就職活動中に迷うのが「証明写真撮影時の髪型」。髪色はどうしたらいい?前髪はないほうがいい?ワックスは付けたほうがいい?など、よくある疑問にお答えします。
採用担当者に少しでもいい印象を持ってもらうために、証明写真を撮影するときの髪型で注意した方がいいことをまとめました。
社会人になると、営業先に出かけたり、来客対応をしたりと、初めての人に会う機会が増えます。たとえば、○○株式会社の名刺を持って新規営業に行ったら、お客様からすれば「○○株式会社とはどんな会社なのか」ということを、あなたの第一印象から感じとることになります。
そのときに髪がボサボサだったり、スーツがシワシワだったりすれば、お客様は「○○株式会社はだらしない会社なのかな」と見られてしまう可能性も出てきます。
企業の採用担当者は、毎年数え切れないほど学生の履歴書やES(エントリーシート)を見ています。
「人と会うときに最低限の身だしなみを整える意識があるかどうか」は、履歴書やESの証明写真を見ればすぐに判断できてしまうでしょう。
ですから、証明写真はただの顔写真ではなく、清潔感や社会人としての姿勢などを伝える機会になるということを念頭に置いておくことをおすすめします。そして、証明写真で印象を大きく左右する髪型には、特に重要です。
男性の場合、清潔感をアピールするためにも髪は短くカットしたほうが無難といえそうです。
前髪は眉が見えるように、サイドは耳が隠れない程度でこめかみも見えるようにすると、よりスッキリ見えます。
ただし、短くてスッキリしているからといって、ツーブロックは業界によってはあまりいい印象を持たれないことがあります。あくまで清潔感があり、両親や祖父母の世代から見てもフレッシュさが感じられることを意識しましょう。
髪を明るく染めている場合は、地毛に近い色に染め直すようにしましょう。
もともと髪の色が明るい人は無理に黒染めをする必要はありませんが、赤や緑など不自然な色は採用担当者に好印象を与えないおそれがあります。
女性の場合は、ロングヘアやセミロングなら後ろで一つにまとめ、ショートヘアやボブならサイドの髪は耳にかけて、スッキリ見えるようにします。
前髪は目にかからないように切るか横に流したほうが、表情がきちんと見えて好印象です。
髪が落ちてこないように留めるためのヘアピンはOKですが、基本的にヘアアクセサリーはつけないほうがいいでしょう。
また、アイロンで毛先をくるくる巻いたり、おくれ毛を出すのも控えたほうがいいでしょう。
髪色は、男性と同じく地毛に近い色がベストです。
特に、髪が長い女性は、証明写真の中で髪の毛が占める面積が大きくなるため、明るい髪や不自然な色の髪は目立ちます。証明写真は、個性やおしゃれを主張するものではないということを覚えておいてください。
あまり凝った髪型はしないほうがいいですが、ハーフアップはOKです。
後ろで一つにまとめるよりも、やさしい印象を与えられる場合もあるので、美容業界やサービス業界などでは有効かもしれません。
また、ハーフアップだと顔の大きさをカバーしやすい髪型ということもありおすすめです。
前髪ぱっつんも問題はありません。ただし、髪色が暗く長くて重めの前髪ぱっつんだと、表情が見えなくなるおそれがあります。
また、人によっては短すぎるぱっつんは子どもっぽく見えてしまうかもしれません。少し横に流しておでこが見えるだけでもかなり印象が変わりますので、写真撮影のときだけでも流してみてください。
くせ毛でどうしても髪が広がってしまうという人もいると思いますので、もちろんワックスは使ってもOKです。
ただし、逆立つように髪を立てたり、ボリュームを出しすぎたりとおしゃれ用だと思われるような使い方は避けましょう。
ワックスをつけすぎて髪がテカテカしていたり、逆毛を立てたりしていると清潔感が感じられません。あくまでも、清潔感を出すために、ワックスで気になる部分を整えるという目的で使いましょう。
清潔感を出すことが大事ということはわかるけれど、自分でどう髪型を整えたらいいのかわからない、自分でセットした髪型でいい印象を持ってもらえるか不安という方は、プロに頼むというのも一つの手です。
ヘアセットは美容室でもやってもらえますし、写真館やスタジオではプロのカメラマンとメイクがセットになったサービスを行っているところもあります。
不安なまま就活用の証明写真を撮るよりも、プロにアドバイスをもらったほうが自信が持つことができますよ!
身だしなみに気を配っていい証明写真を撮るため、というのももちろんですが、髪型を整えることで身が引き締まり、就活に対して気合いも入ります。
どの世代の採用担当者からも好印象を持ってもらえる爽やかな髪形を意識して、髪型を整えてみてくださいね。
(学生の窓口編集部)