選考段階に合わせた自己紹介と面接の対策 最終面接では何を見る?

選考段階に合わせた自己紹介と面接の対策 最終面接では何を見る?

2019/03/19

面接

採用試験では、一次・二次・最終面接があります。中には、さらに多くの面接をする企業もありますが、おおむね3回が平均のようです。今回は「最終面接」にスポットを当て、それまでの選考段階との違いと、知っておくべき対策をご紹介します。

選考段階に合わせた自己紹介と面接の対策 最終面接では何を見る?

一次や二次面接と、最終面接の違い

一般的に、面接は一次・二次・最終と段階ごとに行います。どの面接でも大切なのは自己紹介の基本を押さえておくということです。ただ、選考段階によって見られるポイントは異なるので、そこは必ず意識しましょう。

多くの企業が一次面接でチェックするポイントは、社会人としてのビジネスマナーやコミュニケーション能力です。社会人としての基本的な能力を判定し、ふるいにかけます。一次面接を通過したら、次は二次面接です。ここでは、その企業が求める人物像に合致しているかどうか、入社の意欲がどれだけあるのかを詳しく見られます。

つまり一次と二次は、社会人としての基本的な要素と、その会社での貢献力や人物像が問われるということです。それでは、最終面接ではどんなところを見られ、何を聞かれるのでしょうか。注意点を踏まえて、詳しく説明していきます。

最終面接ではここを見る

まず、最終面接では何を見られるのでしょうか。

大半の企業において、最終面接の相手は役員となります。最終ともなれば安心してしまう気持ちもあるかもしれませんが、この最終面接こそ、わずかな差が合否を分けてしまうシビアなものなのです。油断せずしっかりと準備していきましょう。

一次面接と二次面接では、一般社員や人事が面接をし「社会人としてのビジネスマナーとモラルが備わっているか」「自社の特色に合っているのか」「求めるスキルの水準に達しているか」を見てきました。

最終面接では「入社意欲の高さ(志望動機)」「応募者の特徴」を、より詳細に判定することになります。これらは一次・二次でも聞かれることですが、最終では、他の応募者よりもさらに印象を付けることが重要となります。

最終面接で聞かれることの例

最終面接で聞かれることを目的別にご紹介します。

応募者の個性を見る

・学生時代に努力したことは何か。またそこからどのような成果を得ることができたか。
・これまでの人生で失敗や挫折はあったか? それらをどのように乗り越えたか。
・壁にぶつかったとき、どのように解決しようとしたか。
・グループ活動の中でのあなたの立ち位置は?

上記は、応募者の個性や特徴を知るための質問です。「失敗をしない人はいない」という前提のうえで、「どのように立ち直ったのか」「失敗を乗り越えるためどのような行動をしたか」ということを、エピソードも交えて詳しく伝えましょう。

入社意欲を知る

・なぜ当社を受けようと思ったか
・同じ業界の中で、なぜ当社を選んだのか
・当社でどのような仕事がしたいか

入社意欲を知るための質問です。「営業職に就きたい」という気持ちだけではなく「そこでどんな仕事がしたいのか」を具体的に伝えることが大切です。また「なぜ当社なのか」という理由をしっかりと伝えることで「会社のことを詳しく勉強している」と印象づけられるでしょう。

将来のビジョンを知る

・当社で実現したいことはあるか。

「将来どんな仕事をしたいのか」「どんなビジョンを抱いているのか」も、聞かれることが多い質問です。入社後の将来像も明確にしておきましょう。

最終面接の注意点

最終面接では注意すべきポイントがいくつかあります。以下ではその注意点について説明します。

言っていることに一貫性がない

一次面接や二次面接で聞かれたことを、最終面接であらためて質問されることがあります。それまでの回答と最終面接での回答が違うと、信ぴょう性に欠けてしまいます。最終面接の前に、今までどんな質問をされたか、それに対してどのように答えたか、自分の考えや意思に一貫性を持たせることを心がけましょう。

本気度が感じられない

一次・二次面接でも「志望動機」や「志望理由」などが問われますが、最終面接では「内定後、入社意思があるのか」「入社後のビジョン」など、さらに深く問われます。企業側から「第一志望かどうか?」と聞かれることがよくありますが、第一志望でない場合は、正直に答えた方がいい場合もあります。この質問については、重要視している企業も多いので、どのように回答するのがいいのか事前に考えておくか、もし既に入社している先輩などがいれば、相談してみるのもいいでしょう。

最終面接の心構え

一次・二次面接を通過し、ようやくたどり着いた最終面接。ここまで来れば確実に内定を取りたいですよね。それでは最後にその心構えについて説明したいと思います。

最終面接に向けての心構えは以下の3つです。

・企業の理念や特色を再度確認する
・志望動機をしっかりと考えておく
・入社後、何をしたいかを明確にする

「なぜこの企業なのか」「この会社で何がしたいのか」などは、企業の理念を理解しておくことで、自信を持って答えることができるでしょう。また、志望動機については、一次・二次で聞かれたこと以上に突っ込んだ質問をされるケースもあるため、もう一度深く掘り下げて考えておくことが大事です。入社後のイメージを持っておくことも、入社意欲や熱意が伝わりやすい重要なポイントです。

まとめ

最終面接は、企業側が最終的に「本当に採用したい」と思える応募者を選ぶ場です。最終面接まで行ったからといって気を抜くことはせず、一次・二次面接同様、念入りな準備をして臨みましょう。

(学生の窓口編集部)

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