初めての就活は慣れないことも多く、バタバタしがち。早めの行動を心がけるとはいってもなかなかうまくいかないものですよね。
就活は大学3年生の春休み頃から動き始めるのがいいとも言われています。就活解禁前の準備やインターンを考えるとそういうスケジュールになってしまうのですが、時期別にやるべきことがわからないとただ時間が過ぎていってしまうのも事実。
ここでは、後悔しないために就活×時期をまとめた記事をご紹介していきます。就活はやることがたくさんあって戸惑うかもしれませんが、この記事を参考にして、一つひとつ整理していきましょう。
就活は就活解禁前の事前準備も忙しいものです。
就活解禁前にしておくべきことは、こんなにあります。
早い人では大学2年生の冬から対策を始めており、大学3年生の春休みには自己分析や業界分析が終わっている人もいるくらいなのです。
(画像引用:マイナビ2023 就活準備)
就活は、3月1日に会社説明会が開始され、6月1日から選考試験が始まり、10月に内定式という流れになる場合がほとんどです。この就活スケジュールのことを経団連スケジュールといいます。
経団連に加盟している企業の多くはこのスケジュールに沿って新卒採用を行います。
ただし、経団連に未加盟の企業や外資系企業、一部マスコミなどは、このスケジュールに沿わずに採用を行っており、希望する企業がこういった企業に入る場合はその企業に合わせたスケジューリングが必要です。
一部企業のように通年採用をしている場合も、経団連スケジュールとは別に予定を立てる必要があります。
志望企業がどういった採用スケジュールなのか、そもそもどの業界のどんな職種を志望するのかといったことを明らかにするためにも、就活は就活開始前の事前準備が重要になってくるのです。
こういったことは、自己分析や業界・企業分析がなければわかりませんし、企業によってはインターンに参加した学生を優先して採用する場合もあるからです。
就活前にやっておくべき事前準備をやること順に紹介します。
就活前の事前準備が必要な項目はこれらでした。
特にこの中で、「自己分析」「業界・企業分析」はいつから始めても早すぎるということはありません。また、「周りは就活を始めているのに出遅れた」という場合も1日でいいので時間を取るべき部分です。
それぞれについて詳しく解説します。
自己分析をするときは家族や友人、初対面の人などといった他人から評価される他己分析も取り入れると、エントリーシート作成や面接のときに生かせるのでおすすめです。
自己分析は難しく考えずに就活サイトなどに用意された自己分析をツールを使ってみましょう。
学生生活の経験から自分を見つめなおせればいいのですが、なかなかうまくいかないものです。まずは、ツールを使って分析し、分析結果を1つずつみていくと「自分はそんな人だっただろうか」「そういえばこんなこともあった」のように自分自身を振り返るきっかけを作れますよ。
就活の「自己分析」って何をすればいいの? 自己分析のやり方と注意点
業界分析・企業分析は自己分析の結果を踏まえて行うのが一番です。
自分が「やりたいこと」「やりたくないこと」、自分の実力を「発揮できそう」「役に立てなさそう」といったところから、気になる企業が属している業界などを分析していきます。
「この業界が向いていそう」「興味がある」という業界ができたら、就活サイトや書籍で深掘りをしていきます。インターンを実施している企業があれば、ブックマークしておきましょう。
志望業界が絞れない時の考え方は?むしろ多くの業界に触れられるチャンス!
インターンは、夏、秋・冬にあります。形式は企業によって異なるので、早めに業界分析をして自分が希望する業界でインターンがあるか調べておくといいでしょう。
インターンに参加するのが面倒という人もいますが、参加するべきです。社会人経験になりますし、業界や職種について深く知る絶好の機会です。
自己分析や業界分析で「自分にはこの業界のこの職種があっている」と思っていたのに、インターンに参加することで価値観が変わるかもしれませんよ。
また、面接では大学生活での経験がとても大切です。特にこれといったことをしてこなかったという就活生は長期インターンシップに参加することをおすすめします。
報酬が出るインターンシップもあるのでアルバイト代わりに受けるとよいでしょう。社会人と机を並べて仕事を体験できるのはとても貴重です。
企業の志望順位をつけ、第一志望に採用されなかった場合に備えましょう。
就活を進めていくうちと志望した企業から内定をもらえない事態が発生してきます。あまりにも続く場合は、企業側から見たあなたが業界や職種にミスマッチと写っている可能性が高いです。
そういった最悪の事態に備えるためにも、どこまでなら妥協できるのか、志望職種や業種の幅を広げるとしたらどこまで広げるのかといったところも考えておければいいですね。
どこでもよかった? 就活で第一志望の会社が定まっていなかった人は約7割!
