企業の採用選考への申込用紙となる「エントリーシート」はいつから準備を始めればいいのでしょうか。就活では避けては通れないものですが、提出時期ぎりぎりに準備を始めていてはエントリーシートの質も落ちてしまいます。エントリーの開始時期をあらかじめ把握して、余裕をもってエントリーシートを作成することが就活をスムーズに進めるうえで大切です。今回は「エントリーシートを準備するタイミング」について、いつから準備をすればいいか、提出時期はいつなのかを解説します。
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2020年度卒の就活スケジュールでは、2019年3月にエントリーが始まりました。来年度もこのスケジュールで進行するのならば、同じように3月にエントリー開始となるでしょう。
エントリー受付が始まると、就活生たちは興味のある企業へエントリーをします。その後、エントリーした企業の中から「入社したい」と思った企業にエントリーシートを送ることになります。2021年度スケジュールでは、エントリーシートの提出期間は4年生の4月-5月になっています。つまり、エントリーシートの準備はこのときまでに行う必要がある、ということです。
エントリーシートの提出期間は4年生の4月-5月ですが、より具体的な提出期限は企業ごとに定められています。たとえば締め切りが4月1日の企業もあれば、5月後半の企業もあります。ですので、実際にエントリーシートを作成するタイミングは、志望企業の締め切り次第になります。
できれば避けるべきですが、エントリーシートの作成は締め切りに間に合うのならばぎりぎりでも大丈夫でしょう。しかし「エントリーシートを作成するための準備」はそれでは間に合いません。もっと早い段階から入念に進めておく必要があります。
エントリーシートの中で最も重要なポイントは、
・自己PR
・志望動機
の2つです。これらは採用する側が「志望者がどんな人間なのか」を判断する重要なポイント。例えば「自己PR」を書く場合に大事なポイントとして、
・最初に長所(結論)を書く
・その長所がどのようなことで身に付いたものなのかを書く
・その長所が大学でどのように役立ったのかを書く
・その長所が企業でどのように生かせるかを書く
といったことが挙げられています。また志望動機では、
・なぜその企業に入りたいのか具体的に書けているか
・志望動機がその企業にマッチしたものになっているか
・その企業に入りたいという熱意が伝わる内容になっているか
・入社後にどうしたいのか将来像が書けているか
などが「おろそかにしてはいけない部分」です。こうした大事なポイントを踏まえて、より説得力のある内容にするには、時間をかけて自己分析や企業分析をする必要があります。自己分析も企業分析も一朝一夕でできるものではないので、就活が始まるかなり前から始めておかないと間に合いません。
特に企業分析はどれだけ時間をかけても十分ということはありませんから、例えば企業インターンの始まる「3年生の夏よりも前」から始めるのが理想です。
就活のスケジュールがどうなっているのか十分に把握して、できるだけ早い段階から準備を始められるようにしましょう。
また、エントリーシートを作成するための要素を整理するには「就活ノート」の作成が必要不可欠です。『マイナビ学生の窓口』では、特製の「テンプレートシート」を公開していますので、ぜひ活用してみてください。
(中田ボンベ@dcp)