「受かる人」と「落ちる人」は表現力に差がある - 伊藤春香(はあちゅう)×霜田明寛スペシャル対談

「受かる人」と「落ちる人」は表現力に差がある - 伊藤春香(はあちゅう)×霜田明寛スペシャル対談

2015/03/07

就活の悩み・疑問

自分以外のものにはならないし、なれない

霜田明寛さん伊藤:確かに引き出しは多いほうがいいけど、私がその中で一つ気を付けていたのは、「自分ではないものには絶対ならない」ということ。例えばもともとものすごく大人しいタイプの人が、面接の時だけ急に元気キャラになるとか。たぶん、そのまま受かっても自分が辛くなると思うから。「なにやってんだ私……!」ってなるから(笑)。

霜田:ああ、わかる。就活生って、その場しのぎでついやっちゃうんですよね。グループディスカッションで、柄にもなく「オレが回したる!」みたいな。そういうのは大抵裏目に出るから注意してほしいところ。

伊藤:私、そういう人苦手……。

霜田:でもそうやって考えてみると、はあちゅうさんって相手によって美味しいお店の話もできるし、ゲスな会話もできる。ただ自分にないものを無理に繕おうとしないところは一貫してるから、さすがだなって。

伊藤:うーん、もともと人間関係が得意ではなかったのが大きいと思います。とにかく「嫌われないためにどうすればいいか」というのを小さい頃から考えて鍛えてきたのが、今に生きているのかも。

霜田:ふふ(笑)。僕も同じだけど、学生時代にカーストの上にいなかった人って、「周りにどう言えば自分の意見が通るか」とか「どうすれば目の前の相手の心を動かせるか」というのを常に考えてきただろうから、それ自体はこれからの面接にかなり生きてくるスキルなんじゃないかって。

伊藤:そういう意味では、我々のような超慎重派の人にとっての就活は、そうでない人よりも少しラクかもしれない。

霜田:リベンジを果たす時ですね(笑)。

(文・瀬尾麻美)

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