大学院生の中には、将来の就職を見据えて進学した人もいるのではないかと思います。しかし就活の面接で専門的な話ばかりに偏ると、採用担当者に自身の強みや人物像が伝わらず、評価が難しくなる可能性があるのです。自分の経験や長所、会社で生かせることを要約し、限られた時間で簡潔にわかりやすく伝えるようにしましょう。本記事では大学院卒と学部卒では、就活をする際にはどんな違いがあるのか、自己紹介の例文もご紹介しながら解説していきます。
大学で学んだ知識をより深く探求して、研究する場である大学院。文系理系ともに一般的な大学の学部卒と比べて、専門性や深い知識を身に付けることができます。
特に理系の場合は、研究などを通して専門的な知識やスキルを身に付けておくと、より即戦力的な人材としてアピールすることができ、就活する際には有利に働くこともあるでしょう。
院卒の場合、専門性や知識、研究経験などを生かして、自己紹介で差をつけることもできます。ただ、基本的に採用する側が重視しているのは、どのような人物で、どのように活躍してくれるのか、というその人のポテンシャルや、コミュニケーション能力、成長意欲などです。ESや面接で専門的な研究内容について語っても、面接官が卒院生の専門分野によほど詳しくない限りは、自分の能力を十分にアピールすることは難しいでしょう。
専門的な研究内容をそのまま伝えて自分を大きく見せるのではなく、かみ砕いて誰にでもわかりやすく伝えることが大切です。それができるということは、研究について自分がしっかりと理解しているという証拠ですし、プレゼンする能力があるということでもあります。そうした評価を得るためにも、専門性を簡潔にアピールしつつ、人間力も伝わるような自己紹介をするように心がけましょう。
自己紹介をするときに大事なことは、専門的な内容になり過ぎていないかということです。あまりにも、専門用語などを多用してしまうと、ESなどは敬遠されてしまう可能性もあります。面接の場合、多くの就活生の話を聞いている面接官にとって専門的な話ばかりに偏ると、はっきりとした人物像がつかめず、評価が難しくなる可能性があるのです。
また、限られた時間内に、話をまとめることも大切です。自分の経験や長所、会社で生かせることを要約し、簡潔にわかりやすく伝えるようにしましょう。
院卒生の学部生との大きな差は、専門的な知識と豊富な研究経験であることは間違いありません。自己紹介の際は、できるだけ簡潔にわかりやすく、なお且つ専門性で自分のスキルと人間性をアピールするように心がけて臨むようにしましょう。
(学生の窓口編集部)