業界別!面接の傾向と対策

業界別!面接の傾向と対策

2015/03/07

就活の悩み・疑問



・金融

二言で表すと「情報感度」と「勉強熱心」

金融業界は常に変動する経済によって、会社の状況が大きく変わります。金融業界で働くビジネスパーソンにとって最新の情報は武器。いま世の中で何が起きているかにアンテナを張る「情報感度」は必須です。また、非常に専門性の高い業界のため、入社後に実務を任せてもらえるだけの知識取得が必要になりますので、「勉強熱心」であることも求められます。

面接の場面では、最近のニュースや経済動向に加え、自分なりの意見や予測を、また、ひとつの分野に関しての読書数や取得資格などをPRするといいでしょう。


・コンサルティング

二言で表すと「論理性」と「人当たり」

コンサルティング業界はお客様に対して課題解決方法を提供するのが仕事です。非常に複雑に絡まりあった事象や、事実、思い込みをすべて整理して分かりやすく伝える必要があります。そのため、情報整理し簡潔に伝える「論理性」は必須です。また、正論を述べるだけではなく、お客様から理解と共感を得るだけの「人当たり」のよさを備えている人が内定を得ます。

面接の場面では、複雑な状況で情報を整理し、皆の理解を得ながら解決や成功に導いたエピソードを伝えるといいでしょう。また、気遣いがあるかどうか、冷静な対応ができるかどうかを見られますので、話し方や表情にも注意しましょう。


・WEB・ソフトウエア・通信

二言で表すと「吸収力」と「チームワーク」

新しい技術が次々と開発され、常に変化の波をとらえる必要がある業界です。入社直後はもちろんですが、ベテランになってからも新技術や新サービスに興味を持ち続け、それを吸収する必要があります。また、他部署と連携しながら1つのプロダクトを作ったり、納期近くにはチーム皆でハードワークをこなしたりする場合もあるため、「チームワーク」も重要視されます。

面接の場面では、最近自分がどのようなサービスに興味があり、実際そのサービスをどう活用しているかや、自分のことよりもチームのために努力した経験などをアピールしましょう。


・広告・出版・マスコミ

二言で表すと「想像力」と「人を巻き込む力」

この業界は特定の商品をそのまま提供する「有形」ビジネスではなく、商品に情報を載せて提供したり自分の提案そのものを提供する「無形」ビジネスであるため、「想像力」が必要になります。また、それを想像でとどめるのではなく、現実にするためには人の協力が不可欠ですので、「人を巻き込む力」も大切な要素です。

面接の場面では、どのような状況からどんなゴールイメージして、それをどのように人を巻き込み現実化していったかというエピソードを伝えるといいでしょう。


それぞれの傾向と対策を参考にして、自分ならではの自己PRに役立ててくださいね。

文・森暁子


【プロフィール】森 暁子(もり あきこ)

人事採用コンサルタント兼、人事ライターの肩書きも持つ。ベンチャーから大企業まで様々な企業にて人事業務をコンサルティングする。人事ライターとしては、年間800人の面接経験を活かした人事目線の文章が人気。趣味で朝活を行う。共著に「ソーシャルメディア時代の朝活術」( アスキー・メディアワークス)。

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