2018年10月09日 更新

かわいくて癒される! 一人暮らしでもペットと暮らす方法

今回は、賃貸物件でも飼える一人暮らしにおすすめのペットや、ペットのいる暮らしについてご紹介します。はじめは楽しかった一人暮らしも、月日がたつとだんだん寂しくなってくる…。そんなときに癒しをくれるのがかわいいペットです。あなたの帰宅を待っていてくれる存在がいるというだけで、気持ちが安らぐかもしれません。ですが、一人暮らしでも本当にペットを飼えるの?と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

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学生の一人暮らしでもペットは飼える?

学生の一人暮らしでもペットを飼うことは可能です。ですが、「生き物」と一緒に暮らすということは簡単なことではありません。飼い主さんも、お迎えした子も幸せに暮らしていける環境でないとペットを飼うのは難しいでしょう。まずは、自分の生活環境や生活リズムを確認してみることが大切です。

ペットを飼える物件かどうか

ペット可の物件であっても猫はNG、小型犬ならOKなど細かく設定がある場合もあります。ペット不可の物件でも、小鳥やハムスターなどの小動物や鑑賞魚くらいまでなら飼えることもありますよ。
ただし条件は物件によって異なりますし、ペットを飼う場合は敷金を上乗せしなければならないこともあるので、必ず事前に管理会社へ連絡を取って確認するようにしてください。

金銭的な余裕があるかどうか

飼育用品、毎月のエサ代、病院代など、ペットと暮らすにはお金がかかりますし、途中で飼育を放棄することは法律に違反します。ペットが天寿を全うするまで、一緒に暮らしていけるかどうかを考えましょう。初期費用だけでなく、月々にかかる飼育費用などを計算しておくと良いでしょう

自分の生活リズムに合うかどうか

今の生活リズムで本当にペットが飼えるのかどうか考えてみましょう。家にいる時間が少ないと、犬や猫、うさぎなどの飼い主さんとのスキンシップを必要とするペットの飼育は難しいかもしれません。十分にペットとの関わりを持てる生活環境かどうかを事前に考えておくことが重要です。

人懐っこい「小型犬・猫」

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犬や猫は、人になつきやすく表情豊かな生き物ですので楽しく暮らせるでしょう。ですが、一緒に過ごす時間が少ないと寂しさから犬や猫にストレスがかかり、問題行動を起こすことも。規則正しい生活を送っている人や家で過ごすことが多い人にはおすすめです。

初期費用として生体・グッズ・ワクチン料などで小型犬が16万円、猫で12万円ほどがかかります。生体購入費が大半を占めるので、里親を募集する団体などで譲渡を受けると10万円前後は節約できますよ。フードやペットシーツなどの月々の飼育費用は、小型犬が1万円、猫は5,000円ほどが目安です。

初心者でも飼いやすい「鳥類」

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セキセイインコなど小型の鳥類は、比較的からだが丈夫なので初心者でも飼いやすい種類です。小さい鳥ですが、表情豊かなのでとてもかわいいですよ。ケージもスペースを取らず、ペット不可の物件でも飼える場合が多いです。ただし壁が薄い賃貸物件だと鳴き声によってトラブルになる場合もあるので注意しましょう。

エサや水の取り換え以外には、日光浴やケージから出して飛ばしてあげることも必要です。ただ放鳥すると部屋のどこにでも糞をしてしまう可能性があるので、こまめに掃除できる人の方が向いているかもしれませんね。

初期費用は、生体・ケージなどで1万円ほど。フードなど月々の飼育費用は1,000円ほどが目安です。

ゆっくり眺められる「魚類」

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ゆったりと泳ぐ姿が美しい金魚や熱帯魚の魚類は一人暮らしのペットにおすすめです。犬や猫と同じような交流はできませんが、ゆっくり眺めることで癒されます。
飼育が難しい種類でない限り、毎日のエサやり以外には水槽の掃除くらいであまり手がかかりません。

初期費用は、生体・グッズなどで1万円ほど。フードやポンプの電気代などの月々の飼育費用は1,000円あればお釣りがくるほどです。

ケージで飼える小動物

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ハムスターやうさぎ、フェレットは一人暮らしのペットとして人気です。
ハムスターは省スペースで飼育できるので、小さな部屋でも飼えるのが魅力ですよね。
うさぎは、ほとんど鳴かずトイレも覚えられるので飼育しやすいです。臆病ですが少しずつ仲良くなればなついてくれますよ。
フェレットは、鳴き声が静かで人懐っこくお留守番も得意です。
ただしハムスターやうさぎは夜や明け方に活動することが多ので、夜間を静かに過ごしたい方には不向きな面もあります。

初期費用は生体・グッズなどでハムスターが1万円ほど、うさぎ・フェレットが6万円ほど。フードなどの月々の飼育費用は、ハムスターが約1,000円、うさぎ・フェレットが3,000~5,000円ほどです。

また、小動物は暑さや寒さ、湿気に弱い生き物が多いので、夏は24時間冷房、冬場は24時間ペットヒーターが必須など電気代もかかることは覚えておきましょう。
飼育するときはエサやりやケージ掃除のお世話以外にも、ケージから放して運動させてあげることも忘れずに。

旅行のときはどうしたらいい?

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一人暮らしでペットを飼う場合に心配なのが、自分がいないときにペットの面倒を誰が見てくれるかという点です。

旅行などで長期間家を空ける場合は友人に預けたり、ペットシッターやペットホテルを利用することも検討しましょう。預かりサービスは動物病院で行っている場合もあります。
犬・猫はもちろん、店によっては小鳥やハムスターなどの小動物もケージごと預かってくれますよ。

ただしペットホテルを使うと、環境が変わることでペットが体調を崩してしまう可能性もあるため、なるべく短い期間で利用しましょう。価格の相場は店や地域にもよりますが、一泊3,000円くらいから。ケージごと預ける小動物は、700円ほどです。ペットを飼うか検討するときは、近くに預けられる施設があるかどうかも事前に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

一人暮らしに癒しと安らぎをくれるペット。「かわいいから欲しい!」だけでなく、自分の生活リズムや経済状況なども含めてよく考えてみましょう。ペットと一緒に暮らすなら最後まで責任を持ち、ペットのお母さんになったような気持ちで、お世話してあげてくださいね。
監修:原京子
都内の動物看護士養成学校を卒業後、24時間救急対応の動物病院にて看護師として勤務。その後、動物園、ペットショップ、ピジョンハンドラーなどの実務経験を積む。ドッグライフカウンセラーや愛玩動物介護士、愛玩動物救命士などの資格を取得。現在は実務経験をしかし、動物専門ライターとして活動中。
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