【例文つき】大学院生の就活面接での自己紹介、学部卒とどう違う? 注意点も解説

【例文つき】大学院生の就活面接での自己紹介、学部卒とどう違う? 注意点も解説

2019/03/25

就活の基礎知識

大学院生の中には、将来の就職を見据えて進学した人もいるのではないかと思います。しかし就活の面接で専門的な話ばかりに偏ると、採用担当者に自身の強みや人物像が伝わらず、評価が難しくなる可能性があるのです。自分の経験や長所、会社で生かせることを要約し、限られた時間で簡潔にわかりやすく伝えるようにしましょう。本記事では大学院卒と学部卒では、就活をする際にはどんな違いがあるのか、自己紹介の例文もご紹介しながら解説していきます。

院卒と学部卒で違う? 大学院生の自己紹介方法【例文つき】

院卒と学部卒の違い

大学で学んだ知識をより深く探求して、研究する場である大学院。文系理系ともに一般的な大学の学部卒と比べて、専門性や深い知識を身に付けることができます。
特に理系の場合は、研究などを通して専門的な知識やスキルを身に付けておくと、より即戦力的な人材としてアピールすることができ、就活する際には有利に働くこともあるでしょう。

自己紹介への生かし方

院卒の場合、専門性や知識、研究経験などを生かして、自己紹介で差をつけることもできます。ただ、基本的に採用する側が重視しているのは、どのような人物で、どのように活躍してくれるのか、というその人のポテンシャルや、コミュニケーション能力、成長意欲などです。ESや面接で専門的な研究内容について語っても、面接官が卒院生の専門分野によほど詳しくない限りは、自分の能力を十分にアピールすることは難しいでしょう。

専門的な研究内容をそのまま伝えて自分を大きく見せるのではなく、かみ砕いて誰にでもわかりやすく伝えることが大切です。それができるということは、研究について自分がしっかりと理解しているという証拠ですし、プレゼンする能力があるということでもあります。そうした評価を得るためにも、専門性を簡潔にアピールしつつ、人間力も伝わるような自己紹介をするように心がけましょう。

大学院生の自己紹介例文

○○大学○○学部の××と申します。私は大学の研究室で、地震・地殻変動観測の研究を行って参りました。現代の日本では頻繁に地震が起き、いつどこで災害に見舞われるかわかりません。地震大国に生きる人間の一人として、私の研究の成果が人々の防災意識を喚起することができ、役立てられればと思い、海洋研究の最前線にいる開発機構である御社を志望しました。何卒よろしくおねがいします。


○○大学○○学部の××と申します。私は、幼少期より読書が大好きでした。学校の図書館に毎日通っては、一日一冊の本を読むことを楽しみにしていました。読書感想文で入選したこともあるなど、国語力にはとても自信を持っておりました。しかし、年齢を重ねるうちに、昨今、日本語の美しさが徐々に失われつつあることを感じてしまうようになりました。それは、自分自身の言葉遣いや、文章の書き方にも表れていたのではないかと思います。現代は、SNSなどで気楽に文字を発信できる社会です。だからこそ、日本語の美しさを再認識したいと思い、大学院で古文をテーマに日本語の研究を重ねて参りました。そうした研究を経て、日本語が本来持つ言葉の美しさ、機能性を後世に残すことをライフワークとしたいと考えるようになりました。歴史ある文学出版社である御社では、私のスキルが存分に発揮でき、貢献できるのではないかと思います。何卒よろしくおねがいします。

注意点

自己紹介をするときに大事なことは、専門的な内容になり過ぎていないかということです。あまりにも、専門用語などを多用してしまうと、ESなどは敬遠されてしまう可能性もあります。面接の場合、多くの就活生の話を聞いている面接官にとって専門的な話ばかりに偏ると、はっきりとした人物像がつかめず、評価が難しくなる可能性があるのです。
また、限られた時間内に、話をまとめることも大切です。自分の経験や長所、会社で生かせることを要約し、簡潔にわかりやすく伝えるようにしましょう。

まとめ

院卒生の学部生との大きな差は、専門的な知識と豊富な研究経験であることは間違いありません。自己紹介の際は、できるだけ簡潔にわかりやすく、なお且つ専門性で自分のスキルと人間性をアピールするように心がけて臨むようにしましょう。

(学生の窓口編集部)

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