就活の際に欠かせないのが自己紹介です。ESへの記述、あるいは、面接時で企業が就活生の情報を知るための第一歩になります。ここでは就活の自己紹介に役立つポイントを、回答例も交えてESと面接両方のケースで紹介します。
自己紹介とは、言葉通り「自分の紹介」です。あなたのことをまだ知らない企業に対して、人となりを知ってもらうのが一番の目的となります。一般的に、まずは
・学校名
・学部
・名前
といった肩書を紹介し、それに加えて、志望動機などを語るケースもあります。ここで注意したいのは、自己PRと混同しないことです。自分の長所や特徴のアピールは短めにとどめ、あくまで自分の紹介に留めておきましょう。
ESで自己紹介を書くときに注意したいのは、情報の精査です。あれもこれもと詰め込んでしまうと、本来の趣旨を外れてしまい何が言いたいのかわからない文章になってしまいます。何をどのように伝えたいのかを考え、簡潔にまとまるようにしましょう。
大学で学んだことを実践し、企業でも活かせるという部分をスマートに伝えた事例です。取得した資格を企業で活かせそうな場合には、その情報を入れることもできます。
店舗でのアルバイト経験を経て、運営企業へ応募したケースです。同職種で働く楽しさや喜びを知り、社員としての採用を志望したときの回答例になります。
面接で自己紹介をする時に注意したいのは、時間です。設けられる時間は、基本的に1分程度です。事前に話す内容をまとめておかないと、つい饒舌になってしまったり、言及すべきポイントが抜けてしまいかねません。この時間内に収まるボリュームで、あらかじめ自己紹介をまとめておきましょう。
また、面接での自己紹介の場合、どんな表情で話しているか、視線をどこに向けているかなど、対面時にしかわからない情報を面接官へ提供することになります。ESと大きく異なるのは、このような部分です。内容をそらんじるだけではなく、鏡を見て、自分がどのような表情で話しているのかもチェックしておきましょう。
大学のサークル活動をまとめた事例です。単なる成功体験だけではなく、問題が起こったときにどう乗り越えたのかを盛り込むことで、地道に仕事をこなせる人間だとアピールできています。
大学で取り組んだ研究活動を用いた事例です。事業内容に触れることで、企業研究をしっかり行なっていることを印象付けられます。
企業への応募のきっかけを織り交ぜた事例です。このように、会話の糸口を自己紹介の中に入れてもいいでしょう。
自己紹介の仕方ひとつで、企業に与える印象は大きく変わります。相手が望んでいる情報をきちんと入れ、簡潔にまとめるよう心がけましょう。
(学生の窓口編集部)