【就活マナー講座】「内定辞退」3つの心得

【就活マナー講座】「内定辞退」3つの心得

2015/06/11

就活マナー

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せっかく縁あって内定をいただいても、実際に就職できるのは1社だけ。複数社から内定をもらった場合はいくつかの企業の内定を辞退しなければなりません。では、どうすれば上手に内定辞退の意志を伝えることができるのでしょうか? スマートな内定辞退3つの心得を紹介します。

●「内定辞退」3つの心得

1 担当者に直接会わなくてもいい

2 手紙が基本

3 内定辞退の理由はシンプルに

1 担当者に直接会わなくてもいい

「選考を通して人事や担当者と親しくなったので、顔を見てきちんと謝罪したい」という場合は、会って正直に内定辞退の理由を伝えるといいでしょう。しかし、内定辞退の意志だけを伝えるのであれば、基本的に担当者に会う必要はありません。自分と内定をもらった企業の距離感や関係性を考慮して、会いに行くかどうかを決めましょう。

2 手紙が基本

内定辞退の連絡は、「手紙+電話」で行いましょう。メールを送ると「メールで辞退してきた」と相手を軽んじている印象になります。また、いきなり電話を入れるよりも先に手紙を送り、相手が目にしたころを見計らって電話をするとスムーズで丁寧かもしれません。親しくなければ、手紙だけでもかまいません。

3 内定辞退の理由はシンプルに

企業側も、他の企業に就職するということは暗黙の了解ですから、辞退の理由は「一身上の都合」など、シンプルに伝えるのがおすすめです。相手から電話口で就職先などを聞かれた場合でも、とくに答える義務があるわけではありません。

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内定辞退は双方にとって喜ばしいことではありませんが、企業側はその学生が辞退することがわかったら、別の人を改めて補充しなければなりません。その企業のためにも、辞退は早めに伝えることがマナーです。たくさんの企業の内定をギリギリまでキープするという行為はやめましょう。

内定辞退の連絡をするのはなんとなく気が引けるものですが、誠実な対応ができれば、決してマイナスの経験にはなりません。辞退した企業に「残念だけど、応援するよ!」と言ってもらえるような伝え方をしたいですね。


監修者●上田晶美

上田晶美(うえだあけみ)
1994年ハナマルキャリアコンサルタントを設立し(現在は株式会社ハナマルキャリア総合研究所)以来、大学生の就職、社会人の転職に関する講演、執筆を手がける。年間約20の大学でその他の講演も含め200講演。就職関連の著書20冊。1983年早稲田大学教育学部卒業。近著に『ちょっと待ったその就活!』(技術評論社)、『働くための「話す・聞く」コミュニケーション力って何?』(ぺりかん社)

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