「やりたいことが見つからない!」それでも就職するための5ステップ

「やりたいことが見つからない!」それでも就職するための5ステップ

2018/06/22

就活の基礎知識

やりたいことが見つからときの5ステップ

「やりたいことが見つからない!」それでも就職するための5ステップ2

先ほどご紹介した「やりたいことが見つからない」理由をもとに、やりたいことが見つからなくても就職するための5つのステップをご紹介していきます。夢を諦めてしまった方や仕事に対してマイナスイメージがあってやりたいことが見つからないという方は参考にしてみてください。

1.好きなもの、得意なことは違うことを認識する

まず、「やりたいこと・好きなことと、得意なことは違う」ということを認識しましょう。
超一流のアスリートなどを見ればわかるように、「やらずにはいられない」というほど情熱が溢れています。もし現時点でそういった夢中になれる対象がないという場合は、やりたい・好きなことと得意なことが違うケースが多いです。そして夢を追いかけられる方がほんの一握りで「やりたいこと・好きなことと、得意なことは違う」方が大多数です。

まずは「やりたいことを無理やり見つけなくてもよい」ということを認識しましょう。「じゃあ自己分析もやらなくていいのか」と思う方もいるかもしれませんが、自己分析は就活では必要なフローです。なぜかというと自己分析は自分の得意・好きなことを見つけるにも、自分がどのようなときにモチベーションが上下するのかを知るためにも必要だからです。仕事をするにあたってモチベーションの源泉を知って、自分をコントロールすることはとても重要な能力です。

毎日努力をするか、それとも怠けてしまうかは自分のコントロールによるものです。自分の仕事の能力をアップさせていくには、モチベーションの源泉を知り、コントロールする能力が欠かせません。その能力の源を知るのが自己分析なのです。

2.自己分析で自分の得意なものを見つける

自己分析の重要性がわかったところで、まずは自分の得意なものを見つけるようにしましょう。得意なものを見つけるコツとしては、「他の人に褒められた経験」や「やってほしい」と求められたことです。
得意なものは自分の好きなものに限らず、特に意識をしていなかったものの中から見つかるケースが多いです。好きなものだけにフォーカスをせず、全体を見るようにしてください。他の人から求められたことや喜ばれたことなどをピックアップしていくうちに、自分の得意なものの共通点が徐々に見えてくるはずです。

3.やりたくないこと以外で得意なことに関連する仕事を探す

2つ目のステップで得意なものが見つかったら、次はやりたくないこと以外で得意なことに関連する仕事を探していきましょう。「やりたくないことを排除してもいいのか」と思う方もいるかもしれませんが、やりたくないことをやり続けるのは非常にストレスになります。やりたくないことから離れるのは間違った選択ではなく、逃げることでもありません。得意なことを生かす、自分の長所を生かすという仕事の探し方なのです。
先ほど行った自己分析で自分が嫌だと感じたことをピックアップしていくと、やりたくない仕事が見えてきます。例えば「精神を病んでしまうほど、長時間労働をさせられる仕事が嫌だ」と考えれば残業時間が多い業種や職種を避けて探すことができます。

また、事務職など「ずっとデスクにいる仕事は、刺激が足りなくてストレスが溜まってしまう」という方はデスクワーク以外の仕事を探すようにすると合致するものが見つかりやすくなります。
大前提として企業や業界についてよく知るということは必要になりますが、自分の好きなものだけでなく得意なことも意識して企業説明会や業界のイベントなどに参加するのがおすすめです。こうすることでさらにやりたくないこと以外で、得意なことに合致する仕事を見つけやすくなります。

4.業界・企業研究を徹底的に行う

やりたくないこと以外で得意なことと合致する仕事が見つかったら、次は業界と企業研究を徹底的に行ってください。業界自体の将来性や財務状況、それぞれの企業戦略の違い、業界内でのポジショニング、仕事内容の違いなど、さまざまな観点から企業・業界を見るようにしましょう。

5.志望動機を作りこむ

業界・企業の仕事のやり方や他社との差別化ポイント、将来性や戦略の違いなどさまざまな項目を勉強した上で自分が得意なことをどう生かせるか、なぜやりたいと思ったのかを伝えましょう。最初は「ただ得意なことを仕事にするなんて」と思っていたかもしれませんが、さまざまな研究をしていくうちに自分の力が生かせそうなことに気がつき、その仕事に興味が出てきているはずです。

志望動機は、正直に「人が求めてくれることに応えたい」という内容でもいいですし、「それが自分の使命だと考えている」と言い換えても構いません。

まとめ

元々やりたいことが見つからないと考えていても、このように5つのステップを踏むことで自分の得意なことに関連する仕事を見つけることができます。やりたいことが見つからないからと就活をストップしてしまうのではなく、別の視点から考えてみることで自分の将来を楽しみに思えるような仕事を見つけてみてください。

執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

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