【実際に出た!】グループワークのテーマ例と採用担当がチェックするポイントまとめ

【実際に出た!】グループワークのテーマ例と採用担当がチェックするポイントまとめ

2019/03/11

就活の基礎知識

就活の選考内にグループワークが設定されているとき、「どんなテーマが出るの?」「どんな対策をすればいい?」と疑問点や不安がたくさん出てくる人も多いでしょう。そこで今回は、グループワークで出てくるテーマ例や議題例、そしてグループワークの進め方についてご紹介していきます。

グループワークにはどんなテーマが出る?

グループワークのテーマ例・議題例

グループワークは、進め方によって大きく3つのタイプに分かれます。それぞれのタイプによって、テーマ例・議題例の傾向も異なります。

グループワークの進め方とテーマ例

プレゼン型

進め方としては、目的と課題設定→話し合い→意見をまとめ→発表という順番で行っていきます。プレゼン型の場合、企業課題や社会問題をどう解決するかというテーマが多く出題されます。

<テーマ例>

・自社の◯◯部門の売上低迷を解決するためには?
・少子高齢化を食い止めるためにできることとは? など

作業型

作業型は、最後に作業の時間がどの程度かかるかを想定して話し合い、早急に結論を出す必要があります。話し合いの進め方はプレゼン型と一緒です。議論の末に作業をして独創性やアイデア、考え方の柔軟性などを見るテーマが出されます。

<テーマ例>

・新商品Aの販促ポスターを制作してください。
・輪ゴムと紙コップを使って新しいおもちゃを作ってください(コンセプト必須)。 など

ゲーム型

ゲーム型の場合は、時間配分を決めたらまずは作業を進めてしてみるのもよいでしょう。議論が固まってしまったら、一旦案を出すために考えてみる時間を設けるなど、グループ内でアイデアが出やすい状況を作ることが大切です。会話と役割分担をしながら周囲と協力して行っていくようなテーマの問題が出題されます。

<テーマ例>

・いくつかに分かれた情報が載っているカードが配られ、それを推測しながら答えを導き出す。
・A4用紙を10枚使って高いタワーを立てる。 など

実際にあったグループワークのテーマ例

実際に先輩たちが経験したグループワークのテーマも見てみましょう。時事問題や正解不正解がないもの、新製品の商品開発に至るまで様々なテーマが出題されています。

・中小企業における海外進出のメリットデメリットについて。(男性/23歳/金属・鉄鋼・化学内定)
・東京オリンピックで日本が最も多くの金メダルを獲得するには?(男性/22歳/その他内定)
・タイムマシンがあったら過去に行くか未来に行くか。(女性/22歳/人材派遣・人材紹介内定)
・日本の会社の労働時間を短縮する方法。(男性/21歳/情報・IT内定)
・新しい東京都の名前を考える。(男性/24歳/マスコミ・広告内定)
・新素材を開発。その利用方法を考えてください。(男性/24歳/金属・鉄鋼・化学内定)
・食糧ごみを減らすにはどうすればいいか。(男性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)

調査期間:2015年2月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:内定した男女学生136人(インターネットログイン式アンケート)

先輩たちが経験したテーマ例から、同じようなテーマで実際にグループワークをすることになるかもしれませんね。少しでも事前に進め方を考えておくと、役に立つかもしれません。

グループワークでアピールできる能力

では、グループワークをすることで、採用担当者はどのような点を見ているのでしょうか。グループワークでは、主に下記の5つの能力チェックしています。選考においては、アピールできるポイントと捉えて、頭の中に入れながらグループワークに取り組むとよいでしょう。

1.ファシリテーション能力

ファシリテーションは、複数の人がうまく活動できるように先導していき、解決策を見つけたり活動の促進をしたりする能力のことを指します。

2.傾聴力

傾聴とは耳を傾けて熱心に相手の意見を聞く力のことです。何か自分の意見ばかり主張しようとするのではなく、相手の意見もしっかりと聞き入れて、理解しようすることができるかがポイントです。

3.アイデア力

他の人にはないアイデアや今までの議論の中では出てこなかったようなアイディアを伝え、議論を加速させるような発言ができることを指します。

4.効率的な仕事力

タイムキーパーや司会などで発揮されることが多いですが、物事に優先順位をつける・役割分担して作業をするなどで、効率よく成果を上げることができます。

5.コミュニケーション力

複数の人とコミュニケーションを取り、円滑に物事を進めるスキルです。

もちろんこれらをバランスよく行えればよいですが、最初からすべてができるものではありません。また、アピールしようとする気持ちばかりが先走ってしまうと、グループワーク中も無駄に焦ってしまい、結果的に自分自身が苦しんでしまう可能性もあります。アピールしたい点を意識しつつも、周りと足並みを揃え、与えられたテーマのグループワークにしっかり取り組みましょう。

まとめ

就活の選考で課されるグループワークでは、今回ご紹介したような3パターンに分かれるケースがほとんどです。グループワークに対して不安に感じている方も多いかもしれませんが、型別に対策をして、社会問題や時事問題、過去にその企業で出された問題に類似するものを想定しておくと、事前に心の準備ができるはず。ぜひ参考にして、自信を持って臨んでくださいね。


・高下 真美(たかした・まみ)
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て退職。現在は企業の採用HPインタビュー・執筆、就職・転職ノウハウ記事を執筆するフリーライターとして活動中。

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