もし説明だけのパターンだったとしても、前日までに行っておくべき準備のマナーがあります。せっかくの会社説明会の時間ですから、より自分の今後の選考に役立てられるものに変えるためにも準備を怠らないようにしてください。
会社説明会は確かに業界や企業の情報を得るということができる場ではありますが、事前に業界・企業研究を行ってからでないと十分に情報を得ることができません。説明の中には会社ホームページに書いてある内容について触れる場面や、業界について触れる場面もあります。事前に業界・企業研究の準備ができていないと、会社ホームページに書いてあるような内容にフォーカスしてしまう場合が多いです。そこにフォーカスしメモを取っていると、本来企業側が学生に伝えようとしている内容を聞き流してしまう可能性もあるのです。
前もって業界企業研究を行っておき、説明会直前に新しい情報はないかということも含めておさらいをし、十分な情報を収集できるように準備を進めておきましょう。おさらいでは、直近で新しく報道された業界や企業にまつわるニュースを確認しておくのがおすすめです。これを調べておくと、情報感度が高い学生と見てもらえる可能性も高いです。
また絶対に質疑応答の時間がありますので、自分が調べてもわからなかったポイントについて質問する準備をしておきましょう。重要なのが「その情報がどこかに載っていないか」ということです。聞かなくてもわかるような内容の質問をしてしまうのは、悪目立ち以外の何者でもありません。「私は業界・企業研究をせずにこの場にいます」と宣言しているようなものですので注意しましょう。
また、質問する場を自分のアピールの場と勘違いしてしまっている学生も見られます。しかし、質問は「就活生だったらみんなが聞きたいだろう」と思うようなことをヒアリングするのが正解です。志望動機や業界企業の研究に役立つ情報をゲットして、次の選考につなげるようにしましょう。