就活の証明写真で相手に好印象を与える髪型・表情・服装のポイントを解説

就活の証明写真で相手に好印象を与える髪型・表情・服装のポイントを解説

2020/01/16

就活の身だしなみ

履歴書の証明写真はどんな髪型がいいのか、また表情のつくり方や服装のことも気になる就活生は多いのではないでしょうか。ここでは、人事担当者に好印象を与えられるベストな髪型や表情、服装について、男女別にポイントを解説します。

証明写真撮影時の髪型の大切さ

社会人として身だしなみを整えることはとても重要

身だしなみを整えることは、就活生が社会人になるための第一歩です。社会人になると営業先に出かけたり、来客対応をしたりと、初めての人に会う機会が増えます。たとえば、自社の名刺を持って新規営業に行ったら、お客様からすれば「○○株式会社とはどんな会社なのか」ということを、あなたの第一印象から感じとることになりますよね。 そのときに髪がボサボサだったり、スーツがシワシワだったりすれば、お客様は「○○株式会社はビジネスマナーができていない会社なのかな」と見てしまう可能性もあるのです。

企業の採用担当者は、毎年数え切れないほど就活生の履歴書やES(エントリーシート)を見ています。「人と会うときに社会人としての身だしなみを整える意識があるかどうか」は、履歴書やESの証明写真を見ればすぐに判断できてしまうでしょう。もし社会人らしい身だしなみがないと判断されたら、面接に呼ばれることはないと思ってください。 ですから、証明写真はただの顔写真ではなく、清潔感や社会人としての姿勢などを伝える機会になるということを念頭に置いておくことをおすすめします。そして、証明写真で印象を大きく左右する髪型には、特に注意を払う必要があります。

証明写真撮影時の髪型の疑問

男性の髪型・髪色のマナー

男性の場合、清潔感をアピールするためにも髪は短くカットしたほうが無難です。 前髪は眉毛が見えるように、サイドは耳が隠れない程度でこめかみも見えるようにすると、よりスッキリ見えます。

ただし、短くてスッキリしているからといって、ツーブロックは業界によってはあまりいい印象を持たれないことがあります。あくまで清潔感があり、両親の世代から見てもフレッシュさが感じられることを意識しましょう。

髪色は、必ずしも黒髪にしないといけないわけではありません。大切なのは地毛であること。髪を明るく染めている場合は、地毛に近い色に染め直すようにしましょう。赤や緑など不自然な色は、採用担当者に好印象を与えないおそれがあります。なお、もともと髪の色が明るい人は無理に黒髪に染める必要はありません。

女性の髪型・髪色のマナー

証明写真撮影時の髪型

女性の場合は、ロングヘアやセミロングなら後ろで一つにまとめ、ショートヘアやボブならサイドの髪は耳にかけて、スッキリ見えるようにします。 前髪は目にかからないように切るか横に流したほうが、表情がきちんと見えて好印象です。

また、ブローも忘れないようにしてください。「髪を結ぶからブローはいらない」と考えてはいけません。女性は写真で髪の毛が占める割合が多いため、ブローして髪の毛をまとめましょう。特に髪が短い人の場合、ブローを忘れて写真を撮ると髪がボサボサに見えます。

髪が落ちてこないように留めるためのヘアピンはOKですが、基本的にヘアアクセサリーはつけないほうがいいでしょう。 また、アイロンで毛先をくるくる巻いたり、後れ毛を出したりするのも控えたほうがいいでしょう。

髪色は、男性と同じく地毛に近い色がベストです。 特に、髪が長い女性は、証明写真の中で髪の毛が占める面積が大きくなるため、明るい髪や不自然な色の髪は目立ちます。証明写真は、個性やおしゃれを主張するものではないということを覚えておいてください。

証明写真では髪型と共に眉毛も重要なポイント。眉毛は自然だからいいわけではありません。髪型や髪色と合わせて、眉メイクを行うと効果的です。眉毛の流れを整えたり、アイブローで眉の量を調整したりしてください。

「ハーフアップ」や「前髪ぱっつん」は?

あまり凝った髪型はしないほうがいいですが、ハーフアップはOKです。 後ろで一つにまとめるよりも、やさしい印象を与えられる場合もあるので、美容業界やサービス業界などでは有効かもしれません。
また、ハーフアップだと顔の大きさをカバーしやすい髪型ということもあり、おすすめです。

前髪ぱっつんも問題はありません。ただし、髪色が暗く長くて重めの前髪ぱっつんだと、表情が見えなくなるおそれがあります。
また、人によっては短すぎるぱっつんは子どもっぽく見えてしまうかもしれません。少し横に流しておでこが見えるだけでもかなり印象が変わりますので、写真撮影のときだけでも流してみてください。

