【完全版】会社説明会や面接の「私服OK」「服装自由」の正解は?

【完全版】会社説明会や面接の「私服OK」「服装自由」の正解は?

2018/07/09

就活の身だしなみ

説明会

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就活の選考に進むため、企業の情報収集をする際に活用するのが会社説明会。そこで時々企業側から「私服OK」「服装自由」と伝えられることがあります。そのたとき、あなたはどのような服装にすればいいか判断できるでしょうか。「本当に私服で行っていいのだろうか?」「とはいえスーツを着て行ったほうがいいのではないだろうか?」など、さまざまな考えが頭に浮かぶでしょう。

合同説明会ではスーツ指定が一般的ですが、個々の企業が行う会社説明会では、私服OKや服装自由なこともあります。本当に私服参加でも大丈夫なのでしょうか?説明会や面接で服装自由な理由や指定された場合におすすめの服装をご紹介します。どんな服装でいけばよいか困ったときに、ぜひ参考にしてみてください。

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会社説明会を実施する意味

そもそも、何のために会社説明会が行われているのか、その意味を知るところから始めましょう。会社説明会が実施される理由がわかれば、どのような服装で行くべきか判断しやすくなります。

企業側

まず企業側が説明会を行う意味について考えていきます。

・選考の一環

企業側は人材選考の一環として説明会を行っていることが考えられます。今後の選考を受けるための説明会ということで、来ている候補者たちの態度や話を聞く姿勢、質問内容などを見て評価をしています。また、その場で評価しない場合も、その後の選考のためのステップとして見ています。

・自社を理解してもらうための情報提供

上記とも連動しますが、候補となる方々に対して十分な情報提供をし、自社を理解してもらうために説明会を開いています。自社への理解度が高まれば、候補者のほうから選んでもらえる確率が上がりますし、新たな候補者を呼び寄せられる可能性もあります。よりよい人材を獲得するための最適な手段といえます。

・求める人物に来てもらうため

自社が求める人物像に沿う人材を採用するために情報提供を行い、自社に合っている方に見つけてもらえるように説明会を開いています。

学生側

続いて、学生側の理由も考えてみます。

・選考に参加するため

学生側が説明会に参加する理由としては、「その後の選考に進むための必須条件になる場合があるから」です。選考をくぐり抜けていくためにも、説明会で提供される情報は貴重です。

・その企業の事業内容と働き方を理解するため

学生は働く先となる企業の事業内容と働き方を理解するために説明会に参加します。なぜなら内定を得るためには、事業内容を理解して会社がどう動くのかを理解し、適切に動ける人材になれることのアピールが求められるからです。説明会に参加しなくても、情報収集の上手い人やビジネス経験値がある人などはこの点はクリアできる可能性もありますが、説明会だけの情報を逃さないようにするためにも、参加したほうが良いでしょう。

・自分に合った企業かを見極めるため

自分の得意分野、あるいは好きなことができるかどうかを見極めるために出席します。入社した後も単に仕事をこなすだけでなく、将来やりたいことが実現できるスキルを磨けるかどうかを見ておくと良いでしょう。

このように企業側、学生側の説明会をする・行く理由を挙げてみると、企業にとっても学生側にとっても非常に重要なイベントであることがわかります。そんな重要な場である説明会で「私服OK」「服装自由」とする理由とは、一体どのようなものがあるのか、次の章でご紹介します。

企業が「私服OK」「服装自由」と伝える理由

企業が「私服OK」「服装自由」と伝える理由は、複数あります。下記3つをご覧ください。

1.本当に服にこだわらず、成果にこだわる企業である

スタートアップ企業で新卒を採用しようと考えている企業などは、何よりも成果を上げてくれることに価値を置いているため、服装には本当にこだわっていないことが考えられます。逆にスーツ指定にすると、スキルのある学生から敬遠される可能性も見て「私服OK」「服装自由」としています。

この場合は、長袖の襟付きジャケットにシャツ、スラックス、革靴というスタイルのようなきちっと感のある私服が無難です。
女性の場合も長袖襟付きジャケットにブラウスなどのインナー、スカートorパンツなどの装いがおすすめです。これがいわゆるオフィスカジュアルです。もちろんスーツでも問題ありません。

