就活ヘアメイクでは全体的に清潔感を第一にしていくぶん、アイシャドウだけ濃くなりすぎてメイクが浮いてしまうのは避けたいもの。しかし、特にメイク慣れしていない場合や普段のメイクが派手な方の場合はついアイシャドウを濃く塗ってしまいがちです。
そこで、就活アイメイク向けのナチュラルなアイシャドウの入れ方を、雑誌や広告、メイク講師としても活躍中のヘアメイクアップアーティスト江頭亮子さんに聞きました。
1.就活アイメイクにはコンパクトなアイシャドウパレットがおすすめ
アイシャドウはアイメイクに使用する3色すべて(ハイライト、ポイントカラー、シメ色)が一緒になったパレットタイプを使うと、失敗しにくいのでおすすめです。また、ケースにミラーがついていて、チップも入っているものだと、面接前など外出先での化粧直しに便利ですよ。
・アイホール上や目頭、下まぶたに入れるハイライトカラー→白やアイボリー
・まぶた全体に入れるポイントカラー→ピンクベージュやベージュ
・上まぶたの際に入れるシメ色→ダークグレーやブラウン
上記の色はナチュラルに仕上がります。派手なパールやラメ入りのアイシャドウは、スーツに合わせる就活メイクだと浮いてしまうので基本的には向いていません。しかし、ラメには目が立体的に見え、メイク全体の仕上がりもきれいに見えるという利点もあるので、控えめなものであれば使ってもOKです。
<アイシャドウの塗り方>
1.アイホールの上にハイライトカラーを入れます
眉毛のすぐ下、眼球のへこみをアイホールといいます。その上にアイシャドウパレットだと一番明るい色、ハイライトを入れます。
2.アイホールの下にポイントカラーを入れます
ハイライトを入れたら、アイシャドウパレットだと中間色、ポイントカラーをアイホールの下に入れます。二重の人は目の縦幅があるので、ポイントカラーを目尻からのせると目幅が加わり、縦横のバランスがよくなります。
3.シメ色を入れる(一重と二重で入れ方が異なります)
パレットの一番濃い色、シメ色を最後に入れます。一重の人は目をあけたときにアイラインやアイカラーが隠れてしまうので、目をあけたときに5ミリほど見える幅でシメ色を入れるのがコツ。入れ方は目の中心からまず入れ、その後、目尻と目頭に入れていきます。裏テクニックは、目頭をより幅広に入れるよう意識してください。黒目が大きく見えます。シメ色とポイントカラーの境目は自然に見えるようにぼかしましょう。
<二重まぶたの入れ方>
パレットの一番濃い色、シメ色を入れます。2のポイントカラーと同様、目尻から二重幅部分に入れましょう。
最初に使ったハイライトカラーを目頭と下まぶたにすっと入れます。あくまでも軽めに。こうすることで、白目がきれいにみえますよ。
文・吉田奈央
【監修者プロフィール】江頭亮子
SASHU、バンタン等のヘアメイクスクールを卒業後、ケサランパサランにて店頭美容アドバイザー並びに社内教育トレーナーを歴任する。ピーズアップ誌等のマガジン、ユナイテッドアローズやアルビオン等のカタログや広告の撮影、ブライダルメイク、そして講師業も手がける。また、パリコレクション DIORショー への参加など、多岐に渡り活躍中。