試験や面接などと違い、就活時に意外と軽んじられていることも多い会社説明会。大勢の中で「自分なんて見られていないだろう」と思っていても、企業側からは1人1人の態度が案外よく見えているもの。それが後々の選考に影響することも考えられます。そのため、会社説明会の段階から好印象を与える振る舞いができるように、3つのマナーとそのポイントをご紹介していきましょう。就活でスタートから弾みをつけられるように、ぜひ参考にしてください。
まず、会社説明会にはいくつかのパターンがあります。このパターンを把握せずに就活をしてしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうこともありますので注意しましょう。
1番安心できるのがこのパターンです。特に準備するものも自分の業界研究や企業研究以外はなく、説明を聞いて帰るだけでOKのパターンです。就活を始めたばかりの学生は、すべての会社説明会がこのパターンと勘違いしてしまうケースも多いです。
会社説明会には簡単な試験を一緒に行うケースもあります。事前通知がある場合もありますが、説明を聞いた後に選考に参加したいと考える方にのみ、当日いきなり選考を行うという企業もありますので注意しましょう。
よくあるのがエントリーシートの提出や、SPIなどの就職試験、グループディスカッションなどがセットになっている会社説明会です。会社説明会でエントリーシート提出がある場合はその場で書かせるものが多いため、準備ができていないと自分のアピールができずにそのまま選考が終了してしまいます。SPIなどの就職試験や、グループディスカッションについても同様です。
一次面接がセットでくっついてくる会社説明会もあります。その場合はエントリーシートが簡易なものになるケースが多く、面接でそのままその内容をヒアリングされるケースもあります。コピーを取る暇もありませんし、自分が何を書いたのか緊張で忘れてしまうケースもあります。そんなときのために事前にエントリーシートで書く内容を決めておくようにすれば、質問に対する準備もできますし、エントリーシートを書くときにも迷わず記述することができます。
「なぜ事前に言ってくれないのか」と思う方もいるかもしれませんが、社会人になったときには連絡なく予期せぬ事態に巻き込まれることもあります。そのときに冷静に対処して、ことをスムーズに進めることができるかということも社会人の重要な能力の1つといえます。予行演習と考え、不測の事態に備えて準備しておくようにしましょう。
仕事経験のない就活生では何に対してどんなことを準備しておけばよいのかわからないケースも多いため、事前に準備をしておくことが重要です。基本的に会社説明会にはこういった選考がセットでくっついてくると考えて、どのパターンが来ても対応できるようにしておくのが正解です。