恋愛的就活論第4回 「好みのタイプ」は考え過ぎちゃいけない!?

恋愛的就活論第4回 「好みのタイプ」は考え過ぎちゃいけない!?

2015/03/07

就活の悩み・疑問

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就活講師×合コンシェルジュ対談! 恋愛的就活論

企業に自分の魅力を伝える「就活」と、意中の人に自分をアピールする「恋愛」。この2つにはいくつかの共通点があるのではないだろうか? その仮説の下、実に2,000回もの合コンを経験した「合コンシェルジュ」として知られる一般社団法人日本合コン協会会長の絵音(えのん)さんと人気就活講師夏目幸明先生が検証対談! 合コンテクから思わぬ就活必勝法が見えてきました。

「好みのタイプ」は考え過ぎちゃいけない!?

絵音 結婚できない女子って、パターンがあると思うんです。

夏目 ほう、興味深い。

絵音 女子力が低いとか、そんなことじゃないんです。「年収はいくら以上で、勤め先は商社で」などと相手の条件をばっちり決めちゃってる「決めてる女」ですね。男性も同じで、好みがうるさ過ぎる人はやはり相手が見つかりにくい傾向があります。

夏目 うなずき過ぎで首が疲れるほどです。内定がなかなか決まらない学生も同じですよ。実力がないのでなく、「絶対この業界」と決めてしまい、しかも「中小は嫌だ」とか「キツそうな企業は受けない」などと、ほかに目を向けようとしない学生です。少し調べれば、小さくても世界ナンバーワンの分野を持った企業や、大企業より一人あたりの利益が高い企業はいっぱいあります。なのに、聞こえがいい大企業などに執着してしまうんです。ちょっとだけキツイことを言いますが、そういう学生は、何をしたいか、どういう人間になりたいか、といった自分の中にある基準でなく「こういう会社に入れたらかっこいいよな」といった見栄えで選んでいる場合が多い。どの企業の面接官も、その程度の気持ちで受けに来た学生を落とすくらいの眼力は持っていますよ。もっと、自分の能力がどんな場で活きるかを考えなきゃ。

絵音 しかも、思い込みで決めた理想が自分と合ってなかったりする。

夏目 私の友人で、合コンが好きな人間が話していました。たとえばある女性が「年収はこれくらい」と条件を出し、それに30%の男性が当てはまるとしましょう。加えて、同じ女性が「身長」「顔」などの条件を出し、それぞれ30%が当てはまるとしましょう。30%と言えばユルい基準のように思えますが、すべてに合致する人は、0.3×0.3×0.3だから、2.7%しかいないのです。だからその友人は「頭で『こんな人がいい!』と決めず、現実世界で様々な人に会って、それからその人のいいところを見つけよう」と言っていました。

就活も同じで、憧れの企業を受けるのはよいのですが、それ以外にも目を広げてみてほしいですね。

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