就活準備の進め方に悩む人も多いでしょう。就活が本格化する前にできる限りの準備を済ませておくことが望ましいです。
そして、おそらく多くの学生がまず行くであろう会社説明会での大切なポイントがあることを知っていますか。ただなんとなく行ってきただけではもったいないです。
もし、人事の記憶に残り面接のときに「あっ、あのときの彼だよね」なんて声をかけてもらったら選考通過率も上がるかもしれません。この記事では就活解禁前にするべき準備と有効な進め方について紹介します。
就活解禁前は何もしなくてもよいというわけではありません。しっかり準備をしておくとスムーズに就活を進めていくことができます。
多くの人が会社の説明会に参加することになると思います。インターンシップを受けるにしても、本エントリーを受けるにしても、まず会社説明会を受けてから、というのが一般的な流れだからです。複数の会社が合同で会社説明会を行う「合説」というものもあります。合説で一度話を聞いてから、会社に出向いてより丁寧な説明会を聞くという流れです。
会社によっては説明会に加えて、就活に必要な思考プロセスといった講習に近いようなワークを行ってくれるところもあります。会社としては、自分の会社で働く上で大切にしてる思考プロセスを実践して働くイメージを明確にしてもらうという狙いがあります。このようにして学生は就活に必要なノウハウを少しずつ吸収していくというわけですね。
就活解禁前の準備中であっても就活ノウハウを学ぶことはできます。インターネットにある記事を読んだり、本を読んだりして学べることも多いでしょう。ビジネスマナーや論理的思考力を高めるコツなど学ぶべきことはたくさんあります。
選考が始まってから何もかもスタートさせるということのないように段階づけて取り組んでいきましょう。自己分析をしてからビジネスマナーを習得し、会社説明会に行くといった流れを意識することをおすすめします。
会社説明会では、会社の事業内容や実際にどういった働き方になるのか、といった説明を受けることができます。会社全体としてはどういうことをしているのか、どういう部署があってそれぞれどのような役割を担っているのか説明されます。
場合によってはワークを行い、学生同士で話し合ったり、課題に取り組んだりすることがあります。のちのち、採用選考が始めると、グループワークという選考があるので、学生同士で協調性を持ち合い課題をクリアする練習は大切な経験となります。
そして、会社説明会では最後に社員の座談会が設けられることが多いです。ざっくばらんに質問をしてくださいという人事からの説明とともに数名の社員を学生が囲みます。ざっくばらんにどうぞ、と言われますがその場には人事もいるので、ふるまいによっては人事に好印象を残すこともできるかもしれません。
会社説明会では、会社のことの説明があり、ときにはワークを行い、最後には座談会が設けられることが多いことを知っておきましょう。
座談会ではまず社員が自己紹介とともに所属する部署の役割や勤務状況などを教えてくれます。その後、学生との質疑応答となるのが一般的な流れです。
座談会ではざっくばらんに話してくださいと促されますが、せっかく時間を使うのなら効果的な質問をして人事へのアピールをしつつ、よき学びを得たいところです。
たとえば、説明会で聞き逃したことや深堀した質問をするとよいでしょう。その会社の面接を受けることになった場合、志望動機でより具体的な働くイメージを持てていると好印象を与えることができます。配属される部署を自分で決めることはできませんが、「こういうことをやりたいと思っています。○○という部署でなら実現できると思いました。特に御社は××という特徴があるので魅力的に感じました」というように具体化させてアピールすることができます。
また、他の学生がした質問を掘り下げるというのもよいでしょう。「先ほど○○という話がありましたが、具体的には××をするということでしょうか」といったように掘り下げると効果的です。自分の理解を深めることができますね。
そして、ざっくばらんにとは言ってもあまりプライベートなことは聞かないのがマナーです。あくまでも仕事に関係することを質問するようにしましょう。
複数の会社が同じ場所で説明会を行う合同説明会にはとても多くの学生が参加します。広い会場で行われることが多く、就活が始まったころに揃って行き始めます。
合説はただなんとなく行ってみたというだけでは何も収穫を得られません。目的を持って合説に行ってください。合説の魅力は、多くの会社の情報を短時間で得られるというところです。通常の会社説明会よりも短く、同じ場所で開催してくれるので、少しだけ興味があるという会社も見てみることができます。
しかし、やみくもに合説に行っても貴重な時間を無駄にすることになりかねません。将来自分のやりたいこと・やりたくないことを明確にして行くようにしましょう。
また、合説は人事や現場社員と直接会話できるチャンスです。会社によっては、具体的な選考プロセスを教えてくれるところもあります。身だしなみを整え、的確な質問をすると人事の印象にも残りやすいでしょう。
就活の準備中にはしっかり就活ノウハウを蓄積させておくことが肝心です。そして合同説明会や会社説明会で、効果的な質問をするように心がけましょう。
服装は比較的自由にはなってきましたが、カジュアルな服装であっても清潔感ある身だしなみになるように意識することが大切です。業種によっては服装マナーに厳しい会社もあるので、そのあたりは自分の志望する会社の社風に合わせて柔軟に対応しましょう。