2020年12月21日 更新
クリスマス直前! お部屋をクリスマスアイテムでコーディネートしよう
クリスマスツリーの美しい飾り方、ツリーのバリエーション、クリスマスオーナメントを上手に使うコツを紹介します。なんとなくで飾っていたものもルールを知ることであっという間におしゃれにクリスマスバージョンの部屋にすることができます!
街中やデパート、雑貨屋さんの店先がクリスマス一色に染まるこの季節。一人暮らしのお部屋もクリスマスバージョンに変えてみませんか? 大きなツリーがなくったって大丈夫! たとえばツリーのオーナメントを観葉植物に1つ2つ飾るだけでもクリスマス気分が盛り上がります。そんな簡単でセンスあふれるコーディネートのポイントを、インテリアコーディネーターのMAKOさんにお聞きしました。
MAKO
(株)ラフスタイル代表取締役・インテリアコーディネーター
法人、個人問わずサロン、オフィス、社員寮、ホテルなどのインテリアデザイン及びコーディネートを中心に、インテリア関連のセミナー講師や、執筆活動、コンサルティング、企画、またメディア協力でも活動中。
https://www.laugh-style.jp/
部屋を彩るクリスマスツリー
クリスマスツリーの上手な飾り方
色とりどりのオーナメントで飾られたクリスマスツリー。このツリーとオーナメントには、実は黄金比があるんです。2012年に英シェフィールド大学が「完璧なクリスマスツリー」の作り方を導き出す方程式を発表しました。ツリーの高さに対するオーナメントの数やライトの長さ、ツリー頂に飾るスターの高さなどの比率を算出することができ、この方程式を使えば完璧なツリーが作ることができるといいます。
同大ウェブサイトには簡単に使える計算ツールもあるので、お部屋のツリーにあった黄金比を見つけてお気に入りのオーナメントを飾るのも楽しいものですよね。
ミニサイズのクリスマスツリーは玄関やサイドテーブル、棚などに気軽に飾ることができます。飾りが付いていないタイプなら、自分好みにアレンジメントができます。それに対して、近年は高さのあるツリーも人気。しっかりとオーナメントを付けて足元部分にカバーをかぶせたり、プランターカバーやバスケットで工夫されている方も。また、ブランチ(枝)ツリーも人気です。卓上から自立タイプまでサイズも豊富です。
イマドキのツリーはバリエーション豊富!
大きさやカラーはもちろん、最近のツリーにはさまざまなタイプが登場しています。高さのある王道のクリスマスツリー人気も高まっているとはいえ、一人暮らしの部屋には意外とハードルが高いもの。そこで、近頃人気の3つのタイプをご紹介。あなたのお部屋にピッタリなツリーを見つけて、さっそく飾ってみて!
床置きから卓上サイズまで、高さや幅などさまざまな大きさがそろい、好みに合ったものが選びやすい定番クリスマスツリー。イミテーションといっても、かなりリアルなタイプも。また、最近では白やピンクなど、カラーバリエーションも豊富です。
枝をツリーに見立てて、オーナメントなどを飾る近年じわじわと人気のタイプで、お花屋さんやホームセンター、ネットでも購入できます。また、公園で落ちている枝を拾ってきて手作りすれば、枝の大きさや太さなど自然の形を生かして自分だけのスタイリッシュなツリーができます。市販品では枝を自在に折り曲げられるワイヤータイプのものもあり、LEDライト付きのものはキラキラ感が欲しい人におすすめです。
壁に掛けるだけでお部屋をあっという間にクリスマスバージョンにすることができるタペストリータイプのクリスマスツリー。プリントされたツリーに画びょうや安全ピンなどでタペストリーを飾れば、ゴージャス感も雰囲気もアップ。場所を取らず、片付けや収納のしやすさからこちらも人気上昇中のタイプです。
一人暮らしのお部屋では、飾る場所を最初に考えてからそれに合ったサイズを購入することがポイント。電飾を使用する場合は、コンセントの位置も考慮します。ツリーの葉っぱの部分も商品によってさまざまですが、近年高見えする本物のモミに似ているタイプが人気です。ツリーはブランチ(枝)ツリーも注目度が高く、サイズも卓上から自立タイプまであります。また、ここ数年リースやガーランドなどを使ったり、アートを飾ったりなどのウォールデコレーションも定番に。
人気のクリスマスオーナメント
クリスマスツリーのオーナメントも、せっかくならお気に入りのものを飾りたいですよね。最近はクリスマスシーズンになると、オーナメント専門の売り場が登場するデパートも。さまざまなデザイン、素材のオーナメントが色とりどりに並び圧巻です。今年人気なのは、どんなオーナメント?
