面接では覇気がない表情より、明朗快活な印象を与える表情のほうがいいのは言うまでもありません。良い表情には「目力」も大きく影響します。アイラインも効果的に使いたいけど……ぱっちり目はどれくらいアピールしていいの? 太めに入れてもいいの?という疑問を持つ就活女子も少なくないはず。
そこで、雑誌や広告、メイク講師としても活躍中のヘアメイクアップアーティスト江頭亮子さんが、ナチュラルで、瞳がイキイキと見えるアイラインの入れ方のコツを伝授します。
パッチリ目を演出したい! という気持ちを持つことは自然です。ただ、注意したいのは"やりすぎ感"。太すぎるアイライン、モード色が強い目尻のハネ上げライン、キラキラとしたラメ入りのラインといったファッション性の強いアイラインはやめましょう。目的は「おしゃれうること」ではなく、あくまでもイキイキとした表情を引き出すためです。そういった点で、アイライナーは黒ではなくダークブラウンをセレクトしてください。ブラウンのほうが目元を柔らかい印象にし、すっとなじみます。
また、リキッドよりはペンシルの方が自然に仕上がりますのでオススメ。でも、一重の方でメイク落ちが気になったり、ペンシルだとはっきりとした目元にしづらいと感じる場合は、ウォータープルーフのリキッドアイライナーでもよいでしょう。
アイラインは「インサイド」といわれる部分に入れるのがポイントです。インサイドとは、まつげの生え際、目の粘膜側の部分を指します。まぶたを持ち上げるようにめくると、入れやすいです。
1.就活中のアイラインは基本的に上まつげのみに入れましょう。上まつげの隙間を埋めるような感じで、上まぶたのインサイドに入れていきます。あくまでまつげの隙間を埋める程度にとどめ、インサイドより太く描いたり、目じりを跳ね上げたりするラインはNGと心得てください。
どうしても下まつげにもラインを入れないと目元がはっきりしないと思う方は、瞳の下あたり、目の中央部分のインサイドにのみ入れてみてください。やりすぎ感なく、目元を。
2.インサイドにアイラインを引いた後、まつげの生え際のすぐ上も引きます。こちらも太くならないように注意。
3.最後に、アイラインを2~3回、綿棒で軽くなぞってください。そうするとまっすぐ描けなかったり、くっきり描きすぎてしまったラインもナチュラルな印象に仕上げることができます。
プラスαのテクニックとしては、インサイドにアイラインを入れる前に綿棒で一度粘膜をふいてみるのもおすすめです。粘膜は皮脂がたまりやすいため、事前に綿棒で余分な皮脂をふき取ることでラインが落ちにくくなりますよ。
【おすすめアイライナー】
マジョリカ マジョルカ クリムペンシルライナー
ヴィセ カラーインパクトジェルライナー
メイベリン ハイパーシャープライナーS(リキッドタイプ)
以外と知らなかった「就活にちょうどいい」アイラインの入れ方。インサイドからちょっとずれるだけでアイラインが浮いた印象になるのでご注意を。大切なのはナチュラルな仕上がりですよ。
文・吉田奈央
【プロフィール】
江頭亮子さん
SASHU、バンタン等のヘアメイクスクールを卒業後、ケサランパサランにて店頭美容アドバイザー並びに社内教育トレーナーを歴任する。ピーズアップ誌等のマガジン、ユナイテッドアローズやアルビオン等のカタログや広告の撮影、ブライダルメイク、そして講師業も手がける。また、パリコレクション DIORショー への参加など、多岐に渡り活躍中。