就活に効く自己分析メソッド第7回 自己分析を自己PRに活かすには

就活に効く自己分析メソッド第7回 自己分析を自己PRに活かすには

2015/03/05

自己分析

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「ワンテーマ自己分析」(第2回~4回で解説)で、自分の特性やアピールする部分を導き出したら、それが本当に正しい結果なのか、自分にマッチしている内容なのかを検証することも大切です。その検証方法について、就活アドバイザーの才木弓加さんに教えていただきました。

エピソードを5つ挙げる

検証方法は簡単です。例えば導き出した特性が「自分の言動に責任が持てる」であれば、それを裏付けるエピソードを5つ書き出してみるのです。

5つのエピソードがすらすらと書ければ問題はありません。しかし、2~3日考えても思いつかないのであれば、見つけた特性が間違っているか、掘り下げ方が足りないかです。その場合はもう一度、中学時代から振り返り、自分への質問を繰り返して深掘りしてみましょう。深堀りするときは以下のように突き詰めていきます。

「なぜそれに取り組んだの?」→「好きだから」

「どうして好きなの?」→「楽しいから」

「何が楽しいの?」→「みんなで一緒にやることが楽しい」

「なぜみんなでやることが楽しいの?」→……


この作業を徹底的に行うことで、5つのエピソードを思いついたり、新しい特性を発見することができます。

エピソードを5つ書けるようになれば、自信を持ってその特性を自己PRの軸に決定してよいでしょう。


エピソードで説得力アップ

面接では必ず「自己PR」を求められます。質問内容はさまざまですが、下記のような質問はどれも自己PRのチャンスだと覚えておきましょう。

質問:あなたの長所を教えてください。

質問:あなたの特徴を教えてください。

質問:あなたらしさを教えてください。

どの質問に対しても企業側に伝えるべきことは「自分がどういう人間か」ということです。

その際に、自己分析の検証で挙げた5つのエピソードから具体的な話を盛り込みながら発言すれば、説得力がアップするはずです。


文・磯野佳世子


才木弓加・プロフィール
大学などでの就職対策セミナーの講師を務めるかたわら、自ら就職塾を主宰し、 直接学生への指導にあたる。就職本も多数執筆。就職情報サイト 「マイナビ」( http://job.mynavi.jp/)では、 イマドキの就活のノウハウを熟知した講師として、エントリーシート、面接、自己分析、 就活マナーなど、多方面から「才木流」の内定獲得術を伝授。著書に「自己分析の「正解」がわかる本」( 実務教育出版社) 「サプライズ内定」(角川マガジンズ)「面接担当の質問の意図」(マイナビ)など。


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