スタイリング剤を使う上での注意

くせ毛でどうしても髪が広がってしまうという人もいると思いますので、もちろんワックスやスプレーなどのスタイリング剤を使ってもOKです。
ただし、逆立つように髪を立てたり、ボリュームを出しすぎたりとおしゃれ用だと思われるような使い方は避けましょう。
ワックスをつけすぎて髪がテカテカしていたり、逆毛を立てたりしていると清潔感が感じられません。あくまでも、清潔感を出すために、ワックスで気になる部分を整えるという目的で使いましょう。また、証明写真のストロボは強い光で、ワックスだけだとテカテカしがち。ワックスの最後にスプレーをして、自然な髪色をキープしましょう。

髪型を万全にするには

証明写真撮影時の髪型

清潔感を出すことが大事ということはわかるけれど、自分でどう髪型を整えたらいいのかわからない、自分でセットした髪型でいい印象を持ってもらえるか不安という人は、プロに頼むというのも一つの手です。

ヘアセットは美容室でもやってもらえますし、写真館やスタジオではプロカメラマンとメイクがセットになったサービスを行っているところもあります。 不安なまま就活用の証明写真を撮るよりも、プロにアドバイスをもらったほうが自信を持つことができますよ!

好印象が持てる服装マナーと注意ポイント

証明写真の服装マナー

証明写真の服装は、男女共に面接に行くときの服装で臨みましょう。男性なら黒か紺のスーツ、シャツは白色、ネクタイは派手過ぎない色合いのものを選んでください。女性の服装もスーツは黒か紺、白色のブラウスにします。

女性の場合、レギュラータイプとスキッパータイプのブラウスがあります。どちらを使っても構いませんが、業界によって使い分けてください。レギュラータイプとは、第1ボタンまで留められて襟元が小さいデザインのブラウス。レギュラータイプは誠実な印象を与えます。対するスキッパータイプは、第1ボタンがなく襟元が大きめです。スキッパータイプは襟元が大きいため、顔を小さく見せることができるでしょう。また、快活な印象を相手に与えられます。

レギュラータイプのブラウスは、必ず第1ボタンまで留めてください。キツいと感じたら無理に着用せず、ボタンを留めたときに指が2本入る程度のものを選び直しましょう。襟はジャケットの中に入れてください。反対に、スキッパータイプはジャケットの外に襟を出します。

レギュラータイプは金融やコンサルティング、鉄道業界などの固い業界に向いています。公務員試験を受けるときもレギュラータイプがおすすめ。スキッパータイプは化粧品やアパレル、航空、ゲーム業界などで使うとよいでしょう。

服装の注意ポイント

証明写真の服装で注意したいのは、ネクタイと襟です。シャツのボタンをきちんと上まで留め、緩まないようにネクタイをしっかりと締めます。ネクタイはズレることがあるので、ネクタイピンで留めてください。

襟は男女共に注意したいポイントです。男性の場合、シャツの襟がジャケットの外に出ていないかチェックしましょう。女性の場合はレギュラーかスキッパータイプかによって襟の出し方が異なりますから、撮影前に再確認してください。また、スキッパータイプの襟の左右が非対称だとNGです。鏡で左右対称になっていることを確認しましょう。

好印象が持てる表情マナーと注意ポイント

証明写真の表情マナー

撮影前には表情に気を配ります。いくら髪型と服装をしっかり整えても、無表情で写れば採用担当者に「暗い印象」を与えてしまうでしょう。口角を少しあげて、表情に明るい印象を持たせるようにしてください。微笑むように表情をつくることで、就活生らしい真面目さ、さわやかさを出すことができます。

機械の前だとどうしても緊張し、うまく表情をつくれない人がいるかもしれません。そういうときは、思い切ってプロカメラマンに証明写真を依頼しましょう。プロカメラマンなら就活生と会話しながら、証明写真に適した表情を撮ってくれます。

表情の注意ポイント

表情で注意したいのは、「歯茎を見せて笑わないこと」「見下すように見ていないこと」「上目遣いをしていないこと」の3点です。表情マナーとして、微笑むように表情をつくることが大切と述べました。だからといって、歯を見せて笑うのは原則的にNGです(放送業界ではOKの場合あり)。あごを上げて撮影すると見下すように見えますから、あごは軽く引いてください。ただし、あごを引き過ぎると上目遣いになるのでバランスを意識しましょう。

まとめ

身だしなみに気を配ることは社会人としての第一歩です。髪型や服装を整え、表情に気をつけることで身が引き締まり、就活に対しての気合いも入ります。面接に呼ばれるためにも、就活生はビジネスマナーを意識した髪型・表情・服装で証明写真を撮りましょう。 どの世代の採用担当者からも好印象を持ってもらえる爽やかな髪形・表情・服装を意識して、証明写真を撮影してみてくださいね。

(学生の窓口編集部)

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