憧れの人の行動をトレースし理想的な自己ブランディングを。

ドクターエステ＆コスメ専門サイト「キレナビ」編集長"はあちゅう"こと伊藤春香さんは、新卒で大手広告代理店に入社。就職活動では「相手にどう見られるか」ということを強く意識した、セルフブランディングが大切だと語る。

「自分が思っている自分と、他人が見ている自分は違います。私自身は、自分のことを少し根暗で、自信がない人だと思うのですが、周りには明るく、機関銃のように話す人だと思われてますから（笑）。憧れの人を思い描いて"あの人ならこんなときどうするか"と考える癖をつけておくといいですね。それがセルフブランディングをする上でのコツです」

就活時代を振り返ると「多くの人と出会い、話をしてきたこと」が強みになったという伊藤さん。特に学生時代から社会人と交流を持っている人は、面接で過剰に緊張せず「面接官もただの人だ」と相対化しやすいと分析する。

「面接官を絶対視すると、どうしても下手に出る発想になってしまいます。丁寧でありつつ"こんな挑戦がしたいし、できると思います"と、フラットな立場で自分を売り込むことを意識すると、周りに差がつけられるかもしれませんね」

伊藤春香さん

いとう・はるか／トレンダーズ 広報「キレナビ」編集長。1986年生まれ。慶應義塾大学卒業後、電通に入社。2011年にトレンダーズに転職し、「キレナビ」の編集長として活躍中。"はあちゅう"の愛称でおなじみ。