の間取りで快適な睡眠をとるためには、ベッドや布団の配置場所に注意を払う必要があります。
MAKOさん

同じ空間でも、棚、パテーション、観葉植物などを使って仕切ることでリビングルームと寝室を分けることができます。生活用途が分けられるだけでなく、部屋のメリハリにもなっていいですね。

MAKOさん

窓の前に頭が来るようにベッドを配置すると、眠っている間に外気をうけてしっかり眠れない可能性があります。また、オープンタイプの収納の目の前にベッドを置くと体の上に倒壊する危険性があるので、できるだけ避けましょう。さらに、部屋の開口部を塞ぐところも避けたほうがいいです。

一人暮らし女子におすすめ! 快適&おしゃれな寝室インテリアのポイント

ベッド周りを自分がリラックスしてくつろげる好みのインテリアでコーディネートしましょう。寝室にぴったりなおすすめインテリアをMAKOさんに聞きました!

インテリアは楽しみながら選ぶ

枕やクッションをたくさん置いて、ベッドにボリュームを出すとこなれ感がアップします。カラーや素材、柄も楽しめるので、一人暮らし初心者の方にもおすすめ。
MAKOさん

ドレッサーやスツール、ベッドリネンなどでインテリアを楽しむことができます。棚と机を兼ねたミラー付きのライティングビューローなども便利でおすすめですよ。

ベッドまわりの配色は落ち着いた色味を選ぶ

ゆっくりと休む場所でもある寝室にはカラフルなビタミンカラーより、くすみ系やパステルカラーなど落ち着きのあるやさしい配色を選ぶといいでしょう。
MAKOさん

ベーシックカラーを用いたり、くすみ系などのなじみやすい色を選ぶと、リラックス感&温もりが感じられやすい空間をつくりやすくなります。原色の赤や黄などのビビットな色彩はあたたかい空間をつくりたい場合は避けましょう。

温かみのある間接照明を取り入れる

ベッドまわりには、温かみのある間接照明がおすすめ。あわせてアロマをたいても◎やさしい光と心地よいアロマの香りでリラックスした気分になれるかも。
MAKOさん

フロアライトやテーブルライトなど、間接照明にもさまざまタイプがあります。自分の部屋のスタイルに合うデザイン、設置スペースに合うサイズのものを選びましょう!

素敵な寝室インテリアコーディネート実例

一人暮らしの部屋の寝室インテリアの実例を見てみましょう。コーディネートの参考にしてみてくださいね。

配置や照明を上手に工夫したホテルライクな寝室

色味を絞ったシンプルなコーディネートがスタイリッシュな印象に。家具の高さをそろえて天井を高くみせているのに加えて、ベッドサイドと窓際の間接照明がリラックスポイントになっています。

余白を持たせながらアイテムを置いている寝室

木の素材のインテリアや、ベージュやアイボリーの雑貨でベッドメイクしているナチュラルな寝室コーディネート。居心地のよい寝室インテリアのポイントは、ものをごちゃごちゃ置かず、“余白”をつくること! 置くアイテムはお気に入りのものを厳選して、さらに色味をそろえるとより統一感がでますよ。

まるでフルムーンのような月が素敵な寝室

オレンジ色の月がぽっかり浮かんでいるような照明、ムーンライト。そのままつけて寝ても
気にならないほのかな明るさで、リラックス空間の演出にピッタリです。こちらは100円ショップ「セリア」での購入品と、300円ショップ「3coins」での購入品。3coinsの商品は、タッチ―センサー付きでタッチするだけで灯りの調整や電源のONOFFができておすすめなのだそう!

色使いがやさしい寝室インテリア

淡いパステルカラーのクッションを複数配置。無地のなかにチェック地を差し色に加えているので、淡いカラーながらメリハリがついています◎ 休日の朝には、ずっとまどろんでいたい気分になるやさしいコーディネートですね。

柄物のクッションで大人っぽいかわいさがある寝室

アイボリーのやさしい色味に、柄物の華やかなクッションがアクセントに。色味や素材をそろえることにこだわらず、自分の好きなものを組み合わせても意外となじむものです。

寝室インテリアはおしゃれだけでなく快適さも大切!

1日の疲れを癒すために欠かせない睡眠。ゆっくり休むための快適な寝室にするには、空間をうまく使うことが大切です。家具選びから配置の仕方、周りに置くインテリアなどにこだわりながら、自分が一番リラックスできる環境を探してみましょう!
文・アート・サプライ
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