エントリーシートマスターをめざせ!第四回 自己PRの書き方2

エントリーシートマスターをめざせ!第四回 自己PRの書き方2

2015/03/10

自己分析

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3.証明力を強化する

立派なアピールをしても、説得性に欠け「本当かな?」と信じてもらえないのでは意味がありません。より具体的なエピソードを加え、信じさせるよう努力しましょう。

信じさせるための具体的なエピソード

・競合のお店に負けないようにチラシを配布することになった。二人連れ以上の人にターゲットを定めようと提案した。

・チラシを見て入店して下さった方々には、特に第一印象の好感度をあげる接客に力を入れようと皆で話し合い、誘導やお通しを出すスピードアップなどアイデアを出し合った。


4.他者の評価の言葉で証明力を更にアップ

結局ESとは、自分のことを自分でアピールするものですから、どうしても証明力に欠けてしまいます。そこで、自己PRの中に他者の評価を加えてみましょう。

先生やアルバイト先の社員等から評価された言葉や出来事

売上UP後に、新人や後輩の教育を任された。

例文「2」に「3の具体的な状況」と「4の他者の評価」ネタを加えてみましょう。

私の長所は創意工夫力です。この長所を主に発揮したのは、3年間続けている居酒屋でのアルバイトです。この経験を通し、自分の小さな努力も、お店の売上170%UPという大きな成果に繋がることを実感できました。売上UP達成までの過程では、全員で何度も意見を出し合い、良さそうなことは、どんどん実践しました。私自身は、二人連れ以上の方を特に狙ってチラシを配布する、チラシ効果を逃さず次に繋げるために、誘導やお通しを出すまでをスピーディにすることを提案しました。この結果、新人や後輩の教育を任されるようになり、時給も少し上げて頂きました。このアルバイトを通して得た自信をもとに、貴社の売上UPに貢献できるよう販売職で頑張りたいと思います。

例文「2」と比較してみてください。自己PRに厚みが加わったと同時に、証明力も増したと感じて頂けたと思いますが、いかがでしょうか? ネタさえあれば、自己PRは作成できる。ネタが増えれば、自己PRが強化される。単純にそう理解して、余計な苦手意識を持たず、取り組んでくださいね。



▼選考通過した先輩のESが見られる!


文・岡 茂信

<著者プロフィール>

岡 茂信 (おかしげのぶ)

現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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