就活グループワークの所要時間はどのくらい? 時間配分にも留意した進行が重要

就活グループワークの所要時間はどのくらい? 時間配分にも留意した進行が重要

2019/03/18

就活の基礎知識

就活でグループワークを行うとき、「所要時間がどのくらいなのか」、「時間配分はどう設定すればいいのか」などがわからないという学生も多いでしょう。就活のグループワークでは時間管理が命といっても過言ではありません。どのようなことに注意して進めていくべきか、時間を有効活用するためのポイントなどをご紹介します。

就活のグループワークの所要時間

就活のグループワークの所要時間は?

就活のグループワークでは、1日で終わるものとそうでないものに分かれます。1日で終わる選考の場合は60分未満~最大2時間程度。選考も兼ねたインターンのような形式で数日間行われる場合もあり、内容によっては2時間×3日間~1週間などのケースも存在します。

事業に関して深く掘り下げる、新規事業やプロジェクト、アイデアを形にするなどのグループワークの場合は3日間。ビジネスコンテストのような形式で、社長プレゼンを行うなどのワークの場合は1週間程度などさまざま。

その所要時間によって、下記のことを判断する必要があります。

・どのくらいの結論にするのか
→簡単な結論にしないために加えるべき視点は?

・成果物をどういった形式でどう仕上げるのか
→限られた時間の中で成果物を出す状態まで仕上げためにどのくらいの時間を想定すべきか?

上記のことをグループワークの対策をする中で、掴んでおくことが重要になってくるのです。

就活グループワークを所要時間内で完成させるための段取り

就活のグループワークを所要時間内で完成させるための段取りとしては、下記の手順で行うのがスムーズなのでおすすめです。

時間配分と役割決め
まずは時間配分と役割を決定していきましょう。成果物に時間がかかる場合は話し合いの時間を短く、成果物がそこまで作り込みの必要ないものであれば、意見出しと意見まとめに時間を割きます。

ゴールと置かれている状況を把握、共有
目指すゴールと置かれている状況をまず全員で把握し、共有をしていきましょう。ゴールはテーマで定められているので再確認をし、現状把握の認識がずれないようにすることが重要です。

意見交換しながら意見の種類を分類
必要があれば個人での意見出しを入れて、皆で意見交換を行います。基本的には意見を書いていくとき、同時に意見の種類を分類しておくと、後々意見をまとめやすくなります。

分類したものから意見選択
分類しておいた意見から、皆の合意が取れるものを決めていきます。どういった点を重視するのか、またそれはなぜか、という意見選びのポイントを交えながら議論をし、どの意見にするかを絞り込んでいきましょう。

選択した意見の詳細を詰める
選択した意見に対して、突っ込まれる部分を想定して対策します。詳細を詰めてからでないと作業の方向性が定まらず、途中で方向転換せざるを得ないためです。

作業内容を決定、作業実施
最終的な意見を元に作業内容を決定し、分担を決めて作業を開始します。途中で作業進捗の振り返りやサポートに入ることも考慮しながら、余裕を持った時間配分を行いましょう。

プレゼン
最終的にこの意見を選んだ理由と、検討したポイント、作業内容で工夫したポイントについてをもれなく伝えましょう。そして先程意見を詰めるときに想定した指摘を受ける部分に関しての切り返しを、それに答えられる用にまとめておいてください。

時間配分を上記に基づいて検討し、次のステップに進む前に段取りを皆にイメージさせるように伝えましょう。一緒にゴールに向かうように方向性を示せば、自然とリーダーシップも発揮できるため、スムーズにまとめ役を買って出ることができますよ。また、同時に段取り力もアピールできるでしょう。

グループワークの時間を有効に使う工夫とは?

就活のグループワークの時間を有効に使うためには、下記3つの工夫が大切です。

時間配分と流れを最初に確認する
まずグループワークに取り掛かる前に、全体の流れと時間配分を最初に共有。お互いの認識にズレがないかを確認しましょう。最初の段階で認識を揃えておくことで、議論の方向性が定まり、話が脱線することなく安定した議論ができます。

タイムキーパーではなくても時間を確認し、流れをコントロールする
もし仮にタイムキーパーがいたとしても時間を確認し、「発表するときに、なぜそう思ったのかも付け加えて発表しましょうか」、「そろそろ振り返りを行いましょうか」など、さりげなく周りをフォローするような発言で、グループワークのスムーズな進行に貢献しましょう。

停滞したときの対策を用意しておく
就活を始めたばかりのときなど、議論することに慣れていない場合、なかなか意見が出ずにグループワークが停滞してしまうことがあります。その場合は「◯◯の観点から見ると◯◯だと私は思うんですが、◯◯さんはどう思いますか?」などと話していない人に振っていき、賛成や反対意見を聞いて、さまざまな意見をまとめていくようにしましょう。

ある程度の方向性がついたら自分の役割に戻るなどの臨機応変な対応ができると、グループワークを見ている採用担当の方に好印象を与えられる可能性が高くなります。

まとめ

就活で行うグループワークでは、とにかく時間管理が大切なので意識するようにしてください。所要時間の把握、時間配分と全体の流れの設計など、最初に方向性を定めることで議論を加速させ、作業内容を明確にできます。ぜひ今回ご紹介したグループワークで注意するポイントを踏まえて、志望企業の選考を受けてみてくださいね。

・高下 真美(たかした・まみ)
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て退職。現在は企業の採用HPインタビュー・執筆、就職・転職ノウハウ記事を執筆するフリーライターとして活動中。

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