就活の第二関門を突破! グループワーク対策&準備法を紹介

就活の第二関門を突破! グループワーク対策&準備法を紹介

2019/03/13

グループディスカッション

就活の第一関門が書類選考と適性検査、第二関門となるのが、グループワークやグループディスカッションなどのグループ選考です。面接対策よりも軽視されがちですが、「見られるポイント」をしっかり押さえて対策を行っておきましょう。

この関門を通過して面接に進めるよう、今回はグループワーク突破のための対策と準備法をご紹介します。ぜひ参考にして1社でも多く面接してもらえるように、準備を進めてみてください。

就活のグループワーク対策&準備法

就活のグループワークで大切な2つのこと

就活のグループワークで大切なのは、時間内に成果物を仕上げること、仲間と敵対せずにゴールに向かうことの2つです。グループワークとなると、「グループの中で目立たなくては」という意識になってしまう人も多いでしょう。しかし、重要なのは目立つことよりも成果を出す・敵対しないの2つを達成できるかどうかです。

時間内に成果物を仕上げることは、ビジネス感覚があるかどうかを判断するポイントです。効率のよい議論と作業ができる人は段取り力、頭の回転の速さを持っていなければできませんし、目的意識や時間意識があるかどうかはビジネスパーソンに欠かせない能力の1つです。

仲間と敵対せずにゴールに向かうということは、その企業が求める人物像に近いか・効率のよい議論と作業ができる人材かを見ています。グループワークは相対するのが面接官ではなく、学生。そのため、面接のときより普段のコミュニケーション傾向が見えやすいというのが特徴です。
その学生の「素のコミュニケーション方法」が求める人物像に近いかどうか、会社の風土にフィットする人かどうかを見ています。反対意見を言ってはいけないということではなく、よりよいゴールを目指して適切な議論ができるかが重要です。

就活のグループワークの対策・準備の方法

次に、グループワークの対策と準備方法をご紹介します。

業界、企業のグループワーク傾向を調査&準備

まずは業界とその企業の過去、就活選考でどのようなテーマが出されたか。今年同業界で先に選考を行っている他企業ではどんなテーマで行っているなどの傾向や過去の情報を収集します。毎年テーマをがらっと変えるところは多くありませんので、過去情報はしっかり調べておきましょう。それが対策をするための第一歩です。

企業が求める人物像を把握しチューニング

次に志望先企業が求める人物像を把握し「求める人物像のキャラクターだったら、グループワークのときどのように振る舞うか」を考えてみてください。積極的に発言し、グループを引っ張るタイプなのか、それともじっくり考えてその先を示唆するような意見を言って流れを変えるタイプなのか。もしくは皆の意見を分析して、答えに近づけるような問いを投げかけるサポートタイプなのか、などを考えてみましょう。

求める人物像と自分が大きく違うタイプであれば無理をする必要はありませんが、その部分を鍛えてグループワークに臨むと、よい結果を得やすいはずです。

目立つ役割を取るための発言方法

グループワークを行う際、その企業が求める能力をアピールしやすい役割が存在します。役割をうまく取っていくために必要なのは「第一声で目的共有を行う」ことです。例えばこのように発言するとよいでしょう。「(自己紹介後)今回は◯◯という目的に向かうために何が必要かを見つけられたらゴールだと思うんですが、ゴールにたどりつくためにまず現状を把握しませんか?」

もしくはまず時間配分を決めるために、「時間が◯◯分しかないので、ゴールと現状把握に◯分、意見出しに◯分、意見をまとめるのに◯分くらいで進めていきましょうか。まずはゴールと現状把握から」などのように、流れを作ってしまうと司会かもしくはタイムキーパーなどの役割が取れるでしょう。

目立つ役割が取れなかった場合の振る舞い方を練習

最初にうまく発言ができず、他の人に役割が決まってしまった場合でも、諦める必要はありません。発言をできないほど議論が白熱することは少ないですから、自分の意見とその理由をしっかりまとめ、発想力やプレゼン力をアピールしましょう。

または出てきた意見を分類してみたり、議論の方法を提示するなど、誰かがやっていないことをやってみる、脱線してしまった話を本筋に戻すなどは、特に役割がなくてもできることです。もし、同じように就活に取り組む友人がいるのであれば、何かテーマと役割を変えながらディスカッションをしておくと、当日どんな役割が来ても自然に振る舞う練習になるでしょう。

就活のグループワーク練習で想定しておくべきこと

グループワークの練習をするときに想定するのは、脱線する意見が出たときと議論が停滞したときです。脱線する意見が出たときには、どうすれば話の本筋に戻す発言ができるかを練習し、議論が停滞したときには新しい切り口を提供する方法を練習しておくとよいでしょう。だいたいは本来の目的とそのとき問題になっている点を整理するだけで議論が前進します。

まとめ

就活のグループワークを突破するためには、さまざまな対策と準備が必要です。しかし、企業側が見てくるポイントがどこかを理解していれば、対策することも明確になり、後は練習をすればよいだけです。グループワークで必要な能力を押さえ、どんなパターンでも対応できるように準備しておきましょう。

・高下 真美(たかした・まみ)
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て退職。現在は企業の採用HPインタビュー・執筆、就職・転職ノウハウ記事を執筆するフリーライターとして活動中。

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