外資系企業やグローバル人材獲得に力を入れる企業などでは、選考で英語面接を行う場合があります。国内企業と同様に、英語面接でも「自己紹介」を求められることは多く、どのようにすればよいのか悩んでいる人もいるかもしれません。
自己紹介では流暢な英語を話せることよりも、面接官が聞きたいことにしっかりと答えることが大切です。ここでは英語での自己紹介をするときの、ポイントと例文、注意点などを紹介していきます。
外資系企業をはじめ、英語面接を取り入れる企業が増えてきています。上司やクライアントが外国人である可能性や、海外勤務が前提といったことから、コミュニケーションがどの程度とれるのか、英語でプレゼンを行うことが可能かなど、就活生の英語力を確認する企業も増えてきています。英語面接でもまずは自己紹介が求められることが多いので、しっかり準備をして臨みましょう。
英語での自己紹介を考えるときは、日本語で作成したものを英語に訳すという方法がよいでしょう。多くの就活生は、日本語の自己紹介文を作成していると思います。その文章を英語に訳すことで対応できます。
作成するポイントは、長くなりすぎないようにすることです。1分程度におさまれば、面接本番は問題ありません。あまりにも長くなってしまった場合は、内容や文章を調整しましょう。文章が完成したら、一度読み上げてみて、所要時間を測ってみましょう。慣れない言葉を使うことから、日本語での自己紹介より長めになる可能性が高いからです。
日本語での自己紹介と同じで、聞かれたこと、求められたことに対して、きちんと受け答えできるかが大切です。不慣れな言葉や緊張から、話すことに必死になってしまい、面接官とのコミュニケーションがおろそかになってしまうことも予想できます。そこで以下の点に注意して作成しましょう。
・難しい表現を避ける
英語の自己紹介を考えるときに注意したいのが、単語や文法の使い方です。難しい単語や文法は避け、できる限り簡単な単語を使うことを心掛けましょう。多くの面接官は、難しい単語や文法を扱えるかより、伝えるべきことをきちんと伝えられるかを見ています。中学英語を中心に組み立て、必要に応じて高校英語を使う程度でも問題ないでしょう。
・早口にならないようにする
面接で自己紹介をする際は、ゆっくり話すことを心がけましょう。流暢に話そうとすることばかりに気を取られ、受け答えがしっかりできなくなると面接でのコミュニケーションは成立しません。無理をして早く話そうとはせず、内容をしっかり伝えるためにゆっくり話すことを意識しましょう。
上記の点を意識して、以下の例を参考にしてみてください。
例.1
My name is TaroYamada. I graduated from 〇〇 university . I majored in English and American literature where I enhanced my English communication skills. I acquired EIKEN Grade pre-one when I was a junior.I study English by myself everyday and I have been preparing for TOEIC lately.Thank you very much for giving me the opportunity to talk to you today.
訳
私は山田太郎と申します。○○大学出身です。大学では英米文学を学んでおり、英語が得意です。最近は、TOEICの受験に向けて日々勉強しております。大学3年生のときには、英語技能検定で準1級を取得することができました。よろしくお願いいたします。
例.2
My name is Taro Yamada.I major in Business Adiministration. Since I am good at English, in the future I would like to become an international consultant and work globally. I am always keen to learn and try new things. Thank you for taking the time to see me today.
訳
私は山田太郎です。私は経営学を専攻しています。英語が得意なので将来的には、コンサルタントとして海外で活躍したいです。常に新しいことを学び、挑戦することが好きです。よろしくお願いいたします。
英語面接での自己紹介は、事前の対策が重要です。まずは日本語での自己紹介文を考え、英語へ翻訳することで落ち着いて話すことができるでしょう。面接での自己紹介は、第一印象を決める最初の一歩ですので、しっかりと練習を重ね、面接突破を目指しましょう。
(学生の窓口編集部)