2.センスが必要な仕事で、その方のセンスを見たい

スーツの場合は、全員が同じ装いになってしまいます。アパレル、コスメ、インテリアなどの業界では業務においてセンスも必要となるので、その方のセンスを見極めるために、あえて「私服参加」「服装自由」という指定を出す場合もあります。
この場合にスーツで行ってしまうと、自分の感覚を伝えることができなくなってしまうので、襟付き、センタープレスパンツなどを着てフォーマル感を出しつつ、自分らしいセンスの光る装いを作りましょう。
女性の場合はリクルートスーツではないスーツやインナーをオシャレなものに変更するだけでもグンとセンスのよい装いになります。ただ、就活時期は学生が1日にたくさんの企業を回るため、スーツのほうが都合が良い人もいることは理解されているため、スーツを着て行ったからと言って選考に不利になるということではありません。

3.臨機応変な対応力を見ている

どんな状況が起こっても臨機応変に対応できる方を採用したい企業は、あえて「私服OK」「服装自由」と指定し、どのような行動をとってくるかで対応力を見ている場合があります。この場合はTPOの判断、業種・職種、過去の実績などを基にして自分なりの答えを出すことが重要となります。「なぜその服装を選んだのか」と聞かれることも想定されるため、「◯◯だから、この服装を選びました」といった理由を考えて置けると良いでしょう。

会社説明会で服装指定がある場合とは?

会社説明会で服装の指定がある場合は下記の3パターンに大きくわかれます。それぞれのパターンについてご紹介していきます。

1.スーツ着用

説明会や合同説明会ではスーツ着用が一般的です。特に明記がない場合も、スーツ着用と考えましょう。

2.オフィスカジュアル指定

説明会にグループディスカッションなどのワークがセットになっており、動きやすい服装が求められるとき、スーツを着る仕事ではない業種が集まった合同説明会の会場でこのように指定される場合もあります。

3.服装自由・私服OK

服装にこだわりがない企業のときや、あえてその方のセンスを見たい場合、臨機応変な対応力を見たい企業などに利用されます。

以上のような3つのパターンで服装を指定をされるケースがあります。では実際に「服装自由」「私服OK」だった場合、何を着ていけばよいのでしょうか。

会社説明会で服装自由・私服OKの場合におすすめの服装

1.スーツ

最も無難なパターンなのがスーツ。どんな場合でも評価が大きく落ちることはないため、迷ったらスーツを着ていくのが安全です。色はブラック、ネイビー、ダークグレーなどを選びましょう。金融系はグレーを避けたほうがよいです。柄は無地か線の濃すぎないストライプなど、ベーシックなものを選びましょう。
クリーニングに出したばかりのものに袖を通し、糸のほつれやボタンが取れかかっているなどの不具合がないかを確認しておきましょう。

2.オフィスカジュアル

「服装自由」「私服OK」といわれた場合におすすめなのが、オフィスカジュアルです。オフィスカジュアルは上下揃ったスーツスタイルではないですが、スーツのような仕立てのジャケットと、色が違うスラックスを合わせるのがポイントです。
女性の場合はジャケットとスカートorパンツを合わせるという格好でOKです。ワイドパンツやペンシルスカートなど、デザイン性が強いものは避け、あくまでベーシックなアイテムを選ぶようにしてください。また、インナーについても派手なカラーは避けるようにしてください。色味はブラック、ネイビー、ダークグレーが基本で、少しカジュアルに見せるならグレー、ベージュなどがおすすめです。企業によって色のさじ加減は調節してください。

なお、企業によってはチノパンなどカジュアルなアイテムを履いても大丈夫な場合もあります。過去の実績として説明会の写真でチノパンを着ている方がいた、あるいはこれまでの会話の中でカジュアルなほうがよいという発言があった場合は、検討するのもよいでしょう。いずれにしてもTPOをわきまえ、周りから浮かないことが重要となります。色合いや丈感などでカジュアル過ぎる印象を与えないように注意しましょう。

まとめ

説明会で「服装自由」「私服OK」と言われた場合におすすめの服装についてご紹介しました。私服と指定された場合であってもスーツで行くことはできますが、企業側に求められていることを意識するように心がけてみてください。
スーツだけでなくオフィスカジュアルにもチャレンジできる知識と余裕をもって就活を行えば、自信のあるあなたに興味をもってくれる企業も増えるはずです。ぜひ迷ったときはこちらを参考にコーデを組み立ててみてくださいね。

執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

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