ユニークなデザインや手掘りの雄々しい風合いが特徴のアメリカンヴィンテージ。それらをインテリアに取り入れて、部屋の雰囲気をがらりと変えてみませんか? 今回はそんな、遊び心がありながらどんな生活にもフィットするモノに出会える、インテリアショップ「POINT No.38」をご紹介します。
ひとつのものを長く使う――。1920年代アメリカの暮らしにはそんな文化が根付いていました。長い時間を経てもなお、機能性やデザインが色あせずに残るアメリカンヴィンテージ家具、雑貨、照明の数々。「POINT No.38」を運営するCLOWNS(クラウンズ)マネージャーの冨澤さんにお話をうかがい、暮らしに長く寄り添ってくれるアイテムを取り入れるヒントを教えていただきました。
アンティークとオリジナルが共存する暖かな空間
「POINT No.38」は、2010年にオープンしたアメリカンヴィンテージショップ「POINT No.39」の2号店。2014年に目黒通りに店を構えて以来、幅広い世代の人に支持されています。所狭しと並ぶたくさんのモノに囲まれた空間のテーマは、「1920年代のニューヨークの路地裏にあるアンティークショップ」。店内に入ると、その内装や商品が醸し出すレトロな雰囲気に思わず頬が緩んでしまいそうです。
冨澤さん
「POINT No.38」は、1号店の「POINT No.39」と同じく1920年代~60年代のアメリカンヴィンテージの家具や雑貨を主に取り扱っています。特に力を入れているのは照明です。夕暮れ時から間接照明を使ってひとつずつ明かりを増やしていく海外の暮らしに感銘を受け、多く取りそろえるようになりました。
冨澤さんが語るように、照明のラインナップは圧巻です。なかでも「POINT No.39」の工房で作られたオリジナル照明は、本物のヴィンテージのような存在感が! 個性的なパーツを独自ルートで海外から取り寄せて、今までありそうでなかったものを次々に生み出しているんです。
たとえば、大きな輪が印象的なこちらのフープランプ。経年変化を楽しめる真珠の素材感と、シンプルで飽きのこないデザインが魅力的です。
カスタマイズ照明で、機能性とオールド感をゲット
「POINT No.38」ではこのオリジナル照明を、なんと、自分好みにカスタマイズすることができるんです!
冨澤さん
真鍮は、木製の家具とも相性がいいので、意外にお部屋に合わせやすいんですよ。お客様の部屋の写真を見たり、間取りの情報をヒアリングしたりしながら、一人ひとりに合わせた照明をプロデュースしています。
個性的な形状が特徴の電球「エジソンランプ」
店内には、さまざまなサイズ、形のエジソンランプもズラリ。存在感のある形状と暖かな色の明かりは、お部屋の雰囲気をガラッと変えてくれそうですね。
冨澤さん
100年経ったときに、このオリジナル照明がアンティークとして生き残っていることをイメージして制作しています。どのパーツも解体が可能なので、修理をしたり交換をしたりしながら、常に生活に寄り添うようにカスタマイズすることができるんですよ。
通常は工事が必要な壁に取り付けるタイプの照明も、工夫次第で工事しないでカスタマイズできるのだとか。まずは、遠慮せずに自分の理想の照明を積極的に伝えてみてくださいね。
間取りや取り付けたい位置に合わせたカスタマイズをアドバイス
「欲しいな」と思っても、部屋の照明を取り換えるのはちょっと難しいのでは? と躊躇する人もいるかもしれません。でも実は、ほとんどの家庭や賃貸の天井にあるシーリングに簡単に取り付けられるので、気軽に挑戦できるんです。
冨澤さん
わたしも一人暮らしをしているときに、「POINT No.38」の照明を使ったことがあるんです。そのときはこんなにも雰囲気が変わるのか、と感動したことを覚えています。みなさんが思っている以上に大きな変化が現れるので、ぜひ照明のコーディネートに挑戦してみてください!
アンティーク雑貨で、よりリッチなお部屋へ変身
店内には照明だけでなく、雑貨も充実。他ではあまり見かけない個性的なアイテムを取り入れて、お部屋を素敵に演出してみませんか?
光に透かすと海外の風景を投影するポジフィルム
店内にある雑貨でひときわ目を引くのが、昔懐かしい写真のフィルムです。1点330円とリーズナブルで、サイズもコンパクトながら存在感は抜群。「宝探しをするように、ワクワクした気持ちを楽しんでもらいたい」と、あえてバスケットにまとめて入れてディスプレイされています。
活版印刷と当時のフォント、デザインが温かい洋書
厚さやサイズがさまざまな洋書もおすすめです。なかには100年前の小冊子も! 個性的なフォントや、活版印刷ならではの温かみも感じられて、本を開くだけで1920年代の雰囲気を味わえそうです。
冨澤さん
ベッドサイドのテーブルに数冊重ねて上に眼鏡を置くとか、開いて飾っておくだけで立派なオブジェになります。細部までこだわって作られているものが多いので、眺めているだけでも楽しくなっちゃいますよ。
1920年代アメリカに生きていた人々が読んでいたものを見ることができるのは、ロマンがありますよね。値段も800円~2,800円と、手が届きやすいのも嬉しいです。
まとめ
使い終わったらすぐに捨てるのではなく、暮らしに合わせて変化し、よいものを残す文化。インテリアにそのエッセンスを取り入れることで、他にはないユニークさを生み出すことができます。「POINT No.38」に行けば、生活に取り入れたくなるようなヒントがきっと見つかるはずです。これまでヴィンテージ品を手に取ったことのない人も、すでに部屋に取り入れているという人も、ぜひ足を運んでみては?
※商品は数に限りあり、完売する場合もあります
※この記事は7月時点の内容です
※営業日や営業時間は変更となる場合があるため、 お出かけ前に公式サイトにてご確認ください
※この記事は7月時点の内容です
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