今年のトレンドカラーは?
「金銀のほか、ベージュ―、ブラウン、ブルー、ピンクを多く見かけますね」と、MAKOさん。さらにピンクはコーラルピンク(オレンジかかったピンク色)や、くすんだタイプがトレンドなのだとか。また、ラメなどを組み合わせた華やかなオーナメントも人気です。
近年はナチュラルなパインコーン型や、シンプルなガラスボールなどのガラス製オーナメントのほか、華やかなペーパーオーナメントなど、クラフト感あるものが人気です。素朴な素材に、ラメや形状などで華やかさを出しています。ベーシックなボールタイプのオーナメントは、表面に模様が入っているタイプだったり、ガラスやレースで雪の結晶の形のオーナメントなどを枝に吊るして簡易的にツリー代わりにするのも流行っていますね。
毎年少しずつコレクションするのも楽しい!
お気に入りのオーナメントを毎年少しずつコレクションしていくのも楽しいもの。「今年はどんなオーナメントがあるかな」と、クリスマスが待ち遠しくワクワクするものになりますよね。シルバーやゴールドなどカラーで集めたり、注目アイテムのガラスのオーナメントもおすすめです。
ガラスのオーナメントでは、フィンランドのiittala(イッタラ)などは他と比べると少し高価ですから、コツコツ毎年買い増しをし、積み重なるオーナメントを楽しみにクリスマスを過ごされても良いと思います。
お部屋全体をクリスマスアイテムで彩ろう
クリスマスツリーを置いたり、オーナメントやリース、ガーランドなどでお部屋をセンス良くクリスマスバージョンにするコツと、デコレーションする際のポイントやコツ、注意したい点をご紹介します。
壁や天井をデコレーションするコツ
お部屋の壁や天井にデコレーションをするには、ちょっとしたコツが必要です。飾る面が広いがために、たくさん飾りすぎてしまったり、反対に少なすぎて寂しい感じになってしまったり。そんなときは、飾るオーナメントにもうひとつ、雰囲気や色合いをそろえたクリスマス小物を組み合わせてあげると、その飾りだけが空間に浮いた感じになることが防げます。たとえばサンタやトナカイの人形、クリスマスカラーのリボン、リースなどもおすすめです。
壁の場合は、飾る場所と飾るものの大きさに注意します。真っ白い面積の大きなところにオーナメントが1つだけあっても浮いてしまうので、袖壁や幅の狭い場所などがあればそこを使ってあげると簡単にクリスマスコーナーができあがります。
天井の場合は、下地が入っている場所ではないと落下の危険性があるので、設置する場所に気をつけましょう。下地の場所が分からない場合は、カーテンレールを活用したり(重いものはNG)、窓枠にテンションバー(突っ張り棒)を設置して代用してもOKです。また、天井の妨げにならない照明器具や、蓄光タイプの雪や星の形のシール、ウォールステッカーなどを貼って、プロジェクターとあわせてもかわいいですね。
玄関やトイレにもプチ・クリスマスデコレーション
せっかくなら、玄関やトイレにもホッと癒されるクリスマスデコレーションをしてみましょう。小さな空間ならではの可愛いデコレーションは、見慣れた場所をちょっぴり特別なものに変えてくれます。
玄関は、電池式LEDライトなどを取入れて玄関のあかりが点いていなくても、ずっと明るさを保てるようにすると雰囲気が出ます。ツリーを置く場所がなかったり、改めて購入したくない場合は、キャンドル型のLEDライトとモミやヒイラギ、ユーカリのリースを合わせて、お気に入りのオーナメントとトレーの上に置くだけでも簡単にクリスマス仕様にできます。また、トイレは空間が狭いので、邪魔にならないように床に据え置きをするデコレーションは避けましょう。
クリスマスコーディネートを楽しもう!
最後に、ツリーを飾るポイントとして「クリスマスオーナメントはツリーに対して極端にサイズの大きいものはツリーには飾らないで、オブジェとして棚上などに飾ってみてください。ツリー上部のオーナメントは小さ目なものを、色や形はタテ・ヨコが重ならないように、対角線を意識してひとつの種類・色ごとから飾っていくとバランスがとりやすくなります」と、MAKOさん。
クリスマスはすぐそこだけど、まだクリスマスデコレーションをしていない! という人は、ぜひ、お部屋をクリスマスバージョンにしてみてくださいね。