エントリーシートや履歴書は、書かなければならないことがある程度決まっています。
エントリーシートは企業ごとに違うフォーマットですが、過去に聞かれた質問は今の就活でも聞かれる可能性が多いものです。定型質問のようになっている項目については、事前に考えてパソコンやノートに書いておきましょう。
履歴書の氏名や住所、学歴といったどの企業を受けるときも変わらない箇所は就活が本格化する前に先に記入することをおすすめします。
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筆記試験対策は、志望企業の傾向を見て、参考書や就活サイトにある模擬試験を受けておくと安心できます。
筆記試験や適性検査は慣れれば簡単に早く解けるので、対策をきちんとしておきましょう。書店に行けば筆記試験対策の問題集が販売されているので一冊は解いておくことをおすすめします。
どういう形式の試験で、どんな問いがあるのかなど、経験があるのとないのとではかなり違います。似た形式の試験を実施している企業を受けるという手段を使う人もいますが、内定を受ける気のない企業を受けるのはおすすめできません。
また、グループワークは協調性を見られています。何か役割を見つけてチームに貢献できるように心がけましょう。
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面接は「自己紹介と自己PRをしてください」という案内から始まります。企業によって異なりますが、質問を3~5個して、最後に「何か質問はありますか」という面接官からの質問で終わります。
時間でいうと30分から1時間ほどが多く、グループ面接と個人面接の2つのケースが考えられます。グループ面接の場合、部活やアルバイトのことなど自己PRが重なってしまうことがありますが、あなたはあなたなので気にしなくて大丈夫です。まわりに惑わされず自分をしっかりアピールしましょう。
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就活を終えた先輩達のアドバイスをまとめましたので、参考にしましょう。
筆記試験にしても面接対策にしても何度も繰り返し練習することが大切です。時事問題を質問してくる企業もあるので、新聞やネットニュースにも注目しましょう。
自己分析は非常に重要で、よく考えないと自分も気づけない自分の特徴というものがあります。他人に見つけてもらえることもあるので、多面的に自分を見つめ直してみましょう。
世間がいう業界イメージや、企業イメージだけで就活を決めてしまわないことも大切です。ネットにある口コミも他人が感じた意見ですので、自分も同じように感じるかはまた別の話です。
合同説明会では1日で多くの企業を見られるので、あまり興味のなかった業界ものぞいてみることをおすすめします。
また、できるだけ多くの企業にエントリーするとよいでしょう。大企業は高学歴で優秀な応募者で埋め尽くされていることも多く、上手く選考を進めないことがあります。とにかく興味のある企業にはチャレンジしてみる姿勢が必要です。
ついうっかり就活に出遅れてしまったというときは、自己分析、業界・企業分析をささっと済ませてから企業にエントリーしましょう。
就活サイトのツールは、自己分析と一緒に「あなたに向いている業界・職種」が表示されるものが多いです。ツールで分析し、自分に当てはまっているようならひとまずツールの言うように動いてみてください。
おすすめされた業界で合同企業説明会や会社説明会があれば、迷わず参加し、どんな業界なのかどういった職種があるのか研究します。
「合いそうにない」「合ってそう」がわかると思いますので、それを足掛かりに自己分析・業界分析を深めていきましょう。
遅れたからといって「内定がもらえればどこでもいい」と手当たり次第にエントリーシートを送るのはやめてください。志望動機に深みがなくなり、書類選考や筆記試験で受かったとしても面接で落とされる可能性が大きいです。
いろいろチャレンジすることで、どんどん自己PR力がブラッシュアップされますよ。
学生から社会人へと変わるときに就活を通して自分を知り、社会を知り、今までの努力を思い切り発揮できるよう全力を尽くしましょう。自分が志望する業界の就活スケジュールをしっかり把握しつつ、準備をするとよい結果になるのではないでしょうか。
正しく努力すれば、結果はきちんと出るはずです。のちのち後悔することのないように準備を怠らないようにしましょう。あなたならきっと就活を乗り越えられるはずです。