霜田:はあちゅうさんは、就活の時は他にどんな対策をしてました?
伊藤:企業ごとにアピール内容は変えていました。例えば電通なら、最初から奇をてらったことはあまり言わずに、アカデミックな経歴を中心にアピールしようとか。自分がブロガーであることは、確か役員面接まで伏せていたはず。
霜田:そうなんだ。
伊藤:でも、それよりも私は目の前の面接官がどういう人なのかを分析することのほうがより大事だと思いました。「この人は今までリア充の生活を送ってきたのかな」とか「クラスの窓際で過ごしていたのか」くらいまで考えて。それによって話す内容も違ってくると思うんです。面接って、結局は人対人のコミュニケーションだし、面接官だって肩書きをはずせばただのおじさんおばさんだから(笑)。
霜田:面接官ごとにっていうのが難しくても、少なくとも年齢別のセグメントでわけるのはいいことだと僕も思いますね。例えば、30~40代ならともかく、60代の役員相手に「チアリーダーやってました!」って言っても刺さらないと思う。だいたいの世代別の趣向っていうのはあると思うから、バリエーションは多く持っておいたほうがいいかも。