OB・OG訪問では、興味のある企業で働いている先輩を訪ねることができます。実際の仕事内容や会社の雰囲気に触れることで、より企業について理解を深めることができる貴重な機会です。
そんなチャンスを生かすために、OB・OG訪問で聞いておきたい質問をまとめてご紹介します。
OB・OG訪問をする際に大切なのは、訪問する意図を明確にしておくことです。聞いておきたい内容は、大きく分けて3つあります。
これらの点を踏まえて、自分がどういったことを質問したいのか、事前に整理しておきましょう。
OB・OG訪問の特徴は、人事担当や採用担当の言葉ではなく、一社会人としての話を聞ける点です。残業時間や福利厚生など、通常の説明会では聞きにくいことはOB・OG訪問で質問してみるとよいでしょう。
どの企業に勤めるにしても、「どんな業務をするのか」は気になる点です。説明を聞いてイメージしていたつもりでも、実際に働いてみたらギャップがあるかもしれません。OB・OG訪問でより詳しい内容を聞いて、働くイメージを明確にさせましょう。
業務内容の大枠は理解していても、具体的にどのようなことをするのかをイメージするのは難しいものです。興味のある職種について、日頃どのように仕事に取り組まれているのか、詳しく聞いてみましょう。
会社の雰囲気や内情も、働いてみなければわからないポイントです。先輩に詳しく聞いてみることで、入社後のミスマッチを減らすことができます。
会社の雰囲気は企業によってまったく異なります。常にBGMが流れていて、歓談しながら仕事をすることを推奨している企業もあれば、無音で仕事をしている企業もあります。昼食に関しても一斉にとるところもあれば、個々が自由にとっている企業もあるでしょう。先輩社員の率直な意見を聞いて、その会社の雰囲気をイメージしてみるのもお勧めですよ。
ワーク・ライフ・バランスを重視している人ならば、その企業の給与体系や福利厚生について事細かく理解しておくべきです。特に福利厚生は、制度があるだけではなく、実際に利用しているのかどうかも確認しましょう。ただし、給与などのデリケートな話題は、失礼のないように尋ねることを忘れずに。
実際の給与も気になるところですが、昇給のタイミングや評価制度も大切なポイントです。評価制度の概要は企業によって異なります。細かく設定されている企業もあれば、指定された資格の取得など、特定の条件を満たせば評価される企業もあります。
自分が就活をする上で、どんな企業ならば自分にあっているのか、入社後の姿をイメージしておくとよいでしょう。また、産休・育休については男女問わず確認しておくことをおすすめします。実際に利用した人はいるのか、使いやすい雰囲気かどうかもあわせて聞いておきましょう。
OB・OG訪問をすることで、自己分析や企業理解を深めることができます。また年齢の近い先輩からの話は、就職活動を進める上で貴重な意見となります。OB・OG訪問の機会を得たらしっかりと質問を準備して臨み、今後の就活に生かせるようにしましょう。
(学生の窓口編集部)