【就活マナー講座】内定辞退の正しいやり方 電話編

【就活マナー講座】内定辞退の正しいやり方 電話編

2015/06/12

就活マナー

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内定辞退を電話で伝えるときの受け答えをシミュレーションで紹介します。まず電話の場合、かける時間も重要。在社率の高い午前中、それも始業から30分後ぐらいが出社してひと段落する時間なので、まずはこの時間にかけてみましょう。また、街中など周囲が騒がしい場所からはかけないように、また、電波の状態が安定した場所からかけるのもマナーです。

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<呼び出しベル>

相手(企業):はい、○○商事です。

自分:私、●●大学△△学部の◇◇◇◇と申します。

相手(企業):お世話になっております。

自分:こちらこそ、大変お世話になっております。人事課の□□さんはいらっしゃいますでしょうか?

相手(企業):はい、少々お待ちください。

■担当者が在席の場合

相手(企業):お電話代わりました、□□です。

自分:私、●●大学△△学部の◇◇◇◇と申します。

相手(企業):お世話になっております。

自分:こちらこそ、大変お世話になっております。 今、お電話よろしいですか?※

相手(企業):はい、どうぞ。手紙、届いていましたよ。

自分:ありがとうございます。この度は、一身上の都合により内定を辞退させていただきたく、改めてご連絡させていただきました。私の勝手で大変申し訳ございません。

相手(企業):そうですか、ちなみにどちらの企業に行かれるか教えてもらえますか?

自分:面接の際にお伝えしたかもしれませんが、○○業界も志望しておりまして、そちらの業界でがんばっていこうと思っております。□□様には大変よくしていただいたのに、本当に心苦しい気持ちでいっぱいです。

相手(企業):わかりました、がんばってください。

自分:ありがとうございます。本当に申し訳ありません。失礼いたします。

※会話のクッションとなる言葉は必須。ビジネスでも必ず使う言葉なので、覚えておこう。

■担当者が不在の場合

相手(企業):申し訳ありませんが、□□は席を外しております。

自分:わかりました、では、こちらからかけなおします。何時頃お戻りになられますか?

相手(企業):15:00には帰社予定となっております。

自分:ありがとうございます。 失礼ですが、お名前を伺ってよろしいでしょうか?※

相手(企業):■■と申します。

自分:■■様ですね、では改めてお電話させていただきます。失礼します。

※担当者の不在で辞退の連絡が遅くなった場合、「誰々さんにお伝えしました」というように電話をかけていた言質を取ることができるので、受け答えをしてくれた方のお名前は忘れずに確認しましょう。もしも、折り返しの電話がかかってきた場合は「もしもし」ではなく、「はい、◇◇です」と答えます。

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メールなど文字での連絡が普及した現在では、目上の方に電話をする機会も少なくなりましたが、ビジネスのシーンでは使用頻度も高くなります。相手に失礼のない電話のマナーを覚えるとともに、自分の気持ちを素直に声で伝えましょう。


監修者●上田晶美

上田晶美(うえだあけみ)
1994年ハナマルキャリアコンサルタントを設立し(現在は株式会社ハナマルキャリア総合研究所)以来、大学生の就職、社会人の転職に関する講演、執筆を手がける。年間約20の大学でその他の講演も含め200講演。就職関連の著書20冊。1983年早稲田大学教育学部卒業。近著に『ちょっと待ったその就活!』(技術評論社)、『働くための「話す・聞く」コミュニケーション力って何?』(ぺりかん社)

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