学生団体でフェアトレードコーヒーを広める活動をしていた栄田さん。生産者と話し、感謝の言葉を伝えられたとき、就職活動の軸が決まったという。
「コーヒー豆を購入してもらって生産者にお金を還元するという取り組みや、カフェを開くといった様々なイベントを手がけました。でも、生産者の顔が見えないまま活動していると、役に立っているのか不安になることも。実際に話して、感謝の言葉をいただいたとき、初めてやっていてよかったと実感できたんです。それで就活も、人と直接ふれあえる仕事を選びました」
栄田さんが選んだのは、信託銀行の営業職。中でも、リテール営業を希望している。「リテールなら、個人のお客さまから直接お金を預かり、運用していくので長くつきあえる。そこに魅力を感じた」と話す。金融は全ての人の生活を支える。自分もそこで、直接人を支えたい、と熱く話してくれた。