エントリーシートの「あなたらしい写真」の選び方!説明文の書き方も解説

エントリーシートの「あなたらしい写真」の選び方!説明文の書き方も解説

2021/07/13

自己PR

就活のエントリーシート(ES)で履歴書の写真とは別に、「プライベートで撮影した写真」「あなたらしい写真」の提出を求める企業が増えています。写真選びには正解がないだけに、難しさを感じる人は多いかもしれません。また、近年は新型コロナウィルス感染症の影響で就活のリモート化も進み、一部の企業では自己PR動画の提出を求める動きも出てきました。今回は、ESで「あなたらしい写真」を求められた場合の対応方法を紹介します。

企業はなぜ、ESで「あなたらしい写真」を求めるのか?

ESで「あなたらしい写真を提示してください」「あなたの学生時代がわかる写真を添付してください」など、写真とその説明文を求められることがあります。このように、企業が「あなたらしい写真」の提出を求める意図は何なのでしょうか。

履歴書の写真だけではわからない個性を知るため

通常、就活に使う写真といえば履歴書の写真です。ただしこれは「間違いなく本人が応募している」と証明するためのもの。服装はリクルートスーツでポーズもみな一緒なので、その人物がどのような人間性を備えているのか判断できません。

一方、プライベートで写した写真からは、就活生一人ひとりの素顔が伺えます。誰とどこにいて何をしているのか、どんな服を着て、どんな表情やポーズで写っているのか。その人の、人となりや個性が写し出されたものであり、企業はそこに就活生の等身大の姿を見ることができるのです。サークルや部活動、学業の研究やアルバイトなど、学生時代力を入れたこと、いわゆる「ガクチカ」が伝わる写真から就活生の人間性やイメージを企業はつかもうとしています。

自己PR力を測るため

企業が「あなたらしい写真」の提出を課す理由はもう一つ。それは、就活生の「自己PR力」を測るためです。

まずは自分の「本質」がきちんと伝わる写真を選べているかどうかが、一つ目の評価ポイント。そして、その写真から自らの「長所」「個性」「特技」などが伝えられているかどうかが、二つ目の評価ポイントとなります。

多くの企業では、ただ写真を提出させるだけでなく「写真について説明してください」「この写真を選んだ理由を教えてください」など、その後の面接の場で写真にまつわる解説を求めるケースがほとんどです。

その写真がいつ撮られたもので、どんなシチュエーションのものなのか。そして、あなたはその時何をしていたのか、というシンプルな説明の中に、あなたが企業に伝えたいメッセージを込める必要があります

つまり「あなたらしい写真」に求められているのは、写真を用いた自己PR力なのです。

「あなたらしい写真」の選び方

企業は履歴書とエントリーシートから、その就活生が自社の発展に貢献するポテンシャルを持っているかどうかを判断します。つまり「あなたらしい写真」は、あなたがそのポテンシャルを持っていることを証明できる写真であることが求められます。

「あなたらしさ」を伝えるために

どのような写真を提出するかは悩みどころですが、採用担当者の心に留まるのは、やはりその人にしかない「オリジナリティ」が感じられる写真です。たとえば「留学」「部活」「サークル」「ゼミ」「ボランティア」「アルバイト」など、自身が「力を入れた活動」でかつ「特別なエピソード」を語れる一枚がよいでしょう。また、人との関係性が感じられて、あなたがメインで映っている写真などもよいでしょう。

もちろん、そういった特別な活動の写真でなければいけないことはありません。人によっては「DIY」「ものづくり」「料理」など、趣味に没頭している姿や、家族や友人たちと語らう気負わない姿に、自分らしさを感じる人も多いでしょう。そして実際に、そのような日常の1コマに、親しみや好感を抱く採用担当者も少なくありません。ただ、たった一人の写真はお勧めできません。その写真の中に、あなたのアピールポイントを支えるストーリーがあるかどうかで判断してみてください。

大切なのは、なぜその写真を選んだのか、あなたのアピールポイントが志望する企業に伝えられる写真なのかということ。そして、その写真から、志望企業に対して自身の熱意や能力がどれだけアピールできるかという点です。

写真を用意するときの注意点

「あなたらしい写真」を提出する目的が理解できれば、ふさわしくない写真もわかってくるでしょう。たとえば、インスタ映えするようなや普通のプライベート写真は不適切です。ほかにも、後ろを向いていて顔が見えないものや、下を向いていたり、目をつぶっていたりして、顔がきちんと判別できないもの。加工してある写真、単なる娯楽の写真、社会的に問題がありそうな写真、画質が悪い写真などもふさわしくないでしょう。

また、本人が写っていても、友人などと一緒に写っている写真の場合は要注意。本人が小さすぎて認識できないもの、端で所在なく写っているものだと印象を悪くしてしまうことがあります。せっかくならば、自分がメインで大きく写っている写真でアピールしましょう。

忘れてはいけないことは、「あなたらしい写真」を提出させる企業の意図と目的です。企業は自社に適した優秀な人材を採用するために採用活動を行っていますので、その企業の目的をしっかり認識する必要があります。

写真の説明文の内容は?

ESのフォーマットによって違いはありますが、「あなたらしい写真」の提出が求められる場合は、たいていその写真についての説明文も必要になります。

文字数が少ない場合が多いようですが、文字数の長短に関係なく説明文に盛り込む必須の要素があります。まず、どのようなシチュエーションの写真なのか。そして、あなたが何をしている写真なのかその写真で何を伝えたいのかをメッセージに込めます。「あなたらしい写真」と説明文で、志望企業にあなたの熱意やポテンシャルの高さをアピールしましょう。

【最後に】ESの記載内容と「あなたらしい写真」の一貫性が重要

「あなたらしい写真」の提出を求める企業は、ESを読んで、その補足として写真を見ます。つまり、あなたがESに記載したアピールポイントなどの内容と、「あなたらしい写真」と説明文の一貫性が重要になります。ESの記載内容とマッチした写真が選ばれていなければ、あなたの個性が伝わらないどころか、疑わしいものとして見られる可能性もあります。“一貫性”は十分注意してください。

これまで述べてきたポイントと注意点を参考にして、自分を最大限にPRできる写真を選ぶことができれば、たくさんのESの中でも採用担当者の目が留まるはずです。企業が「あなたらしい写真」を提出させる意図と目的を理解し、志望する業界や企業をよく研究したうえで、「これだ!」と思える一枚を選んでください。

文/マイナビ学生の窓口編集部

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