自己PRで素直さをアピールするコツ4つ【例文つき】

自己PRで素直さをアピールするコツ4つ【例文つき】

2018/06/27

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就職活動の自己PRは、企業に自分のことを認識してもらう重要な場です。アピールポイントは人により異なりますが、自分の長所として「素直さ」を挙げる人もいらっしゃいます。今回は「自己PRで素直さをアピールするコツ」についてご紹介します。

自己PRで素直さをアピールするコツ4つ【例文つき】

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「素直さ」をアピールするときのポイントは?

たくさんのライバルがいる中、企業の採用担当者に自分のことをアピールするには、自己PRを工夫することが大切です。いわゆる「ガクチカ(学生時代に力を入れていたこと)」で目立った活躍ができなかった人は、自分の長所を中心にまとめることもあります。長所としては「素直さ」もアピール材料として有効です。この「素直さ」をアピールする場合、以下のポイントを押さえてPR文を作成しましょう。

企業が求める「素直さ」を理解する

「素直」とは『広辞苑 第六版』によると「飾り気なくありのままなこと。曲がったり癖があったりしないさま」「心の正しいこと。正直」「おだやかで人にさからわないこと。従順。柔和」(『広辞苑 第六版』P.1512より引用)とあります。一般的にも「正直」「穏やかで従順」というようなイメージですね。

新卒で入社する新人には、これから仕事を覚えて成長することが期待されています。そのためには上司・先輩が教えたことを素直に受け入れ、こなしていくことが大切なのです。素直でない人は、教えられたことが納得できないと自分なりの判断で動き、結局仕事を覚えるのも遅くなってしまうことがあります。また、素直な新人は上司や先輩にも喜ばれ、よいアドバイスを受ける機会に恵まれます。そのため、成長のスピードも速くなるのです。

企業が求める「素直さ」は「上司・同僚・顧客などの意見をよく聞き、それを反映させられること」であり、「それまでと違う『会社』という環境になじみ、会社員として行動できること」です。ただし、経験が浅いうちは上司や先輩に言われたとおりにしていればいいとはいっても、「従順なだけの人材が必要」ということではありませんので、そこは間違えないようにしましょう。

「ガクチカ」などの実体験を盛り込む

面接で「私は素直です」と言っても、それだけでは信用されるかどうかわかりません。自己PRに説得力を持たせるには、素直な性格だと知ってもらうための根拠が必要です。そのためには、ガクチカなど過去の経験の中から「素直さ」をアピールできるエピソードを用意しましょう。

ただし、「人に言われたとおりに行動しました」というだけでは効果的なアピールになりません。素直に行動したことによってプラスに働いたこと、周囲への影響などまで盛り込めるとよいでしょう。

うそは書かない

学歴や資格と違い、性格的な長所は抽象的で証拠がありません。そのため自分をよく見せようとして実際には素直ではないのに「素直」と書きたくなるかもしれません。しかし、そのようなうそは面接をすれば見抜かれてしまいます。当然、悪印象を与えることになりますので、履歴書・エントリーシートにうそを書くのだけはやめましょう。

自己PRはまず結論から

「素直さ」をアピールする場合に限りませんが、自己PRではまず「自分の長所は素直さです」などと、結論から入るのが鉄則です。「ガクチカ」やエピソードから入ってしまうと結論が最後になり、結局何が言いたかったのかがわかりにくくなってしまいます。

素直さをアピールする自己PRの例文

以下は、上記のポイントを押さえて作成した「素直さ」をアピールする自己PRです。

自己PR例文

私の長所は「人の意見や指導を素直に受け入れられること」です。

私は中学生のころから野球を始め、大学まで野球部に所属していました。中学で野球部に入部したときは全くの初心者で、小学生のころからの経験者とは技術的にも体力的にも比較になりませんでした。しかし、野球部の監督に基礎から指導してもらい、そのとおりに練習を重ねたことで成長し、2年生のときには試合にも出られるレギュラーになりました。

小学生のころからの経験者の中には、なかなかそれまでの練習方法を変えることができずに、壁に当たってやめてしまった人もいました。私は残っているチームメートに声を掛け、監督のアドバイスを聞くように訴えました。実際、それでスランプから立ち直った人もいて、そこで経験者・指導者のアドバイスを素直に受け入れることが大切だと学びました。

高校・大学と進学するたびに指導者も変わりましたが、監督やコーチの指導には耳を傾け、レベルアップを図ってきました。個人的には中学時代の恩師の方法論が自分に合っていると思っており、全体的な練習とは別に個人のメニューとして練習に取り入れています。練習メニューについて高校・大学の監督にも相談したところ、オーバーワークにならないようにとアドバイスされましたので、そこには気を付けていました。

御社に入社したら、上司や先輩方の指導をよく聞き、早く仕事を覚えて活躍できるように頑張っていく所存です。自分にどんな仕事が向いているか、自分では判断できませんが、配属された部署でベストを尽くしたいと考えています。


「素直さ」をアピールするには「人のアドバイスを素直に聞き、成長した」「人の意見を素直に聞き入れ、問題を解決した」といった点が重要です。素直さをアピールしようとする以上、根拠となる経験があるはずです。ガクチカでなくても構いませんので、自分の経験を振り返ってみましょう。もちろん、作り話はいけませんよ。


自分の「素直さ」を長所と認めてもらうためには、根拠となるエピソードが必要不可欠です。そのようなエピソードがどうしても思い出せないときは、家族や親戚、友人などに心当たりがないか聞いてみるのもいいでしょう。他人の意見なので、より説得力があるといえます。

(藤野晶@dcp)

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