【例文付きで解説】自己PRの書き出しは結論から入るとより魅力的に!先輩の自己PR例文集もチェックしよう

【例文付きで解説】自己PRの書き出しは結論から入るとより魅力的に!先輩の自己PR例文集もチェックしよう

2021/02/08

自己PR

エントリーシートや履歴書で必須課題となる自己PR。しかし、何をどう書けばいいのかわからないという就活生の声をよく聞きます。とくに自己PRの書き出しにはちょっと工夫が必要です。ここでは注意点を押さえたうえで、自己PRを魅力的にするコツを伝授しましょう。

自己PRを書く理由とは?

就活生にとって悩みに感じやすいのが自己PRの書き方。自己PRは履歴書やエントリーシートで書くことが多いはずです。では、そもそも自己PRはなぜ書くのでしょうか? それは、自己PRを読んだ採用担当者に面接に呼んでもらうためです。ですから、採用担当者が自己PRから何を知ろうとしているのか理解することが大切になります。

採用担当者が自己PRから知りたいのは、就活生が「どんな能力を持っているか?」「入社して成果を出せるか?」ということです。転職では応募者の経験から能力や成果を知ることができますが、新卒採用の就活生は社会人経験をしていません。そこで、採用担当者が重視するのが自己PRです。自己PRには研究やサークル活動、アルバイト経験などのエピソードを通じて「アピールポイント」を書きます。具体的なエピソードがあればあるほど、採用担当者は「就活生と会ってみたい」と思うもの。自己PRをうまく書くことで、面接に呼ばれる確率が高まるのです。

自己PRの書き出しには「結論」を持ってきて興味を引こう

自己PRをうまく書くには、書き出しの部分で「結論」を持ってくると効果的です。結論とはアピールポイントのこと。たとえば以下のように、自分の経歴から書き出す人は少なくありません。

悪い例:

「わたしは大学の4年間○○部に所属し、そこでキャプテンとしてみんなをまとめてきました」


しかし採用担当者のもとには、履歴書やエントリーシートが何千通と送られてきます。そのため、こうしたよくある文章では、強い印象を与えることができません。漫才のネタでも「つかみ(最初)が大切」といわれているように、書き出しの部分で相手に興味を持ってもらえるような構成にしたほうが、より印象的な自己PRになります。つまり…

 1.わたしは~してきました
 2.そこで~という力を身につけました
 3.これが長所です
 4.この長所がこのように役立ちます

といった構成ではなく、

 1.これがアピールポイントです
 2.このアピールポイントは~で身につけたもの
 3.このアピールポイントはこのように役立ちます

とアピールポイント(結論)を書いてから、そのアピールポイントがどのように育まれ、また企業でどのように役立つのかを具体的に書くようにしましょう。

自己PRの書き出しの例

自己PRには書き出しが重要だと説明しました。書き出しをうまく使えば、自分のアピールポイントを採用担当者に印象づけることができます。ここで。採用担当者に「おっ」と思ってもらえる書き出しの例を3つご紹介しましょう。

良い例(1):

私の長所は誰とでも仲良くなれるところです。


「私の長所は誰とでも仲良くなれるところです」という書き出しで始めた場合、コミュニケーション力がある人材だと思ってもらえるでしょう。どんな職場でもコミュニケーション力は求められますが、特に営業やカスタマーサービスなど、お客様を相手にする仕事で活きます。また、バックオフィスでも「誰とでも仲良くなれる」長所は活用できるはずです。


良い例(2):

私の長所は負けず嫌いなところです。


たとえばマーケティングの例で見てみましょう。企業を取り巻く環境の変化が激しい中で、マーケティングは成果への粘り強さを求められます。月に見込み客を何件獲得するという目標があったとき、これまでのやり方では通用しないこともあるはずです。負けず嫌いな長所を持つ人材なら研究と研鑽を重ねて、成果を達成していけると採用担当者に期待されるでしょう。


良い例(3):

私はTOEICで800点を取得しました。


「私はTOEICで800点を取得しました」という書き出しで始めた場合、努力を継続できる人材だと思ってもらえます。研究やアルバイトと並行してTOEIC800点を取得することは、地道な努力がなければ達成できません。英語を使う職種ではもちろん、どんな仕事でも努力は評価してもらえるでしょう。

アピールポイント(結論)の例文

書き出しの例文を3つ紹介しました。次に書き出しの部分にアピールポイント(結論)を持ってくることを踏まえ、自己PRの全体の例文を紹介しましょう。

【自己PR例】

わたしの長所は粘り強い対話力です。これは、バスケットボール部の活動で磨かれたものです。この長所を生かすことで、最後の全国大会で優勝することができました。わたしたちの部は部員同士の仲は悪くなく、また個人能力も高かったものの、試合になるとうまくチームが機能しませんでした。そこで、わたしがキャプテンとなった際に何とかできないかと思い、まずは部員からチームへの不満、また理想とする試合イメージなどを聞き取ろうとしました。

しかし中には話をするのが面倒なのか「現状のままでいい」という部員もおり、なかなか深い部分まで話を聞くことができませんでした。わたしはその「事なかれ」がチームの微妙なズレの原因だと思ったので、練習後に食事に行く機会を設けるなどして粘り強く話し、少しずつ信頼を築いたのです。その結果、彼らからも部への思いや不満を聞き出すことができ、その不満について部の全員で話し合いの場を持つことで見えないわだかまりが少しずつ解け、最後にはチームを一つにすることができました。

この経験から培った「粘り強い対話力」は、貴社の「顧客とのつながり」を最も大切にしている営業部門において、お客さまとの根気強い対話に活かせると考えております。


書き出しの部分にアピールポイントを持ってきてから、アピールポイントがどのように身についたものなのか、また役立ったのかなどの具体的な話をまとめて説得力を持たせる構成になっています。具体的に述べる部分では、ただ情報を列挙するのではなくエピソードを用いると、採用担当者も「このスキルはこの業務で活かせるかも」と具体的にイメージすることができるでしょう。

「具体的な自己PR」を作るためには、情報を整理することが大切。自分がどんなことに取り組んできて、どういった成果が出せたのか。また、成果を出すことができた一番の要因は何かなど、自己PR文を構成するパーツを作っていきましょう。そのためには、「自己PR作成シート」などのテンプレートシートを活用するのがおすすめです。


また、『マイナビ学生の窓口』のサイト内では、先輩たちのシチュエーション別の自己PR例を数多く紹介しているので、そちらを参考にしてみるのもいいでしょう。

先輩の自己PR例文集をチェック!
先輩の志望動機例文集をチェック!

文:ナレッジリンクス

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